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【実食レポ】カフェのような蕎麦屋!長野「傍 Katawara」で過ごす、ちょっと贅沢なランチタイム

【実食レポ】カフェのような蕎麦屋!長野「傍 Katawara」で過ごす、ちょっと贅沢なランチタイム

「え、ここが本当にお蕎麦屋さん…?」

長野県茅野市、八ヶ岳エコーラインをドライブしていると現れる、白い壁が美しいモダンな建物。カフェと見間違えるほどの洗練された空間で、まさかこれほどまでに本格的で、心に残るお蕎麦がいただけるとは、訪れるまで想像もしていませんでした。

この記事では、私が2025年10月21日に実際に訪れた「傍(katawara)」の魅力を、体験者ならではの視点で徹底的にレビューします。2種類のお蕎麦が時間差で提供されるというユニークなスタイル、畑から直送された野菜の驚くべき美味しさ、そして多くの人が惹きつけられる理由。これから訪れたいと思っているあなたの参考になれば嬉しいです。

「農家食堂 傍(Katawara)」ってどんなお店?

「傍(katawara)」は、長野県茅野市の標高約1,100m、八ヶ岳の麓に佇む「農家食堂」です。公式ウェブサイトには、「畑とお店を毎日行き来し、自分たちが大切だなと感じるものを丁寧に紡いでいきたい」という想いが綴られています。その言葉通り、お店のコンセプトは「畑の野菜と信州そば」。

自家栽培の無農薬・無化学肥料の野菜と、八ヶ岳産のそば粉を使ったこだわりの二八そばが自慢。古民家をリノベーションしたという建物は、伝統とモダンが見事に融合しています。

いざ入店!光あふれる洗練された空間

私が訪れたのは平日の12時半頃。すでにお店の前には数組のお客さんが待っていました。入り口脇には日除けのタープが張られた長椅子があり、待ち時間も快適に過ごせる配慮が嬉しいですね。

店内に入ると、まずその開放感に驚かされます。ベージュ系のトーンで統一された落ち着いた空間に、心地よい音楽が静かに流れています。広くはないものの、窓が大きく取られており、外のテラス席や八ヶ岳の自然が望めるため、窮屈さは全く感じません。

窓際のカウンター席は、一人でも気兼ねなく過ごせそう。犬連れOKのテラス席も人気で、この日もワンちゃんと一緒に食事を楽しむ方々の姿が見えました。

実食レビュー:2種の蕎麦と新鮮野菜が織りなすハーモニー

席に着き、メニューを開くとその豊富さにまた驚きます。地ビールやワインなどのお酒から、こだわりのソフトドリンクまで。お蕎麦屋さんというより、まるでビストロのようです。

今回は、お店の真髄を味わうべく「もりそば」(1,298円・税込)を注文しました。このセットが、想像をはるかに超える感動体験の始まりでした。

驚きのスターター「本日のやさい小鉢」

「お待たせしました、まずはお野菜からどうぞ」

最初に運ばれてきたのは、なんとお蕎麦ではなく、彩り鮮やかな野菜の小鉢。この日は、細切りにされた大根や紫キャベツなどが、風味豊かなごまドレッシングで和えられていました。シャキシャキとした歯ごたえと、野菜本来の甘み。正直、この一皿だけで「この店はただ者じゃない」と確信しました。

主役登場!「白そば」と「黒そば」の2段階提供

野菜を堪能していると、いよいよ主役のお蕎麦が運ばれてきます。しかし、ここからが「傍」ならではの最大の特徴。

そう、こちらではお蕎麦が2回に分けて提供されるのです!一枚の量は少し控えめですが、これは「常に最高の状態で味わってほしい」というお店の心遣い。時間が経って麺がくっついたり伸びたりする心配がありません。

食べてみると、つるりとした喉越しと上品な香りが特徴。そして食べ終わる絶妙なタイミングで、2枚目の「そば」が運ばれてきます。力強い風味と豊かな香りが口いっぱいに広がります。このコントラストが、実に見事!もう、最高に美味しかったです。そしてつゆは、ざるそばは普通の汁とトマトかゴマダレをもう一つ選ぶことができ、味変しながら楽しむことができます。

