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【韓国・映画館レポ】「ロッテシネマ/SUPER PLEX」進化が止まらない韓国の映画館がレベチすぎた!

メリット・デメリット

それでは、ロッテシネマで映画を見るメリットとデメリットを整理してみます。

【メリット】

  • 圧倒的な映像・音響と臨場感: 韓国最大級のスクリーンと最新の音響設備により、日本の一般的な映画館では味わえない臨場感あふれる映像・音響を楽しめます。特にスーパープレックスではスクリーンが広く、暗転時にガラス越しに見える仕組みは没入感を一層高めます。
  • 快適で多様な席種: プライベート部屋のStudio席やベッド型のSuite席など、特別な席で映画を鑑賞できます。足を伸ばしてくつろげるベッドや、完全個室で他人との距離を保てる部屋は、疲れた時やカップルでゆったり映画を楽しみたい時に最適です。
  • サービスの充実: Studio席ではスリッパやミネラルウォーターが提供され、チェックイン・アウトの仕組みも整っています。また、映画館内にはカラオケや高級感のあるトイレ、売店などがあり、映画以外の時間も充実して過ごせます。
  • 多彩なメニュー: ポップコーンやドリンクだけでなく、イカのバター焼きやチキン、その他各国料理の軽食も揃っています。映画中に韓国らしい味を楽しんだり、映画前後にカフェでコーヒーを飲んだりでき、映画館体験がグルメ体験にもなります。
  • 映画館周辺の充実: ロッテワールドタワー内には展望台や水族館、大型ショッピングモールがあるため、映画を見ること自体がデートや家族旅行の一環として楽しめます。映画前後に周辺を散策したり買い物したりでき、一日を有効活用できます。

【デメリット】

  • 料金が割高: 特別館の席は快適ですが、その分料金も高めです。Studio席は2人で約8,000円と日本のプレミアムシートより割高です(日本のTOHOシネマズのプレミアムボックスは2人で約4,500円前後)。一般席でも韓国は平日と週末で料金が異なり、人気席は通常より高額になる仕組みです。予算に余裕がない場合は一般館や早朝割引を検討する必要があります。
  • 予約が難しい: 韓国では人気映画のチケットは公開前から取り合いが激しく、オンライン予約が必須です。しかし、ロッテシネマの公式サイトは海外からのアクセスができない場合があり、代行予約が必要になることがあります。また、映画館の無人券売機や受付も韓国語中心で、言葉の壁があると戸惑う可能性があります。
  • 映画館内の混雑: 特に人気作品の公開時は映画館内が大混雑になります。待合室やトイレで行列ができたり、売店の人気メニューが売り切れたりすることも。また、韓国では映画開始前にナショナルアンセム(国歌)が流れる慣習があり、その間は全員立って静かにしなければならない点も日本とは異なる文化です。
  • 言語の壁: 映画館内の案内やメニュー、券売機の画面は韓国語中心です。英語表記がある場合もありますが、日本語はほとんど見当たりません。外国人にはややハードルがあり、予め韓国語の基礎的な用語(映画館=극장、大人=어른、子ども=아이 など)を覚えておくと安心です。

以上のように、ロッテシネマで映画を見るメリット・デメリットがあります。次に、世間ではどのように評価されているのかを見てみましょう。

世間の反応

韓国の映画館事情について、SNSや口コミでは「日本とはまた違う感覚で楽しめる」という声が多く見られます。実際、韓国在住の日本人ブロガーの間でも「日本の映画館に飽きたら韓国で映画を見に行くのがおすすめ」と勧められています。例えばあるブログでは「韓国の映画館は基本的にスクリーンが大きく、音響も良い。座席も快適で、ゆったりリクライニングできるのが特徴」と紹介されています。また、「韓国映画館はホスピタリティも高く、スタッフが親切だ」「映画館内の売店メニューが豊富で、イカのバター焼きやチキンも食べられる」といった声もあります。特にSuite席(ベッド席)やStudio席については「最高級ホテルのよう」「もう普通の席で見られなくなった」といった絶賛の声がSNS上で見られます。

一方で、「価格が高い」「予約が取りにくい」という指摘もあります。韓国の映画館料金は日本より高めで、特にプレミアム席は高額になります。しかし「それでも満足できる体験なので妥当」という意見も多く、多くの人がお金を払ってでも特別館を利用したいと考えているようです。実際、Suite席やStudio席は予約が取りにくく、公開直前にはほぼ満席になることも珍しくありません。

今回観た『鬼滅の刃』についても、韓国のファンから「迫力あるスクリーンで見られて感動した」「劇場で一緒に泣いたり叫んだりできて最高」といった声がSNSで見られました。ただし、韓国では鬼滅の刃に対して賛否両論もあります。主人公の耳飾りが「旭日旗に似ている」との批判や、第二次世界大戦中の日本軍の旗につながるとして反発する声も一部で上がっています。それでも公開18日で観客動員数400万人を突破するなど、大多数のファンは映画館に殺到しており、映画館自体の魅力も相まって社会現象的なブームとなっています。

総じて、ロッテシネマをはじめとする韓国の映画館に対する世間の反応は「映画鑑賞が本当に楽しい」「もっと日本でもこういう映画館が欲しい」という好意的なものが多いようです。韓国で映画を見たことがない人にも「ぜひチャレンジしてみて」という声が上がっているのは、その体験の魅力を物語っているでしょう。

まとめ

今回、韓国・ロッテシネマでの映画鑑賞体験を通じて、映画館そのものが一つのエンタメ施設であることを実感しました。巨大スクリーンと快適な席、そして周到なサービスにより、映画を見ることが特別な思い出作りになりました。日本の映画館では味わえない新鮮さと臨場感が、映画作品自体をより楽しく感動的にしてくれました。

もちろん、言語や予約の面では日本とは異なるハードルもあります。しかし、それを乗り越えればきっと忘れられない体験が待っています。映画館を訪れること自体が旅の目的になるほど、韓国の映画館事情は魅力的です。

次回韓国に行く際には、ぜひロッテシネマやCGVなどの韓国映画館で最新映画を鑑賞してみてください。日本とは一味違う映画館体験が、あなたの旅行に特別な思い出を添えてくれることでしょう。「映画を見に韓国へ」という新しい旅のスタイルもアリかもしれませんよ。

[文/構成 by MEDIA DOGS編集部]

※本記事は訪問時の情報をもとに作成しています。サービス内容や営業時間、料金等は変更される場合がありますので、最新情報は公式サイトや店舗にご確認ください。

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