逆賊の幕臣、吉田松陰役に中村倫也・高杉晋作役に寛一郎 2027年大河の新キャストに斎藤工(島津久光)・西岡德馬(島津斉彬)

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NHKは9日、松坂桃李主演の2027年大河ドラマ「逆賊の幕臣」の新キャスト4人を発表した。吉田松陰を中村倫也、高杉晋作を寛一郎、島津久光を斎藤工、島津斉彬を西岡德馬が演じる。長州と薩摩、幕府と対立していく西国の人々で、中村は約13年ぶり、西岡は10作目の大河出演となる。放送は2027年1月10日から。
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長州の師弟と薩摩の兄弟、4人の役どころ
NHKが10月9日に発表した新キャストは、薩摩藩と長州藩の人物4人だった。「逆賊の幕臣」は、幕末の幕臣・小栗上野介忠順(松坂桃李)を主人公にした大河ドラマ第66作。脚本は「おかえりモネ」の安達奈緒子が手がける。
長州側の顔ぶれは師弟の2人だ。中村倫也が演じる吉田松陰は、長州藩の下級武士の次男。幼いころから兵学を学び、11歳で藩主の前で講義をした秀才として描かれる。江戸では佐久間象山や安積艮斎の門をたたき、艮斎の塾で小栗らと開国の是非をめぐって議論を交わす設定だ。
ペリー来航の際に黒船への密航を企てて失敗し、投獄されて萩へ送られる。松下村塾で多くの弟子を育てながら、やがて老中暗殺や倒幕を考えるようになっていく。
その松陰を生涯の師と仰ぐのが、寛一郎の高杉晋作だった。江戸へ遊学して艮斎の塾に入り、そこで小栗と出会う。老中暗殺を企てた松陰が江戸の牢に送られると、高杉は師を救おうと小栗を頼る。松陰から受けた影響は、のちに奇兵隊を結成する原動力になる。
薩摩側は異母兄弟の2人。西岡德馬の島津斉彬は第11代薩摩藩主で、西洋の技術や世界情勢に通じた人物として登場する。早くから勝麟太郎(のちの勝海舟、大沢たかお)の才能を見込み、長崎の海軍伝習所での訓練で薩摩を訪れた勝に、壮大な海軍構想を語って心酔させる。
斎藤工が演じる島津久光は、その斉彬の異母弟。薩摩から一歩も出たことがないことから「地五郎」と呼ばれながら、兄の遺志を継ぐ機会を待ち続ける。若い藩主の父「国父」として藩政を握ると、千人余りの兵を率いて上洛し、朝廷の使者とともに江戸へ入って幕府に政治改革を迫る。
中村倫也は約13年ぶり、西岡德馬は10作目
4人とも大河ドラマの経験者だ。中村倫也は2009年の「天地人」で豊臣秀頼、2014年の「軍師官兵衛」で織田信忠を演じており、今作が3作目。「軍師官兵衛」から数えて約13年ぶりの大河となる。
寛一郎も3作目。2022年の「鎌倉殿の13人」で公暁、2025年の「べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺〜」で富本午之助を演じた。斎藤工は「江〜姫たちの戦国〜」の京極高次、「八重の桜」の神保修理、「いだてん〜東京オリムピック噺〜」の高石勝男に続く4作目となる。
西岡德馬は今作で10作目。1985年の「春の波涛」で初めて大河に出演し、1990年の「翔ぶが如く」では斉彬の重臣・赤山靱負を演じている。35年以上の時を経て、今度は主君の斉彬を演じる巡り合わせだ。
4人のコメント、松陰は”熱源”
中村は松陰という人物について、次のようにコメントした。
「今作における、吉田松陰という”熱源”を魅力的に提示できるよう、最大限を尽くしたいと思います」
資料で学んだことに加え、実際に萩を訪れて感じたことも役に生かしたいという。
寛一郎は、高杉の言葉として知られる「おもしろき こともなき世を おもしろく」を挙げ、この言葉に高杉に惹かれる理由の一つがあると明かした。演じることへの嬉しさと同時に緊張もあるとし、「自分なりの高杉晋作を見つけていきたいです。」と意気込む。
斎藤は久光を「兄の遺志を背負い、侮られ、理想を阻まれながらも時代の中心へ進んでいく。」人物と表現した。兄の陰に隠れて語られることの少ない人間臭さも含め、「大河ドラマという長い時間の中で丁寧に生きたいと思います。」と語っている。
赤山靱負を演じた過去を持つ西岡は、斉彬役について「これはもう、運命的なものを感じます!」と喜びを隠さなかった。
制作統括の勝田夏子チーフ・プロデューサーは、今回の4人を、いわゆる幕末の志士とそのゆかりの人々で、歴史上の有名人ばかりだと紹介。松陰については「惚れ惚れするようなセリフ回しと、若き小栗との邂逅をお楽しみに。」とコメントを寄せた。
発表済みのキャストと放送予定
キャストの発表はこれまで段階的に続いてきた。主人公の小栗忠順を松坂桃李、勝海舟を大沢たかお、忠順の妻・みちを上白石萌音、母・くにを鈴木京香が演じる。9月には朝廷側として、孝明天皇役の眞栄田郷敦、明治天皇役の奥野壮、岩倉具視役の山中崇らが加わった。
幕府、朝廷に続いて、今回は薩摩と長州の人物が加わった。小栗が艮斎の塾で松陰や高杉と出会う若き日から、幕府と西国の対立が深まっていく時代まで、敵味方に分かれていく人間模様が描かれる。
放送は2027年1月10日スタート。NHK総合では毎週日曜午後8時から放送される。
物語の時代背景を予習したい人に向けて、NHK出版からは公式の歴史ハンドブック「逆賊の幕臣 小栗忠順とその時代」が11月30日に発売予定だ。
2027年は小栗忠順の生誕200年にあたる。「逆賊」とされた幕臣を、薩長の志士たちがどう取り囲むのか。放送開始まで、残りおよそ3か月となった。
[文/構成 by エンタメライター 和泉ユウスケ]









































































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