岸田護監督、オリックスが来季続投を発表 「このままではいけない。優勝を目指してやる」、故障者続出の今季

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オリックスは10月3日、岸田護監督(45)の来季続投を発表した。就任3年目となる。今季は投打の主力に故障者が相次ぎ、65勝76敗2分で2年ぶりのBクラスに終わった。岸田監督は「このままではいけない。優勝を目指してやる」と語り、コンディショニングの見直しと若手の底上げを来季の柱に挙げた。
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球団社長の要請を熟考の末に受諾
オリックスは10月3日(土)、岸田護監督の来季続投を正式に発表した。就任3年目のシーズンを迎える。スポーツ報知によると、9月26日の本拠地最終戦のあとに馬殿球団社長から要請を受け、岸田監督は熟考したうえで受諾した。
発表を受けた岸田監督は、続投への思いを率直に語った。共同通信によると、来季に向けた言葉は「このままではいけない。優勝を目指してやる」。スポーツ報知は、この発言を「本当にこのままではいけない。そこ(優勝)を当然、目指してやります」と伝えている。スポニチによれば、「悔しい思いもしましたしね。本当にこのままではいけないという思いが一番」とも話した。
悔しさが出発点だった。
5月まで首位争い、6月から失速 故障者が続出した今季
今季のオリックスは、開幕から投打の主力が次々に戦列を離れた。投手では、エースの宮城大弥と山下舜平大が肘の故障で離脱した。スポーツ報知によると、野手も森友哉、頓宮裕真、廣岡大志らが手術で戦列を離れている。
それでも序盤は粘った。5月までは最大で貯金10をつくり、首位にも立った。流れが変わったのは6月だ。スポニチによると、6月から4カ月連続で月間の負け越しとなった。9月16日のソフトバンク戦では、スポーツ報知が伝えるとおり、クライマックスシリーズ進出の可能性が完全に消えている。
最終成績は65勝76敗2分、勝率.461。借金は11で、全143試合を終えた10月3日時点でパ・リーグ4位。5位のロッテに残り3試合あり、最終順位はその結果で決まる。最終戦の10月3日は楽天に0−6で敗れ、1安打14三振で5連敗。パ・リーグ公式サイトなどによると、完封負けは両リーグ最多の20度目となった。
打線の苦戦は数字にも出ている。スポーツ報知は、今季のチーム本塁打がパ・リーグで唯一、100本に届かない96本だったと伝えた。
| 項目 | 今季の成績 |
|---|---|
| 成績 | 65勝76敗2分(勝率.461) |
| 順位 | 10月3日時点でパ・リーグ4位(2年ぶりのBクラス確定) |
| 借金 | 11 |
| チーム本塁打 | 96本(パ・リーグで唯一100本未満) |
| 完封負け | 20度(両リーグ最多) |
手術を防ぐ策と、若手の底上げ
故障者の多さは、岸田監督自身が課題に挙げた。スポニチによると、手術を受ける選手が多く出たことについて、こう述べている。
「それを防げるような策を考えていかないといけない。コンディショニングの部分になってくると思いますけどね。トミー・ジョン手術って防ぐのが難しいんですけど、難しいからといって諦めてはいけないので。いろいろな機材を駆使して、考えていかないといけない」
難しいからといって諦めない。その姿勢を言葉にした格好だ。
もう一つの柱が、若手の底上げにある。共同通信によると、岸田監督は「これからのオリックスを担う選手たちになってもらわないといけない。そこに力を入れていきたい」と話した。苦しい中でも収穫はあった。スポーツ報知は、椋木蓮がセットアッパーとして定着し、山中尭之と来田涼斗が野手でレギュラー格に成長したと評価している。育成面の手腕は、続投要請を受けた理由の一つになったとみられる。
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組織全体の改革へ 波留HCと川島コーチは退任
球団は監督の続投とあわせて、コーチ陣の変更も明らかにした。波留敏夫ヘッドコーチ(56)と川島慶三打撃コーチ(42)が今季限りで退任する。波留ヘッドコーチは今季からヘッドコーチとして岸田監督を支え、昨年は2軍監督を務めていた。川島コーチは昨年から打撃コーチを務めていた。
球団側も危機感を隠さない。スポニチによると、小浜球団本部長は「1年間、今年最後まで応援してくれたファンの皆さんに、Bクラスということで期待に応えられなかったのは、フロントも含めて申し訳ないなという思いがある」と話し、「これまでと一緒じゃダメなので、監督と一緒にいろんな知恵を出しながら、新しいことにこの秋からしっかり取り組んでいけたら」と続けた。
スポーツ報知は、岸田監督が「組織全体で優勝を狙えるチームをつくっていかなければ」と述べたと伝えている。現場だけでなく、フロントを含めた体制の見直しになる。
最終戦で語った「転換期」、秋季練習の方針
続投の発表と同じ10月3日、チームはシーズン最終戦を迎えた。試合後のミーティングで、岸田監督は選手に向けて語りかけた。サンケイスポーツによると、その言葉は次のとおりだ。
「結果はBクラスになってしまったところは巻き返すという悔しさをもって、また新たな気持ちで本当に意味で強いチームになっていかないといけない」
スポーツ報知は、来季を「転換期というか、チームが変わろうとする年」と位置づけたと伝えている。秋季練習については、サンケイスポーツによると「ただ追い込むんじゃなくて、追い込み方がある。根拠のある数字を出しながらトレーニングを積んでいく」と述べ、故障の再発防止と選手のレベルアップを両立させる方針を示した。
デイリースポーツによると、9月26日の本拠地最終戦のセレモニーでは、「今年はBクラスに終わり、応援してくれたファンには本当に申し訳なく思ってます。これからゼロから全員でチームを立て直し、必ず強くなって戻ってきます」とファンに誓っていた。
3年目の来季は、その言葉が試される1年になる。宮城や山下ら主力が戻り、若手の台頭が重なれば、上位争いに加わる土台はある。ただ、再び故障者が相次げば同じ結果を繰り返しかねない。コンディショニングの見直しと組織改革が、来季の成否を左右する。
[文/構成 by スポーツライター 高瀬翔吾]









































































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