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ミリオネア13年ぶり復活、AIみのもんたさん登場に「亡くなって1年経ってないのに」倫理的懸念も

世間の反応:期待の一方で「冒涜だ」倫理的懸念が噴出

二宮司会への期待と「みのさんの偉大さ」

新司会者・二宮和也の起用については、SNS上で期待の声が多く上がっている。俳優として培った表現力で、挑戦者の心を揺さぶる新たな心理戦が生まれるのではないか、という見方だ。総合演出の錫木氏も「二宮さんが最高です!“ここでこんな動きするんだ!”“こんな表情するんだ!”と驚かされることばかり。何度も鳥肌が立ってしまいました」と絶賛している

一方で、一部からは「あれはみのさんだったから良かった番組」「二宮で大丈夫か」といった、初代司会者・みのもんた氏の存在の大きさを改めて指摘する声も聞かれる。みの氏の重厚な存在感と、挑戦者の答えを待つ独特の「みのだめ」が番組の緊張感の核であったことは、多くの視聴者の共通認識であろう。

AI登場への賛否と倫理的な問い

最も賛否が分かれているのが、AIによるみの氏の再現である。番組復活を喜ぶ声と同時に、SNS上では「故人への冒涜ではないか」「亡くなって1年も経っていないのに不謹慎」「誰が得するのか」といった批判的な意見が相次いで投稿された。

故人をAIで再現する試みは、過去にも議論を呼んでいる。2019年のNHK紅白歌合戦で披露された「AI美空ひばり」は、その技術的な成果と共に、倫理的な是非を問う特番が組まれるほどの反響を呼んだ。専門家は、故人を扱う行為には相当な配慮と敬意、準備が求められ、社会が受容する態勢はまだ十分ではないと指摘する。

今回の「AIみのもんた」は、みの氏が亡くなった2025年3月1日から1年未満というタイミングでの発表であったことも、一部の視聴者の抵抗感を強めた要因の一つと考えられる。制作陣が語る「敬意」と、一部視聴者が感じる「不謹慎さ」との間には、埋めがたい溝が存在するのが現状だ。

テレビの新たな表現と倫理の狭間で

13年ぶりに復活する『クイズ$ミリオネア』は、単なるノスタルジーに留まらない、現代的な問いを投げかけている。二宮和也という新たな才能が、いかにして伝説的番組の空気を継承し、発展させるのか。そして、技術の進歩が可能にした「故人のAIによる再現」という表現手法を、テレビは、そして視聴者はどう受け止めるのか。

制作陣の「番組を越えなければならない」という強い決意と、視聴者の中に根強く残る故人への敬意。その狭間で、2026年の元日に放送される「新生ミリオネア」は、エンターテインメントの未来と倫理観について、大きな議論を呼ぶことになりそうだ。その結末がどのような形であれ、テレビ史における一つの転換点として記憶されることは間違いないだろう。

[文/構成 by MEDIA DOGS編集部]

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