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カネロvsムビリは予定どおり10月31日にリヤドで開催と再発表、延期・ラスベガス移転の報道から一転 日本時間は11月1日、会場はザ・ヴェニュー

カネロvsムビリは予定どおり10月31日にリヤドで開催と再発表、延期・ラスベガス移転の報道から一転 日本時間は11月1日、会場はザ・ヴェニュー

時間がない人向けの30秒で理解ゾーン

ボクシングのサウル・カネロ・アルバレスとクリスチャン・ムビリのWBC世界スーパーミドル級タイトルマッチが、予定どおり10月31日(土)にサウジアラビア・リヤドの「ザ・ヴェニュー」で行われると正式に発表された。9月下旬には中東情勢を理由に延期・ラスベガス移転の報道が出ていたが、主催側はリヤド開催を選び、チケットも発売済みだ。日本時間では11月1日(日)の朝になる見込み。

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トゥルキ・アラルシク氏が発表、チケットも同時に発売

発表は現地時間9月29日、日本時間では30日にあった。サウジアラビア総合娯楽庁(GEA)のトゥルキ・アラルシク長官が、カネロ対ムビリを10月31日(土)にリヤドのザ・ヴェニューで開催すると明らかにした。サウジの大型エンタメ企画「リヤド・シーズン」の興行で、大会名は「Mexico vs the World(メキシコ対世界)」。配信はDAZNのペイ・パー・ビュー(PPV)で、チケットは発表と同時にチケットサイト「webook.com」で売り出された。

日付そのものは新しくない。10月31日という日程は、7月にカネロ本人が明かしていたものだ。それでも9月下旬に延期の報道が流れたことで、開催地がどこになるのか見通せない状態が1週間ほど続いた。正式発表とチケット発売で、ようやく決着がついた。

試合開始時刻はまだ公表されていない。リヤドは日本より6時間遅く、現地の夜に組まれるメインイベントなら、日本時間では11月1日(日)の朝にかかる計算だ。視聴を予定している人は、DAZNの番組表で正式な時刻を確かめておきたい。

「延期・ラスベガス移転」はどこから出たのか

発端は9月上旬以降のサウジアラビア情勢だった。イエメンの反政府武装勢力フーシ派がサウジアラビアへミサイルやドローンで攻撃を加え、日本の外務省も9月16日、サウジ南部への攻撃について注意喚起のスポット情報を出している。9月19日には会場のある首都リヤドにもミサイル攻撃があり、空港近くで火災が起きた(フーシ派が攻撃を主張)。米国務省はサウジアラビアへの渡航に対し、4段階のうち上から2番目のレベル3(渡航の再考)を出している。

こうした中、国内のボクシング専門サイト「BOXING MASTER」は9月22日、興行は延期となり、開催地を米ラスベガスへ移して11月21日(日本時間22日)にT-モバイル・アリーナを押さえたと伝えた。海外でも、ラスベガスへ移るのではないかという臆測が出ていた。

だが、主催者側は動かなかった。

英専門誌Boxing Newsは、リヤド開催が確定したことで、ラスベガス移転をめぐる臆測は終わったと報じている。BOXING MASTERも9月30日、当初の予定どおりリヤドで行われると伝え直した。移転は正式に決まった話ではなく、あくまで報道と臆測の段階だった。

もともとこの一戦は9月12日にリヤドで行われる予定だった。カネロ側の事情で6月に10月下旬への延期が決まり、7月に10月31日と固まる。そこへ9月の情勢悪化が重なり、2度目の延期がささやかれた、という流れになる。

36歳カネロと無敗王者ムビリ、それぞれの立場

カネロ(36)=メキシコ=は4階級を制した元世界王者で、2025年9月にテレンス・クロフォードに敗れてスーパーミドル級4団体統一王座を失った。この試合は、その敗戦以来、1年以上ぶりのリングになる。狙うのは、168ポンド(約76.2kg)での世界王座の奪還だ。

迎え撃つムビリ(31)=フランス=は、カメルーン出身でカナダ・モントリオールを拠点にする。戦績は29勝(24KO)無敗1分。2025年9月のカネロ対クロフォードのアンダーカードでレスター・マルティネスと引き分け、その後クロフォードの引退を受けて、暫定王者から正規王者に上がった。今回が正規王者として初めての防衛戦となる。

サウジの英字紙アラブ・ニュースは、両者ともプロで一度もKO負けを喫していない点を取り上げた。

アンダーカードは未発表、薬物検査は開始へ

チケットは売り出されたが、前座の試合はまだ正式には1試合も発表されていない。米専門サイトFIGHTMAGは、アンダーカードは近く発表される見込みだと伝える。

国内外の報道では、カネロのチームに入ったWBO世界フェザー級王者ラファエル・エスピノサの防衛戦や、WBA世界スーパーミドル級王者ハイメ・ムンギアの初防衛戦が組み込まれるとの見方があった。ただ、ムンギアにはWBAから別の選手との指名試合が指令されており、どうなるかは決まっていない。

発表直後には、タイトル戦で通常行う強化版の薬物検査がまだ始まっていないことも問題視された。米BoxingSceneは9月29日(日本時間30日朝)、両選手がVADA(ボランタリー・アンチ・ドーピング協会)のタイトル戦用の検査手順に入ったと報じており、この点は動き出している。

情勢しだいで状況が変わる余地は残る。BOXING MASTERは、発表は出たものの今後の情勢によって開催は予断を許さないとの見方を示した。日本の外務省はリヤド州に「レベル2:不要不急の渡航は止めてください」を出しており、現地観戦を考えている人は、最新の安全情報を必ず確認したい。

試合まであと1カ月。アンダーカードの発表と、試合開始時刻の告知が次の焦点になる。

[文/構成 by MEDIA DOGS編集部]

寄稿者

MEDIA DOGS 編集部
メディアドッグス株式会社のMEDIA DOGS 編集部チーム。インターネットマーケティングに約10年携わるメンバーで編成し、企画・取材・執筆から公開後の改善まで一貫して担当。「出会いを、設計する。」のもと、人と企業が正しく出会える場をつくるために、一次情報の確認とファクトチェックを徹底。情報をわかりやすく誠実に届け、読者の疑問を解決します。

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