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六本木のこんなところに神社が?!千年以上の歴史ある「朝日神社」参拝記

六本木のこんなところに神社が?!千年以上の歴史ある「朝日神社」参拝記

六本木の喧騒に佇む、千年の祈りの空間

「六本木」と聞くと、多くの人が高層ビルや華やかな繁華街を思い浮かべるのではないでしょうか。私もその一人でした。

しかし、そのイメージを覆すような、静かで神聖な場所が六本木の中心部近くに存在することをご存知でしょうか。それが今回ご紹介する「朝日神社」です。

先日、六本木を訪れた際に立ち寄ったこの神社。一歩足を踏み入れると、街の喧騒が嘘のように遠のき、清らかな空気に包まれました。こぢんまりとしながらも、1000年以上の歴史を刻んできたという事実に驚き、その奥深さにすっかり魅了されてしまいました。

この記事では、私が実際に朝日神社を参拝して感じた魅力や見どころを、体験者ならではの視点でお伝えします。

朝日神社とは?基本情報をチェック

まずは、朝日神社の基本的な情報から見ていきましょう。知れば知るほど、参拝がより一層味わい深いものになりますよ。

1000年以上の歴史と「朝日」の名に込められた物語

朝日神社の創建は、なんと平安時代の天慶年中(西暦940年)にまで遡ると伝えられています。まさに六本木最古の小社と言えるでしょう。

当初は市杵島姫大神(いちきしまひめのおおかみ)、つまり弁財天をお祀りする社として、この地の鎮守様として信仰を集めていました。

市杵島姫大神(いちきしまひめのおおかみ)の旗があります

【編集部メモ📝】

市杵島姫大神(弁財天)は、水や芸能・財運をつかさどる女神で、七福神の中でも唯一の女性の神様です。
元々は海の安全を守る神として信仰されましたが、後に音楽や学問の神様としても親しまれるようになりました。
琵琶を奏でる姿は“芸事の守護神”の象徴であり、財運や幸福を授けてくださる存在として、今も多くの人々から信仰を集めています。

神社の名前の由来には、織田信長に仕えた朝日姫(あさひひめ)が関わる伝説が残っています。彼女がこの地で光り輝く稲荷の神像を見つけ、社に祀ったことから「日ヶ窪稲荷(ひがくぼいなり)」と呼ばれるようになりました。

その後、明和年間に「朝日稲荷」と改称され、最終的に明治28年(1895年)に現在の「朝日神社」という社名になったそうです。私たちが知る「朝日神社」という名前は、長い歴史の中では比較的新しいものなのですね。

 朝日神社の説明書き

ご祭神とご利益

朝日神社には、多彩な神様がお祀りされています。それぞれの神様が持つご利益を知ることで、自分の願い事に合った祈りを捧げることができます。

  • 倉稲魂大神(うかのみたまのおおかみ):お稲荷様として知られ、商売繁盛や五穀豊穣の神様です。
  • 市杵島姫大神(いちきしまひめのおおかみ):弁財天として芸能や金運のご利益で知られています。
  • 大國主大神(おおくにぬしのおおかみ)縁結びの神様として有名です。
  • 大山祇大神(おおやまつみのおおかみ):山の神様であり、事業や生活の安定をもたらします。
  • 菅原大神(すがわらのおおかみ)学問の神様、菅原道真公。合格祈願や学業成就に。

このように、商売繁盛から縁結び、学業成就まで幅広いご利益をいただけるとされ、テレビ局が近いことから芸能関係者も多く訪れるパワースポットとして知られています。

アクセス情報

朝日神社は、六本木の中心地からすぐの場所にあります。芋洗坂(いもあらいざか)の途中にあり、初めて訪れる際は少し道が複雑に感じるかもしれませんが、地図アプリを使えば迷うことはないでしょう。

  • 所在地:東京都港区六本木6-7-14
  • 最寄り駅
    • 東京メトロ日比谷線「六本木駅」より徒歩約3分
    • 都営大江戸線「六本木駅」より徒歩約4分

六本木ヒルズやテレビ朝日のすぐ近くなので、ショッピングや食事のついでに立ち寄れるのも嬉しいポイントです。

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