選べる2種のつゆ、定番と季節の味

つゆが2種類用意されているのも嬉しいポイント。松本市の老舗醤油蔵の醤油を使ったという定番の「かえしつゆ」は、出汁の香りが高く、蕎麦の風味をぐっと引き立てます。そしてもう一つは季節替わりのつゆで、この日は「あっさりトマトつゆ」か「こっくりクルミごまつゆ」から選べました。私はトマトつゆを選びましたが、これが意外なほど蕎麦に合う!爽やかな酸味が、新しい蕎麦の楽しみ方を教えてくれました。

体験してわかった「傍」の魅力と少し気になった点

実際に訪れてみて感じた、良かった点と、行く前に知っておくと良いかもしれない点を正直にまとめます。

良かった点:体験者だからこそ語れるリアルな感動

  • 最高の状態で提供される蕎麦: 2回に分けて提供するスタイルは、まさに感動体験。茹でたての蕎麦の香りと食感を最後まで楽しめます。
  • 野菜が主役級に美味しい: 「農家食堂」を名乗るだけあり、野菜の新鮮さと味付けは格別。蕎麦への期待感を高めてくれる名脇役です。
  • 洗練された空間と接客: カフェのようなお洒落な空間は、デートや友人とのランチにもぴったり。忙しい中でも笑顔でてきぱきと働く店員さんの姿も印象的でした。

気になった点:訪問前に知っておきたいこと

  • 待ち時間は覚悟: 食べログなどでも言及されていますが、予約不可のため、特に週末や観光シーズンは待ち時間が発生する可能性が高いです。時間に余裕を持って訪れるのがおすすめです。
  • キャッシュレス非対応: 2025年10月現在、支払いは現金のみのようです。カードや電子マネーは使えないのでご注意ください。
  • テラス席は天候次第: 犬連れに嬉しいテラス席ですが、標高が高いため、10月でも肌寒く感じました。冬場の利用は少し厳しいかもしれません。

SNSでの評判は?みんなの口コミ

SNSでも「傍」は話題沸騰中。やはり「おしゃれな雰囲気」と「野菜の美味しさ」を絶賛する声が多く見られます。

「一見するとカフェのような雰囲気ですが、基本はそば屋さん。地場産をつかったそばは大変おいしかった。」

「白と黒の2種類のお蕎麦も美味しくて、ローストビーフ丼も全部美味しいです。」

また、タレントの藤森慎吾さんも訪れたことがあるようで、その人気ぶりがうかがえますね。

これから「傍」へ行くあなたへ

「傍」は、ただお蕎麦を食べるだけの場所ではありませんでした。八ヶ岳の自然を感じる空間で、丁寧に育てられた野菜と、最高の状態で提供される蕎麦を味わう。それは、一つの食体験として完成された、贅沢な時間そのものです。

もしあなたが「傍」を訪れるなら、ぜひ時間に余裕を持って、お腹を空かせて行ってください。そして、蕎麦はもちろん、一皿一皿に込められた作り手の想いを感じながら、ゆっくりと食事を楽しんでみてください。きっと、忘れられないランチタイムになるはずです。

帰り際には、店内で販売されている新鮮なりんごや野菜をお土産にするのもお忘れなく!

店舗基本情報

店名傍(katawara)
ジャンルそば、自然食、天ぷら
電話番号0266-55-6101
住所長野県茅野市泉野5931-100
営業時間11:00~15:00
定休日火曜日、その他不定休あり(公式Instagramで要確認)
予約予約不可
支払い方法カード不可、電子マネー不可(現金のみ)
駐車場有り(20台)
公式サイトhttps://www.applenoodleinc.work/

※本記事は訪問時の情報をもとに作成しています。サービス内容や営業時間、料金等は変更される場合がありますので、最新情報は公式サイトや店舗にご確認ください。

[文/構成 by MEDIA DOGS編集部]

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