片岡雷斗、次戦のOPBF王座決定戦がLeminoで生配信 10月29日は何時から、弟・叶夢も出場

時間がない人向けの30秒で理解ゾーン
大橋ジムの片岡雷斗(20)が、10月29日(木)に東京・後楽園ホールで行われる「NTTドコモ Presents Lemino BOXING PHOENIX BATTLE 162」のメインでOPBF東洋太平洋ライトフライ級王座決定戦に臨む。プロ3戦目での初のタイトルマッチだ。Leminoは10月15日、この興行をLeminoプレミアムで独占生配信すると発表した。配信開始は日本時間17時45分で、弟の片岡叶夢(18)もプロ2戦目でオープニングマッチに登場する。
10月29日は17時45分から配信、アーカイブは23時から
Leminoの発表によると、生配信は10月29日の17時45分にスタートする。開始時刻は遅れる場合があるという。同じ日の23時からはアーカイブ配信も始まるので、仕事で生中継に間に合わない人は夜に見直せる。
配信はLeminoプレミアム限定で、無料プランの「Leminoセレクト」では配信されない。プレミアムの料金はWeb登録とドコモショップでの契約が月額1,540円(税込)、App StoreとGoogle Playでの購入は月額1,650円(税込)だ。初めてLeminoプレミアムに申し込む場合は月額使用料が31日間無料になるキャンペーンがある。ただし、App StoreやGoogle Playでの購入、プリペイドカード、視聴用シリアルコードでの利用は対象外となっている。登録経路によって条件が変わるため、申し込み前に公式ページで確かめておきたい。
Leminoは当日の全6試合を生配信する。チケットはRS席3万3,000円、A指定席2万2,000円、B指定席1万1,000円、C指定席6,600円で販売されている。
相手は同級1位のアンダレス、プロ3戦目で王座決定戦へ
メインイベントはOPBF東洋太平洋ライトフライ級王座決定戦10回戦。片岡雷斗が向き合うのは、フィリピンのアルアル・アンダレスだ。10月16日時点のOPBFランキングではアンダレスが1位、片岡が2位で、上位2人がベルトを争う。
アンダレスの戦績は8月時点で19勝(8KO)2敗3分。10月16日時点でIBF7位、WBC12位に入る世界ランカーでもある。2019年にはミニマム級で当時のWBA王者ノックアウト・CPフレッシュマート(タイ)に挑み、8回負傷判定で敗れた。来日して戦った2試合は、いずれも試合前半の負傷によるテクニカルドローで終わっている。
対する片岡のプロ戦績は2戦2勝(2KO)。キャリアの数字だけを並べると、経験の差は大きい。
この一戦が明らかになったのは8月19日だった。片岡は「3戦目でこのようなチャンスをいただき、感謝しています。何がなんでも勝って、次につなげていきたい」と抱負を述べている。それから約2カ月後の10月15日、Leminoが配信決定を発表した。
日本ランカーを倒したデビュー、2戦目は初回KO
片岡のプロデビューは3月24日、同じ後楽園ホールだった。相手は当時日本ランク6位の大橋波月(湘南龍拳)。ライトフライ級6回戦で、6回1分15秒にレフェリーストップでTKO勝ちした。試合後は「プロの世界は華やかで楽しかった」と語りながらも、自己採点を「30点」とし、課題を口にした。
その大橋はのちの8月16日、日本ライトフライ級王座を手に入れている。デビュー戦の相手が半年もたたずに日本王者になったわけで、片岡の白星の重みも増した。
6月10日の2戦目はタイの選手を初回KOで退けた。10月16日時点で日本ライトフライ級2位、IBFでも15位にランクされる。
アマチュア時代の実績は国内屈指だ。千葉県佐倉市出身で、7人きょうだいの3番目。習志野高校では1年生だった2022年に全国高校総体(インターハイ)のライトフライ級を制し、2023年3月の全国高校選抜でも優勝するなど、タイトルを重ねた。アジアユース選手権の51キロ級でも優勝している。2024年12月には、Leminoと大橋ジムのサポート契約を受け、2028年ロサンゼルス五輪の金メダルを目指して大橋ジム所属のアマチュア選手になった。大橋秀行会長はこのとき「今まで見た中で一番の天才かもですね」と評している。
方針が変わったのは1年後だった。2025年12月1日、アマチュア6冠、57勝(31RSC)1敗の実績を引っさげてプロ転向を表明する。会見では「世界王者になる自信はある。複数階級制覇をしたい」と言い切った。大橋会長も「世界王者になるのは当然で、複数階級いける」と期待を寄せる。
弟・叶夢はオープニングマッチでプロ2戦目
兄のメインに先立ち、オープニングマッチには弟の片岡叶夢が登場する。バンタム級6回戦で、相手はタイのジャカパン・セーントーン(36)だ。
叶夢はアマチュア3冠の実績を持ち、今春に大橋ジムへ入った長身のサウスポー。デビュー前から井上尚弥の実戦練習の相手を務め、井上から試合で使っていたシューズを譲られた。大橋会長は兄に「ザ・サンダー」、弟に「ザ・ドリーム」の愛称を付けている。
デビュー戦は6月10日。兄が2戦目を戦った同じ興行で、54キロ契約6回戦に臨み、タイのアタッチャイ・プラソエトリを3回2分31秒TKOで下した。ジャブと上下のストレートで主導権を握り、ロープ際の連打でレフェリーストップを呼び込んでいる。
それでも本人の自己採点は「40点」と厳しい。「プロは倒すイメージだったが、当て勘やタイミングなど、今のパンチじゃ倒せない」と反省を口にしつつ、「最終的に世界王者になって(人に)夢や希望を与えたい」と先を見る。同じジムの井上尚弥・拓真兄弟については「昔から憧れてた2人」と明かし、背中を追いかけると話した。
タイトル戦4試合の興行、メインの開始時刻は未発表
PHOENIX BATTLE 162はタイトルマッチが4試合並ぶ興行でもある。セミファイナルではOPBF・日本フライ級王者の野上翔(RK蒲田)に田中将吾(大橋)が挑む。ほかにOPBF東洋太平洋スーパーバンタム級の石井渡士也(RE:BOOT)と二瓶竜弥(DANGAN郡山)、WBOアジアパシフィックフライ級の富岡浩介(RE:BOOT)と佐野篤希(伴流)のタイトル戦が組まれ、坂井優太(大橋)はWBCバンタム級6位のペッチ・ソー・チットパッタナ(タイ)と54.0キロ契約8回戦で拳を交える。
メインの開始時刻は発表されていない。叶夢の一戦は配信の最初に組まれ、雷斗の決定戦はメインイベントとして興行を締めくくる。
勝てば片岡はプロ3戦目で東洋太平洋のベルトを巻く。弟が先に勝ち、兄が締めくくる。そんな流れになるかどうかは、10月29日の夜に決まる。
[文/構成 by スポーツライター 久遠(KUON)]















































































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