片桐はいり、体調不良で舞台降板 代役は峯村リエ、病名は明かさず静養に専念

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俳優の片桐はいり(63)が体調不良のため、10月28日に東京で開幕する劇団アンパサンドの舞台「立ち止まるには近すぎる」を降板した。きのう13日、所属事務所のスターダストプロモーションと劇団が発表。代役は峯村リエ(62)が務める。病名には触れず、事務所は「まずは医師の判断のもと、静養に専念させていただく所存です」と説明した。
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開幕2週間前の降板、代役は峯村リエ
発表は13日午前10時ごろだった。劇団アンパサンドが公式Xと公式サイトで「出演者変更および一部公演日程変更のお知らせ」を出し、片桐が「体調不良により、医師の判断のもと、やむを得ず本公演を降板することとなりました」と伝えた。
【出演者変更および一部公演日程変更のお知らせ】
— 劇団アンパサンド (@gekidanampersan) October 13, 2026
劇団アンパサンド『立ち止まるには近すぎる』
この度、出演を予定しておりました片桐はいりさんが、体調不良により、医師の判断のもと、やむを得ず降板することとなりました。
片桐はいりさんに代わりまして、峯村リエさんにご出演いただきます。 pic.twitter.com/eNYhkMrZB1
所属事務所も同じ日に公式サイトで降板を報告している。病名や症状、静養の期間は明らかにしていない。
事務所のコメントは、次のとおりだった。
「先々のスケジュールを調整し公演を楽しみにお待ちいただいていたお客様、出演者及びスタッフの皆さまには、大変なご迷惑をおかけすることとなり心よりお詫び申し上げます」
そのうえで片桐については「まずは医師の判断のもと、静養に専念させていただく所存です」とし、「ご心配とご迷惑をおかけいたしますこと重ねてお詫び申し上げます」と改めて謝罪している。
東京公演の初日は28日。開幕まで2週間あまりでのキャスト変更となった。
「ご一緒できなくなってしまったことは、とても残念」主宰の安藤奎
「立ち止まるには近すぎる」は、劇団アンパサンドの新作だ。作・演出は主宰の安藤奎で、2025年に「歩かなくても棒に当たる」で第69回岸田國士戯曲賞を受けた劇作家として知られる。劇団にとって初めての3都市ツアーで、片桐は客演として名を連ねていた。
安藤は劇団の発表文に、主宰としてのコメントを添えた。
「片桐はいりさんと一緒に作品をつくることを楽しみにしていたので、今回ご一緒できなくなってしまったことは、とても残念です。片桐さんご自身も、本当に悔しく思っていらっしゃいますが、今は何よりもお身体を大切にしていただきたいと思っています」
急な依頼を受けた峯村には「心から感謝しています」と謝意を示し、「皆様に楽しんでいただける作品をお届けできるよう、精一杯取り組んでまいります」と続けている。
峯村リエ「私の100%で」、別の舞台を終えた2日後の発表
代役の峯村は、ケラリーノ・サンドロヴィッチが主宰する劇団ナイロン100℃の劇団員だ。ドラマ「あなたの番です」などでも知られ、舞台と映像の両方で活躍している。
その峯村は、11日にナイロン100℃の50回目の本公演「管理人ご夫妻」の兵庫公演で千秋楽を迎えたばかりだった。東京・本多劇場、岐阜、兵庫と9月から続いた公演を終えて2日後、今回の代役が発表されたことになる。
峯村は13日、劇団の告知を引用して自身のXを更新し、決意をつづった。
代役として
— 峯村リエ (@rieminen) October 13, 2026
私の100%でこの作品を皆さんと創り上げていく所存です。
よろしくお願い致します。
出演者は峯村のほか、安藤輪子、西出結、安藤奎、福井夏、永井若葉の6人となる。
三重公演は1回中止、全公演で払い戻しに対応
出演者の変更に伴うスケジュール調整のため、日程も一部変わった。三重公演の11月7日午後2時開演の回を取りやめ、振り替えとして8日午後5時開演の回を新たに設ける。8日午後1時開演の回は予定どおり上演する。
| 都市 | 日程 | 会場 | 変更点 |
|---|---|---|---|
| 東京 | 10月28日〜11月1日 | 新宿シアタートップス | 変更なし |
| 三重 | 11月8日 | 三重県文化会館 小ホール | 7日午後2時の回を中止、8日午後5時の回を追加 |
| 札幌 | 11月14日・15日 | 生活支援型文化施設コンカリーニョ | 変更なし |
払い戻しは、出演者変更を理由に、すべての公演を対象として希望者に行う。中止となる三重公演のチケットを持つ人には、振替公演への案内か払い戻しで対応する。方法などの詳細は、決まり次第、劇団が案内するとしている。
チケットは人気で、東京公演は前売りの予定枚数を終えていた。客演の交代を受けて払い戻しを選ぶか、峯村の出演で観劇するか。チケットを持つ観客にとっては、判断の材料となる発表だった。
63歳、昨年は紀伊國屋演劇賞の個人賞も
片桐は1963年1月18日生まれ、東京都出身。映画「かもめ食堂」「シン・ゴジラ」、NHK連続テレビ小説「あまちゃん」、TBS日曜劇場「海に眠るダイヤモンド」など、映画とドラマで個性の強い役を数多く演じてきた。
舞台への思いも強い。2025年には、Shakespeare’s Wild Sisters Group×庭劇団ペニノ公演「誠實浴池」の女1と、ヌトミック公演「彼方の島たちの話」のエイコの演技で、第60回紀伊國屋演劇賞の個人賞を受けている。映画館でのもぎりの経験をつづった著書「もぎりよ今夜も有難う」でも知られる。2023年度には、日本映画ペンクラブ賞の特別賞にも選ばれた。
舞台の上で長く存在感を見せてきた片桐が、開幕を前に降板を決めた。事務所は今後の活動について触れておらず、まずは医師の判断に従い、体を休めることになる。
[文/構成 by エンタメライター 和泉ユウスケ]












































































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