ユース五輪の日本選手団旗手に13歳の卓球・松島美空と17歳の柔道・新井月堂 JOCが発表、ダカールで10月31日開幕

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日本オリンピック委員会(JOC)は10月9日、セネガルのダカールで開かれる第4回ユースオリンピック競技大会の日本選手団旗手に、卓球の松島美空(13)=成立学園中学校/JOCエリートアカデミー=と、柔道男子100kg級の新井月堂(17)=埼玉栄高等学校=を選んだと発表した。年齢は開会式がある10月31日時点。松島は、10月5日発表の世界ランキングで男子シングルス1位に立った松島輝空の妹だ。大会は11月13日までの14日間で、アフリカ大陸で初めて開かれるオリンピックの大会になる。
女子は13歳の松島、男子は100kg級の新井
JOCは10月9日、自転車、ラグビーフットボール、ダンススポーツ/ブレイキンの3競技の選手を新たに選手団員として認定し、あわせて男女の旗手を発表した。認定は競技団体の推薦にもとづくもので、9月20日に14競技の選手らと本部を認定したのに続き、残る3競技の選手が加わった。
女子の旗手を務める松島美空(まつしま・みく)は2013年6月24日生まれ。ダカールでは女子シングルスと混合ダブルスに出場を予定する。JOCの推薦名簿によると、混合ダブルスで組むのは17歳の川上流星=星槎国際高等学校横浜=だ。
男子の旗手、新井月堂(あらい・ないと)は2009年6月29日生まれで、埼玉栄高等学校の2年生。柔道の日本代表は男女を通じて新井1人で、出場階級は男子100kg級となる。
| 区分 | 氏名(読み) | 競技・出場種目 | 生年月日(10月31日時点の年齢) | 所属 |
|---|---|---|---|---|
| 女子旗手 | 松島美空(まつしま・みく) | 卓球(女子シングルス、混合ダブルス) | 2013年6月24日(13歳) | 成立学園中学校/JOCエリートアカデミー |
| 男子旗手 | 新井月堂(あらい・ないと) | 柔道(男子100kg級) | 2009年6月29日(17歳) | 埼玉栄高等学校 |
JOCが公表した選手の名簿を見ると、ほとんどが16歳と17歳で、体操女子の3人が14〜15歳。13歳の松島は、45人の中で最も若い。
3週間後に開幕、選手45人・総勢83人の選手団
10月9日時点で認定を終えた日本選手団は、選手45人(男子26人、女子19人)、監督・コーチ等20人、アディショナルオフィシャル18人の計83人だ。団長はJOCアスリート委員会委員の小口貴久が務める。
人数が最も多いのは、7人制で臨むラグビーフットボール男子の12人。陸上競技の7人、体操競技の男女各3人の計6人がこれに続く。9日に加わった自転車からは綱嶋凛々音=京都府立北桑田高等学校=がロードレースと個人タイムトライアルに、ブレイキンからは山田琵葉=磐田東高等学校=がB-Girlsに出場する予定だ。
大会全体では25競技が行われ、日本はこのうち17競技に選手を送り込む。
10月10日から数えると、開幕まではちょうど3週間。ダカール大会は本来2022年に開かれる予定だった。だが、東京五輪の1年延期などで世界のスポーツ日程が大きく崩れ、国際オリンピック委員会(IOC)とセネガル政府は2020年7月、開催を2026年へ4年延ばすことで合意した。延期の提案は、当時のマッキー・サル大統領がIOCのトーマス・バッハ会長に電話で伝えたものだった。
ユース五輪の夏季大会は2010年のシンガポールで始まり、2014年の南京、2018年のブエノスアイレスと続いてきた。ダカールは8年ぶりの夏季大会になる。
46年ぶり世界1位の兄を追う、国際ユース大会で優勝重ねる妹
松島美空は京都府京都市出身。左シェークの攻撃型で、2021年に全日本選手権バンビの部(小学2年以下)を制すると、2022年と2023年にカブの部、2024年と2025年にはホープスの部で頂点に立った。2025年7月のホープスの部の優勝で、バンビから続く全日本の年代別タイトルは5年連続となった。
