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下関名物実食レポ!元祖瓦そば「たかせ」に行ってみた

下関名物実食レポ!元祖瓦そば「たかせ」に行ってみた

山口県下関市の名物グルメ「瓦そば」。瓦(かわら)という屋根の板瓦の上に熱々のそばを盛り付ける、インパクト満点の郷土料理です。私はついにその元祖店「元祖瓦そば たかせ」を訪れ、瓦そばを実食してきました。その結果、「見た目も味も圧巻だった!」というのがまず伝えたい結論です。見た瞬間に驚き、食べた瞬間に感動した瓦そば。その魅力を、実際の体験を交えてお届けします。

瓦そばとは?

まず、瓦そばと「たかせ」の基本情報を整理します。瓦そばは、下関市川棚温泉にある「元祖瓦そば たかせ」の創業者・高瀬慎一氏が1962年に考案した料理です。高瀬氏は地元の古老から聞いた西南戦争時の兵士が野戦中に瓦で野草や肉を焼いて食べた話をヒントに、瓦そばを発明したといいます。創業当初からの伝統を大事にし、現在では第2代・中嶋宏樹社長が「本家本元」として味を受け継いでいます。

瓦そばの材料は、抹茶を練り込んだ緑色の茶そばに牛肉の薄切り、錦糸卵、海苔、もみじおろし、レモンなどが乗せられ、独自の濃厚つゆが添えられます。瓦に盛り付けられたそばは最後まで温かく保たれ、香ばしい香りとパリッとした食感が特徴です。創業当初からの「元祖」として、高瀬氏が創業した川棚温泉の店舗や、その後展開された下関市中心部(ゆめシティ)や福岡県北九州門司港レトロの店舗など複数の店舗網があります。以下に代表的な店舗の基本情報をまとめます。

お店の外観
店舗名所在地営業時間定休日予算(税込)
川棚本館山口県下関市豊浦町大字川棚543711:00~15:00(L.O.14:30)
※土日祝・繁忙期は夜営業あり
月~木曜(繁忙期は変更)約1,485円(瓦そば)
ゆめシティ新下関店山口県下関市伊倉新町3-1-1 ゆめシティ1F11:00~21:00(L.O.20:00)ゆめシティの休館日に準ずる(年中無休傾向)約1,485円(瓦そば)
門司港レトロ店福岡県北九州市門司区港町5-1 海峡プラザ西館2F11:00~20:00(L.O.19:30)毎週水曜日約1,485円(瓦そば)

※本記事の情報は記事公開当時のものです。ご覧いただくタイミングによっては内容が変更されている場合がありますので、最新情報をご確認ください。

瓦そばの価格は、各店舗で統一されていますが、近年の原材料費高騰を受けて、以下のように改定が行われています。

瓦そば以外にも、元祖たかせの名物である「うなめし」(関門海峡産のうなぎをたれ漬けにして焼いた料理)や、和食会席コースなど多彩なメニューが用意されています。

体験レビュー

それでは、実際に店舗を訪れた私の体験レビューです。今回は下関市中心部の「川棚南本館」に足を運びました。店内は和風とモダンを融合させた落ち着いた空間で、入口には瓦そばの看板や瓦を使ったオブジェが飾られ、郷土料理ならではの雰囲気が感じられました。注文から数分で、「ドキッ」と重たい音を立ててアツアツの瓦が運ばれてきます。緑の茶そばがふんわりと盛り上がり、その上に薄切りの牛肉や黄色い錦糸卵、真っ赤なもみじおろし、緑のネギ、黒い海苔、そしてレモンの輪切り…色とりどりの具材が華やかに配されていました。見た目のインパクトは絶大で、まるで工芸品のような美しさです。同行者も「びっくり!」と口を開けて見つめていました。

食べ方は、まずお椀につゆを注ぎ、瓦の上からそばと具材をつついて温かいつゆにつけていただきます。私は箸でそばをすくい上げ、濃厚なつゆに軽くつけて口に運びました。ああ、この香ばしさ!瓦で温められたそば独特の香りが鼻先に広がり、パリパリとした食感と温かみが一体となって非常に美味です。抹茶の風味がほのかに感じられ、そば自体の旨味と濃厚なつゆの甘辛さがバランス良く絡みます。牛肉は柔らかくジューシーで、錦糸卵はサクサクと香ばしく、具材もそれぞれ旨味を引き立てていました。「まさに下関のソウルフード」と思わせる味わいです。その後、お好みでレモンの汁を絞ったり、もみじおろしをかけたりしてさらに風味を楽しめます。私はレモンの酸味を少し加えたところ、全体の味が一層引き締まり、また一味違った楽しさがありました。最後まで瓦は熱く、そばも温かいうちに美味しくいただけました。

サービスも良好で、スタッフの対応は丁寧かつ親しみやすく、瓦そばの食べ方なども分かりやすく案内してくれました。総じて、雰囲気も味も満足度が高い体験でした。

次ページ:行って良かった点と注意点

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