ラーム、LIV離脱へ 代理人が米破産裁判所で意向明かす、LIVからの未払いは選手最大の750万ドル

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ジョン・ラーム(31)=スペイン=がLIVゴルフを離れる。米国時間7日(日本時間8日)、ニュージャージー州の連邦破産裁判所の審理で、代理人弁護士のジョン・ベック氏が新体制「LIV2.0」には参加しないと述べた。LIVがラームに支払っていない約747万ドル(約11億円)は選手で最多。離脱の合意はまだ成立していない。
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破産裁判所の審理で「LIV2.0には参加しない」
舞台になったのは、LIVゴルフの再建手続きを扱うニュージャージー州の連邦破産裁判所だった。米国時間7日の審理で、マイケル・カプラン判事を前に、ラームの代理人を務める弁護士ジョン・ベック氏が、本人の意向をこう伝えた。
「ラーム氏はLIV2.0の条件を独自に検討し、受け入れられないと判断した。今後、LIV2.0には参加しない」
ベック氏によると、両者は合意による離脱に向けて「詳細な協議」を進めている。目標は10月15日までに離脱の合意をまとめ、裁判所に承認を求める申し立てを行い、11月5日の審理で扱ってもらうことだ。
LIVは破産手続きの中で、選手との契約の解除を裁判所に求めてきた。ラームの契約については判断が11月5日に持ち越されており、合意に至らなければ、ラーム側は契約解除への異議を引き続き主張する考えも示している。日本時間9日朝の時点で、合意成立は伝えられていない。
未払い約747万ドル、債権者の中で選手最多
お金の流れを整理しておく。LIVが9月8日に提出した破産申請の書類では、LIVがラームに支払っていない額は約747万ドル(約11億円)とされ、無担保債権者の中で最も多い金額だった。
2番目はブライソン・デシャンボー=米国=の約577万ドルで、ダスティン・ジョンソン=米国=の約549万ドル、キャメロン・スミス=豪州=の約484万ドルが続く。上位30の債権者のうち14人をLIVの選手が占めた。
ラームは2023年12月にPGAツアーからLIVへ移籍した。当時は同年4月のマスターズを制したばかりで、契約は総額3億ドルを超えると報じられた。残りの契約期間に支払われるはずだった額は、1億ドル超から最大約1億5000万ドルと報道によって幅があり、この扱いも破産手続きの行方に左右される。
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サウジの資金撤退から再建案「LIV2.0」へ
LIVは2022年の開幕から、サウジアラビアの政府系ファンド、PIF(パブリック・インベストメント・ファンド)の資金で運営されてきた。投じられた額は50億ドルを超える。だが、PIFは2026年4月、同年シーズン限りで資金の拠出を打ち切ると発表し、リーグは大会の削減やスタッフの大量解雇に追い込まれた。
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再建の柱が「LIV2.0」だ。投資会社BCパートナーズが3億ドルの出資を検討し、選手が新会社の株式の過半数を持つ仕組みに変える。未払いの契約金は現金ではなく株式に置き換える案が軸で、大会数や賞金は縮小される見込みとなる。新体制に参加するかどうかを選手が決める期限は、10月25日まで延びた。
その条件を、看板選手が受け入れなかった。
ラームはLIVで2024年から3年連続で個人年間王者になり、2026年も香港とメキシコシティで優勝している。キャプテンとしてチーム「レギオン13」も率いてきた。リーグの顔ともいえる選手が抜ける意味は小さくない。
2027年はどこで戦うのか
次の行き先は決まっていない。PGAツアーは、LIVとの契約が残っている選手とは交渉しない立場を取ってきた。ブルックス・ケプカは期間限定の復帰制度を使って2026年からPGAツアーに戻ったが、ラームはこの制度を利用していない。PGAツアーのブライアン・ロラップCEOは8月下旬、同様の制度を再び設ける予定はないと述べている。
一方で、欧州のDPワールドツアーとは5月に罰金をめぐる争いを決着させた。2023年にマスターズを制したことによるPGAツアーの出場資格を使えるかどうかも含め、ラームがどの道を選ぶかが次の焦点になる。
今季はメジャーの全米プロで2位タイに入り、世界ランキングでも15位につける。31歳のメジャー2勝者は、まず10月15日の期限に向けた協議の行方を待つ。
[文/構成 by スポーツライター 疾風(HAYATE)]







































































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