日本とは一線を画す「映画館体験」を求めて韓国の映画館に行ってみました。その名も「ロッテシネマ」。進化が止まらない韓国の映画館という噂通り、私は劇場で映画を見ること自体が一つの特別なエンタメだと痛感しました。今回はロッテシネマのスーパープレックス「Studio席」で人気アニメ映画『劇場版「鬼滅の刃」無限城編』を観た実体験を中心に、韓国映画館の魅力と注意点を紹介します。
ロッテシネマのスーパープレックスとは
韓国最大級の映画館チェーン「ロッテシネマ」は、多彩な特別館や先進設備で映画鑑賞をより没入的かつ快適にしています。特に今回私が訪れたロッテシネマワールドタワー(ソウル)のスーパープレックスは、韓国最大級のスクリーンで鮮明・圧倒的な画質を実現し、臨場感あふれる音響(ドルビーアトモス)で映画の世界に深く没入できます。スーパープレックス内には一般席、カップルシート、ベッド型シート(Suite席)、プライベート部屋(Studio席)など様々な席種があり、好みや用途に応じて選べます。


例えば、Suite席はレザー製のベッドソファーが2人単位で配置されており、足を伸ばしてくつろげるホテルのベッドのような快適さです。Studio席は完全個室のプライベートボックスで、カードキーで入退室できる部屋にソファーやベッドが備え付けられ、飲食も部屋で楽しめる最高級の席です。


ロッテシネマではこうした特別館だけでなく、MX4D(4D映画)やCINE FAMILY(ファミリー向けプライベート部屋)なども充実しており、単なる映画鑑賞に留まらない多彩な体験が可能です。
なお、ロッテシネマワールドタワーはソウル・スカイ(展望台)やロッテモールが併設されたエンタメコンプレックス内にあります。高層ビル内の映画館ならでは、プチパリの絶景付きで映画を楽しめるのも特徴です。実際、映画館があるビルの外観も派手で、夜はライトアップされて幻想的です。


韓国の大手映画館チェーンCGVでは、公開記念に鬼滅の刃コラボのフードやグッズも販売されていました。映画館で映画を見ること自体がイベント化している点も韓国映画館事情の特徴と言えるでしょう。
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