2025年は海外でも勝ち星を重ねた。7月のWTTユースコンテンダー香港でU17とU15の女子シングルス2種目を制し、11月のソンバトヘイ大会(ハンガリー)ではU19女子シングルスで優勝。12月のダンマーム大会(サウジアラビア)でも女子シングルス2種目を制した。同じ年の東アジアホープス選手権では女子シングルスと女子団体で頂点に立ち、11月の全日本選手権カデットの部では稲垣芽唯と組んだ女子ダブルスで初優勝している。
2026年に入ると、国際ユース大会での勝ち星が一気に増える。1月のWTTユースコンテンダー・ヴァドーダラー(インド)ではU19女子シングルスを制し、2月のチュニス大会ではU17女子シングルスで優勝。決勝では板垣心春(ドイツ)を破った。U19の決勝では同じ板垣に敗れて準優勝だったが、直後に同じチュニスで開かれたユーススターコンテンダーではU19とU15の女子シングルスを制した。
3月のシンガポール・ユーススマッシュではU15女子シングルスで優勝し、6月末から7月初めにバンコクで開かれた第30回アジアユース選手権ではU15女子団体の優勝に貢献した。8月のビエンチャン大会(ラオス)ではU19とU17の女子シングルス2種目を制している。国内では1月の全日本選手権ジュニア女子で3位に入り、8月の全国中学校大会の女子シングルスでも3位となった。9月のWTTユーススターコンテンダー江陵(韓国)では石田心美とのペアでU15女子ダブルスを制し、ダカールへ弾みをつけた。
卓球の日本チームは松島と川上の2人。役員には張莉梓と森薗政崇が名を連ね、合わせて4人でダカールに乗り込む。
兄の松島輝空(19)は、10月5日に国際卓球連盟(ITTF)が発表した世界ランキングで男子シングルス1位に浮上した。日本男子の世界1位は1980年の小野誠治以来、46年ぶり。19歳5か月での到達は、長谷川信彦の20歳1か月を上回る日本選手の最年少記録になった。輝空も小学校を卒業した2020年春にJOCエリートアカデミーへ入っており、妹は兄と同じ道を歩む。
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新井はインターハイ3位、重量級の旗手
新井は、8月6日から10日まで和歌山ビッグホエールで行われた全国高校総体(インターハイ)の柔道男子100kg級で3位に入った。優勝は嶋羽優人(奈良県・天理高校3年)で、2年生の新井は東琉海(神奈川県・東海大学付属相模高校2年)と並んで表彰台に上った。埼玉栄はこのインターハイの男子個人で、66kg級の今井大貴、81kg級の中山虎星、100kg超級の渡邉翔太が3位に入っている。
ダカールでの指導は、全日本柔道連盟が推薦した黒瀬遼コーチ(警視庁)が担う。インターハイで届かなかった頂点を、ダカールの畳でめざす。
前回旗手の鏡優翔はその後パリ五輪で金
前回の夏季大会の旗手は、その後に五輪の頂点へ駆け上がった。8年前のブエノスアイレス大会では、レスリング女子の鏡優翔が日本選手団の旗手を務め、女子フリースタイル73kg級で銅メダルを手にした。鏡は6年後の2024年パリ五輪で女子76kg級を制している。同じ大会の主将は卓球の張本智和で、男子シングルスで銀メダルを獲得した。JOCの入賞者一覧には、この大会の日本勢の金メダル16、銀メダル14、銅メダル14が並ぶ。
ブエノスアイレス大会の日本選手団は、選手91人を含む135人だった。ダカールに向かう選手は45人と、規模はその半分ほどになる。それでも13歳から17歳までの選手が、アフリカ大陸で初めてとなる五輪の舞台に立つ。
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開会式は10月31日。13歳の松島と17歳の新井が、日の丸を手に日本選手団の先頭を歩く。
[文/構成 by スポーツライター 南條楓]









































































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