ラッパー晋平太、ファン「何があった」の声。呂布カルマ「何やってんだよ馬鹿野郎が」投稿にSNSで憶測が飛び交う

2025年11月5日から6日にかけて、日本のヒップホップシーンに激震が走った。数々のMCバトルで伝説を築き、「フリースタイルの伝道師」として知られるラッパー・晋平太(しんぺいた、42)の安否を懸念する声が、SNS上で急速に広がったのである。盟友とも呼べるラッパー仲間たちが彼の身を案じるような投稿を相次いで行ったことで、多くのファンが事態を深刻に受け止めた。そして2025年11月8日現在、親族が晋平太が他界したことを公式に発表した。
SNSで広がる安否への懸念
事の発端は、2025年11月5日の夜から6日未明にかけて、複数の著名なラッパーが自身のSNSアカウント(主にXやInstagramのストーリー)で発信した意味深な投稿だった。中でも、晋平太と数々の名勝負を繰り広げ、公私ともに親交の深かったラッパー・呂布カルマがXに投稿した「何やってんだよ馬鹿野郎が」という短い言葉は、ファンの間に大きな衝撃を与えた。
何やってんだよ馬鹿野郎が pic.twitter.com/CJZEBNeafV
— 呂布カルマ (@Yakamashiwa) November 6, 2025
これに呼応するように、漢 a.k.a. GAMIや他のラッパーたちも「R.I.P.(Rest In Peace、安らかに眠れ)」という言葉や、彼の健康状態を案じるようなメッセージを発信。これらの投稿は、晋平太の身に何か重大なことが起きたのではないかという憶測を呼び、瞬く間に「#晋平太」というハッシュタグと共に拡散。彼の消息不明状態への懸念は単なる噂の域を超え、多くのファンが固唾をのんで公式発表を待つという異様な状況を生み出した。
背景にあった長期間の活動休止とファンの不安
今回の騒動がここまで大きく広がった背景には、晋平太が2年近くにわたり、表舞台から遠ざかっていたことがある。
2023年11月の活動休止発表
晋平太の活動が途絶え始めたのは2023年11月のことだ。当時、出演予定だったイベント「TOSHIMA STREET FES 2023」への出演を「体調不良」を理由に辞退。 その後、公式Xアカウントを通じてスタッフから「静養のため当面のライブ活動をお休みさせていただく予定です」と発表され、本格的な活動休止に入った。
それ以降、精力的に更新されていたYouTubeチャンネル「Yo!晋平太だぜ Raps」やSNSの更新は完全にストップ。ファンからは彼の健康を気遣う声が絶えず寄せられていた。
囁かれていた心身の不調
活動休止以前から、ファンの間では晋平太の心身の健康を心配する声が上がっていた。特に自身のYouTubeチャンネルで見せる言動が、時に常軌を逸しているように見えることがあり、「躁状態なのではないか」といったコメントが散見された。一部では双極性障害(躁うつ病)を患っているとの噂も流れたが、これについて本人や事務所から公式な発表はなく、あくまで憶測の域を出ない。
こうした長期間の沈黙と健康不安が下地にあったからこそ、ラッパー仲間たちの意味深な投稿が、ファンの最悪の想像に結びついてしまったと言えるだろう。
親族が死去を正式発表(11月8日)
SNS上で情報が錯綜する中、2025年11月8日、事態は悲しい結末を迎えた。晋平太の親族がXにて、彼が他界したことを正式に発表したのである。
ファンの皆様、関係者各位 pic.twitter.com/gFzhKho1iy
— 晋平太 (@shinpeita) November 8, 2025
この発表により、数日間続いた安否を巡る混乱に終止符が打たれた。多くのファンやヒップホップ関係者がSNSで追悼の意を表しており、日本のラップシーンは深い悲しみに包まれている。彼の功績を讃え、安らかな眠りを祈る声が絶えない。
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