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上野公園はパンダだけじゃない!歴史とアート、癒やしを巡る大人の散歩道

実際に歩いて巡る!上野公園のリアル体験記

さて、ここからは私が実際に歩いて心に残ったスポットを巡っていきます。今回は京成上野駅側からスタートしました。

芸術と自然の調和に心癒される散歩道

駅を出てすぐ、目の前に広がるのは不忍池の雄大な景色。

都会の真ん中とは思えないほどの開放感です。そこから緩やかな坂を上っていくと、木々の間から美術館や博物館のモダンな建物が顔をのぞかせます。この、緑豊かな自然と洗練された建築物が見事に溶け合っている風景こそ、上野公園ならではの魅力だと感じました。

散歩でおすすめなのは特に秋。この季節は、木々が色づき始め、アート鑑賞と紅葉狩りを同時に楽しめる最高のシーズン。散策路を歩くだけで、心が豊かになるような時間になります。

話題のカフェ「Cafe KARMIA」で至福のひととき

散策に疲れたら、カフェで一休み。最近の上野公園は、おしゃれなカフェが増えていることでも話題です。今回は、噴水広場の近くにある「Cafe KARMIA(カフェ カルミア)」に立ち寄りました。

公園の緑に囲まれた「Cafe KARMIA」

ガラス張りの店内からは公園の緑が一望でき、まるで森の中で食事をしているような気分に。私が訪れた日は天気も良く、テラス席がとても気持ちよかったです。歩き疲れた足を休めながら、美味しいコーヒーとケーキをいただく時間は、まさに至福でした。

知る人ぞ知る!歴史が息づくパワースポット巡り

上野公園の魅力は、有名な文化施設だけではありません。園内には、歴史を感じる静かなスポットが点在しています。

花園稲荷神社

まず驚いたのが「花園稲荷神社」。不忍池のほとりにひっそりと佇むこの神社の参道には、朱色の鳥居がずらりと並び、まるで異世界に迷い込んだかのよう。縁結びや商売繁盛のご利益があるそうで、熱心に祈願する方の姿も。この鳥居のトンネルは、一見の価値ありです!

朱色の鳥居が連なる花園稲荷神社の参道

西郷隆盛像

公園の入り口近く、ひときわ存在感を放つのが「西郷隆盛像」です。

上野のシンボル、西郷隆盛像
撮影し忘れてしまったので、この写真だけはWikipediaより拝借させていただいています。
画像引用:Wikipedia

明治維新の立役者である西郷さんの堂々とした姿は、上野のシンボルとしてあまりにも有名。多くの観光客が記念撮影をしていました。

【編集部メモ📝】

西郷隆盛といえば薩摩(鹿児島)のイメージが強いので、「なぜ上野公園に像があるの?」と思う方も多いかと思いますが。ですが実は上野にも深いゆかりがあります。

上野は、かつて江戸幕府の彰義隊(しょうぎたい)が旧政府軍と戦った場所で、その戦いを鎮圧したのが西郷隆盛率いる新政府軍でした。つまり上野は「旧時代と新時代の分かれ目」を象徴する土地。

この地に西郷隆盛の銅像が建てられたのは、“日本が新しい時代へと進んだ象徴をここに刻む”という意味が込められているといえます。

小松宮彰仁親王像

上野恩賜公園の中でも存在感を放つのが、凛々しい馬上の姿をした「小松宮彰仁親王(こまつのみや あきひとしんのう)」の銅像です。

小松宮彰仁親王は、江戸時代の終わりから明治時代にかけて活躍した皇族であり、優れた軍人でもありました。

戊辰戦争では征討大将軍、西南戦争では旅団長を務め、最終的には日本陸軍の最高位である「元帥」にまで昇進。一方で、日本赤十字社の初代総裁も務めるなど、社会奉仕にも力を注いだ人物として知られています。

この銅像は、日本赤十字社の創立25周年を記念して1912年(明治45年)に建立されたもので、彫刻家・大熊氏廣による作品です。

同じ上野公園内にある「西郷隆盛像」が堂々と立つ姿で表現されているのに対し、小松宮像は力強い馬にまたがる“騎馬像”。
その凛々しい姿と構図の美しさから、訪れた人々が思わずカメラを向ける人気フォトスポットにもなっています。

上野大仏

さらに奥へ進むと、ユニークなパワースポット「上野大仏」があります。度重なる災難で体部分を失い、今はお顔だけがレリーフとして残されています。これ以上落ちないということから「合格大仏」とも呼ばれ、受験生に人気なのだとか。穏やかな表情に心が和みます。

「合格大仏」として親しまれる上野大仏

時忘れじの塔

そして、園内には「時忘れじの塔」という不思議な名前の塔があります。ここには、平和への願いを込めた折り鶴が絶えず捧げられており、訪れる人々の静かな祈りが満ちた、厳かな空間でした。

平和への祈りが捧げられる「時忘れじの塔」

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