山下美夢有、ビュイックLPGA上海を体調不良で棄権 竹田麗央は初日4アンダー3位タイ

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米女子ツアーの秋のアジアシリーズ初戦「ビュイックLPGA上海」が10月15日、中国・上海のシーシャンGCで開幕した。前週に欧州女子ツアーを制したばかりの山下美夢有(25)は、第1ラウンドのスタート前に棄権。報道によると理由は体調不良だった。日本勢では竹田麗央(23)が4アンダー「68」で回り、首位と4打差の3位タイにつけた。
山下美夢有はティーオフ前に棄権、竹田麗央が日本勢最上位
LPGAの広報アカウントは10月15日、山下が第1ラウンドの前に大会を棄権したと発表した。投稿の時刻は日本時間の同日午後0時39分ごろ。発表は棄権の事実だけで、理由には触れていない。日本の複数の報道は、体調不良のためスタート前に棄権したと伝えた。症状や今後の出場予定は、10月16日時点で明らかになっていない。
大会は10月15日から18日までの4日間、パー72・6735ヤードのシーシャンGCで行われる。予選カットのない大会で、出場選手は最終日まで4ラウンドを戦う。
日本勢は山下、竹田、原英莉花、勝みなみ、西郷真央、吉田優利の6人がエントリーしていた。山下を除く5人の初日(10月15日)の成績は次のとおりだった。
| 順位 | 選手 | スコア |
|---|---|---|
| 3位タイ | 竹田麗央 | 4アンダー(68) |
| 7位タイ | 原英莉花 | 3アンダー(69) |
| 12位タイ | 勝みなみ | 2アンダー(70) |
| 50位タイ | 西郷真央 | 3オーバー(75) |
| 50位タイ | 吉田優利 | 3オーバー(75) |
| 棄権 | 山下美夢有 | 第1ラウンド前に棄権 |
首位はチェ・ヘジン(韓国)。8バーディ、ノーボギーの「64」で回り、8アンダーで単独首位に立った。2番から5番までの4連続バーディで流れをつかみ、4つあるパー5のうち3つでバーディを奪っている。2022年にツアーへ本格参戦し、5年目のシーズンで初優勝を目指す選手だ。
2位は5アンダーのカルロタ・シガンダ(スペイン)で、首位とは3打差。竹田と同じ4アンダーの3位タイには、グレース・キム(オーストラリア)、チャネティ・ワナセン(タイ)、2024年大会の覇者で地元中国のイン・ルオニンが並ぶ。前年大会を制した世界ランキング2位のジーノ・ティティクル(タイ)は「69」で、原と同じ7位タイ発進だった。ティティクルは米ツアーの前戦、現地時間10月4日に米ハワイ州で最終日を迎えたロッテ選手権で今季4勝目を挙げており、大会連覇と2試合連続優勝がかかっている。
前週に欧州ツアー優勝、好調のさなかの欠場
山下の棄権は、絶好調のさなかに起きた。
前週の10月11日、山下は韓国・ニューコリアCCで行われた欧州女子ツアー「アラムコ韓国選手権」の最終日に1イーグル、7バーディ、ボギーなしの「63」をマークし、通算22アンダーで逃げ切った。欧州ツアーでの優勝は2025年の全英女子オープン以来で2勝目。上海大会は2週連続優勝がかかる一戦だった。
2026年シーズンの山下は、米ツアーでマイヤーLPGAクラシックとCPKC女子オープンの2勝を挙げている。9月には国内女子ツアーのメジャー大会、ソニー日本女子プロゴルフ選手権にも出場し、プレーオフを制して頂点に立った。日米欧の3つのツアーで優勝を重ねた1年になる。
関連記事:山下美夢有、プレーオフ制し国内メジャー3冠 ソニー日本女子プロゴルフ選手権で吉澤柚月を下す
米ツアーでは、年間の平均ストロークが最も少ない選手に贈られるベアトロフィーの争いでも上位にいる。大会前の時点で山下の平均ストロークは69.64で、首位のネリー・コルダ(米国)の69.38とは0.26打差だった。報道によると、ユ・ヘラン(韓国)を含めた3人がこの賞を争っている。コルダとユはいずれも上海大会に出場していない。
秋のアジアシリーズは上海の後、BMWレディース選手権(10月22日開幕、韓国)、メイバンク選手権(10月29日開幕、マレーシア)、TOTOジャパンクラシック(11月5日開幕、茨城県)と続く。次戦の韓国大会に出場するかどうかは、10月16日時点で発表されていない。
竹田麗央は5バーディ、1ボギーの「68」
10番から出た竹田は、スタートホールでいきなりバーディを奪った。13番でも伸ばし、前半を2アンダー「34」で折り返す。
後半の1番でもバーディを重ねたが、続く2番のパー5でボギーをたたいた。それでも崩れない。4番パー3では165ヤードをアイアンで打ち、あわやホールインワンのショットでピンに絡めた。後半も2つスコアを伸ばし、5バーディ、1ボギーの「68」でホールアウト。順位は首位から4打差の3位タイだった。
ラウンド後、竹田は「今日はボギーが1つでおさめられたので、リズムも良く、パーパットも入って、いい流れだったかと思います」と手応えを口にした。2日目以降に向けては、難しいコースなので集中を切らさず、ボギーが出ても焦らずにチャンスを決め切りたいと話している。
竹田は2024年11月のTOTOジャパンクラシックで米ツアー初優勝を挙げて出場権をつかみ、2025年3月にはブルーベイLPGA(中国)で2勝目を挙げた。上海で勝てばツアー通算3勝目で、今季初優勝となる。中国での大会は、前年に米ツアー2勝目を挙げた相性の良い舞台でもある。
原英莉花は復調気配、勝みなみは前年2位の大会
7位タイの原は、10番で長いパットを沈めてバーディ発進。後半の3番から3連続バーディを奪い、一時は上位をうかがった。最後の9番で3パットのボギーをたたき、4バーディ、1ボギーの「69」でまとめている。
原にとっては、明るい材料のある初日だった。日米の直近5試合で予選落ちが4回と苦しい時期が続いており、予選カットのない大会でまずは好位置につけた。ホールアウト後は「9番ホールでボギーを打っちゃったので、リベンジできるようにがんばります」と次のラウンドを見据えた。
12位タイの勝みなみにとって、上海は悔しさの残る大会だ。前年大会ではティティクルとプレーオフにもつれ込み、5ホール目で敗れて米ツアー初優勝を逃した。初日は2アンダー「70」で、首位とは6打差となる。
西郷真央と吉田優利はともに3オーバー「75」で50位タイと出遅れた。今季の日本勢では西村優菜が米ツアー初優勝を完全優勝で飾るなど、上位争いに絡む選手が続いている。
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2日目以降は首位チェ・ヘジンを追う展開に
第2ラウンドは10月16日、第3ラウンドは17日に行われる。初日を終えて竹田と首位の差は4打、原は5打。72ホールの長丁場で、この差をどこまで縮められるかが焦点になる。
チェは初日のラウンド後、疲れを感じていると明かしながらも、ロングパットが決まったことでスコアを伸ばせたと語った。シガンダや地元のイン・ルオニン、前年覇者のティティクルら実力者も首位から5打差以内に並び、上位は混み合っている。
竹田にとっては、今季初勝利をつかむ好機だ。山下の欠場で日本勢の顔ぶれは5人になったが、3位タイの竹田と7位タイの原が上位にいる。大会は10月18日に最終ラウンドを迎える。
[文/構成 by スポーツライター 疾風(HAYATE)]














































































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