一串入魂!忘れられない味との出会い
いよいよ、おまかせコースのスタートです。

焼き上がった串は、カウンター越しに目の前の温められたお皿へ、一本ずつ絶妙なタイミングで提供されます。
「こちらはささみです。中はレアに仕上げておりますので、わさびとご一緒にどうぞ」

そんな一言と共に置かれた一串目。中はしっとりと柔らかく、パサつきとは無縁の食感に度肝を抜かれました。
その後も、小ぶりながらもぷっくりとした形で、焼き目が香ばしいハツ。一口目からプリッと弾力のある噛みごたえで、中はジューシーです。

焼き上がりは香ばしく、脂がじゅわっとにじむ。噛むほどに旨みがにじみ出て、クセになる食感のつなぎ。

(鶏の心臓(ハツ)と肝(レバー)をつなぐ血管部分)
どれもが寸分の隙もない完璧な火入れ。素材の良さはもちろんですが、それを最大限に引き出す職人の技術に、ただただ感嘆するばかりでした。
そして、特に感動したのが「つくね」です。軟骨のコリコリとした食感が小気味よく、噛むほどに鶏の旨味がじゅわっと口の中に広がります。

甘辛いタレと炭の香りが絡み合い、思わず目を閉じて味わってしまうほどの美味しさ。これは間違いなく、これまで食べたつくねの中で一番かもしれません。
正直なところ、「6串だったらきっと追加するだろうな」と思っていましたが、おまかせの6串は、一串一串が大ぶりでクオリティが高く、想像をはるかに超える満足感でした。
美味しい焼き鳥ももちろんですが、目の前で焼いているところを見えるので目でも楽しめる。そんな空間に話も弾みます。とにかく最高な空間でした。
そして最後どうしても食べたくて、、〆に頼んだ「焼きおにぎり」は、「10分ほどお時間いただきます」とのこと。


香ばしい醤油とダシの味が印象的なたまらない逸品でした。

ごちそうさまでした^^
サービスと接客:心地よい距離感と職人のオーラ
店員さんのサービスは、実にスマート。料理の説明は簡潔で分かりやすく、お酒がなくなればすっと声をかけてくれる。過剰な接客はなく、客の会話を邪魔しない絶妙な距離感が保たれており、非常に心地よく過ごすことができました。
カウンターの中心で黙々と串を焼く店主は、まさに職人そのもの。その真剣な眼差しと無駄のない動きからは、料理に対する愛情と誇りがひしひしと伝わってきました。
客層や混雑状況:特別な時間を過ごす大人たち
私たちが訪れたのは平日の夜でしたが、カウンター席はほぼ満席。客層は30代〜50代が中心で、落ち着いた雰囲気のカップルや、接待らしきビジネスマンの姿が見られました。静かに会話と食事を楽しむ大人たちが集う空間で、ゆったりとした時間を過ごしたい日にぴったりの場所です。予約をしてから訪れることを強くおすすめします。
良かった点・少し気になった点
今回の体験を振り返り、良かった点と、人によっては気になるかもしれない点を率直にまとめます。
【良かった点】
- 劇場型のカウンターが生むライブ感:目の前で繰り広げられる職人技は、最高のエンターテイメントです。
- 一串一串の圧倒的なクオリティ:素材、火入れ、味付け、すべてがハイレベルで感動的でした。
- 洗練された大人の隠れ家的雰囲気:特別な日のディナーや、大切な人との食事に最適です。
【少し気になった点】
- おまかせスタートのシステム:最初から好きなものだけを頼みたい人には、少し窮屈に感じるかもしれません。
- 価格帯:当たり前ですが一般的な焼き鳥店と比べると予算は高め。今回は3人で飲み物も合わせて22,000円ほどでした。しかし、その価値は十二分にあると感じます。
世間の反応は?SNSや口コミをチェック
他の方の感想も気になり、SNSやレビューサイトを覗いてみました。
「北浜で一番好きな焼き鳥屋さん。つくねとちょうちんは必食!」
「カウンターの雰囲気が最高。デートで使ったら絶対に喜ばれる。」
「少しお値段は張るけど、それ以上の満足感がある。自分へのご褒美にまた行きたい。」
やはり、雰囲気の良さ、料理のクオリティの高さを絶賛する声が多数見られました。特に「つくね」の人気は絶大なようです。一方で、「予約が取りにくい」という声もあり、人気の高さがうかがえます。
ライター総合おすすめ度
★★★★☆ (4.5/5.0)
価格は少し高めですが、それを補って余りある感動体験が待っています。
どんな人におすすめ?最高の体験をするためのアドバイス
「炭火焼鳥 とり将」は、ただお腹を満たすためだけの場所ではありません。職人技を五感で楽しみ、一串の奥深さに感動する、まさに「体験する」焼き鳥店です。
【こんな人におすすめです】
- 本物志向で、本当に美味しい焼き鳥を味わいたい方
- 記念日やデートなど、特別な時間を過ごしたい方
- 落ち着いた雰囲気で、ゆっくりと食事と会話を楽しみたい方
- 新しい食の発見や感動を求めている方
もしあなたが「とり将」を訪れるなら、ぜひカウンター席を予約してください。そして、まずは「おまかせ」に身を委ねてみてください。きっと、あなたの焼き鳥史に新たな1ページを刻む、忘れられない夜になるはずです。
[文/構成 by MEDIA DOGS編集部]
※本記事は訪問時の情報をもとに作成しています。サービス内容や営業時間、料金等は変更される場合がありますので、最新情報は公式サイトや店舗にご確認ください。
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