森保一監督、一部配信に「リスペクトが欠けている」 堂安律・塩貝健人めぐる内容を否定し異例の要望

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日本代表の森保一監督(58)が9月27日、ベネズエラ戦の前日会見の最後に自ら切り出し、一部の配信メディアに対して「選手たちが傷つくような配信はやめてほしい」と求めた。北中米W杯の練習中に堂安律が塩貝健人へ威圧的な言葉をかけたとする配信内容を否定したもので、塩貝と堂安も同日、取材で否定した。
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会見の終わりに森保監督が自ら切り出す
舞台は28日の国際親善試合ベネズエラ戦を控えた、エディオンピースウイング広島での公式会見だった。質疑応答が終わったあと、森保監督は「会見の終わりの所で1つメディアの皆さまにお願いがあります」と口を開く。記者の質問に答えたのではなく、監督の側から持ち出した話だった。
問題になったのは、一部の配信番組の内容だ。デイリースポーツによると、番組に出演したジャーナリストが、W杯期間中の練習で堂安律(28)=Eフランクフルト=が塩貝健人(21)=ウォルフスブルク=に怒り、威圧的な言葉をかけたと話していた。各社とも番組名や出演者の名前は伏せて報じている。
森保監督はまず、報道の自由があることを認めたうえで、事実でない内容が選手を傷つけていると訴えた。日刊スポーツが掲載した発言全文によると、監督は「ぜひ選手たちが傷つくような配信はやめてほしいなと思います」と述べている。
「本人は見てなくて、人から聞いた」と指摘
監督は配信の中身にも踏み込んだ。いつの配信かは確認していないとしつつ、映像を見たうえで、情報の出どころを問題にする。
日刊スポーツの全文では、監督は「実際にその配信の中でも、本人は見てなくて、人から聞いたということで配信をされています」と指摘した。そのうえで練習中の出来事について、次のように説明している。
「「実際、我々が練習をする時には、選手同士がぶつかり合うっていうことがあります。で、その時も建設的なやりとりがありましたが、どちらかを威圧して汚い言葉を使っていったかということはない」」
練習で選手同士がぶつかる場面そのものは否定していない。否定したのは、どちらかが相手を威圧し、汚い言葉を浴びせたという部分だった。
タイトルにある「リスペクトが欠けている」という言葉は、発言の終盤に出てくる。日刊スポーツによると、監督は選手たちができる限りのメディア対応をして真摯に向き合っているとしたうえで、「選手に対するリスペクトが欠けていると思います」と語った。多くのメディアに対しては敬意を持っていると繰り返し、苦言の対象を一部に限っている点も、この会見の特徴だった。
選手から頼まれて話したわけではないとも明かしている。日刊スポーツの全文では「この一件で選手たちは何も言ってきてないですし、律も私にどうこうといってきてるわけではないですが、話していることを聞いて、そして私自身がどう解決したらいいのかということを皆さんにお願いできればなと思っています」と説明した。
塩貝「あんな発言は本当になかった」
会見のあとの前日練習を終え、当事者の2人も取材エリアで口を開いた。
塩貝の否定ははっきりしていた。スポーツ報知によると、塩貝は「あんな発言は本当になかった」と言い切り、「リスペクトがないなと思いました。証拠もない。確たるエビデンスもないのに僕に対しても失礼なことも言っていた」と続けた。サッカーキングは、配信の中で塩貝自身について「空気が読めない」などと語られていたことを、塩貝が挙げたと伝えている。
堂安との関係については「ぼくと律くんは今みたいに普通に話しますし、すごい僕もリスペクトしている」とスポーツ報知の取材に答えた。
2人の距離感がうかがえる場面は、今回の代表活動の中でもあった。中日スポーツによると、24日のウルグアイ戦のあと、取材を受ける塩貝の背後から堂安が「もっと笑えよ」と声をかけていたという。
堂安はメディアとの関係を案じる
今シリーズでキャプテンを務める堂安は、怒りよりも選手とメディアの関係が崩れることへの心配を口にした。
スポーツ報知によると、堂安は「きちんと僕の意見を聞いて、書いてくれるメディアがいるのも知っていますけど、築いてきた信頼関係が一人が言ったことで、選手が話したくない、とメディア嫌いになるのはもったいない。今回は僕の件でしたけど、日本としてもったいない気がするし、もっとうまく付き合っていけたら、と思う」と話した。
さらに、サッカーを国技にしていくうえでメディアの力が欠かせないことは選手もわかっているとしたうえで、同紙の取材にこう続けている。
「「でも僕たちも人間なので。機械じゃない。感情的になる。その感情を(ファンは)聞きたいと、記事にしてくれていると思う。だからこそ、違うことを書かれると、という選手は多いと思う」」
監督、塩貝、堂安の3人が同じ日にそろって配信内容を否定したことになる。一方で、配信した側がこの否定を受けてどう対応したかは、27日時点の各社報道では伝えられていない。
28日のベネズエラ戦、塩貝は初先発が濃厚
日本代表は28日19時25分、エディオンピースウイング広島でベネズエラ代表と戦う。日本テレビ系で全国に生中継される。
森保監督は前日会見で、24日のウルグアイ戦から先発を大幅に入れ替える考えを示した。ウルグアイ戦は3-1で勝利し、塩貝は途中出場から後半アディショナルタイムに代表初ゴールとなる決勝点を決めている。
中日スポーツによると、塩貝はここまでの代表4試合がすべて途中出場で、ベネズエラ戦では初先発が濃厚だ。初ゴールのあとの変化を問われると「(ゴールの)イメージが湧きまくっている」と答えた。
配信をめぐる一件は、監督と当事者2人の否定で1日のうちに大きく動いた。選手を守る姿勢をはっきり示した森保監督のもと、チームは広島のピッチに立つ。
[文/構成 by スポーツライター ミカ]








































































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