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【韓国・映画館レポ】「ロッテシネマ/SUPER PLEX」進化が止まらない韓国の映画館がレベチすぎた!

完全個室のstudio席の体験レビュー

さて、本題のロッテシネマでの映画鑑賞体験です。私は映画開始前に映画館に到着しましたが、映画館前のエリアには原作キャラクターの展示があり、夜中というのもありそこまで人は多くなかったです。映画館内のカフェでは鬼滅の刃コラボメニュー(例えばキャラクターのデザインが入ったドリンク等)も販売されており、映画前に楽しめる雰囲気です。

チケット予約と入場については、日本人単体で行く場合は少し工夫が必要です。韓国の映画館チケット購入はオンラインが主流ですが、ロッテシネマの公式サイトは海外からのアクセスが難しい場合があります。私は韓国在住の方と一緒に行ったので、予約や入場に困ることがなかったですが、もし日本人同士で韓国に友人がいない場合には代行してもらってチケットを予約するのもあり。予約してもらうと同時に入場に必要なことも一緒にやってもらえる可能性が高いです。

チケット代行は韓国在住の日本人にしてもらうのが日本語が通じて良いと思うので、LOCO旅などでチケット代行と当日必要な手続きもしてもらえると思うので検討してもよいかと思います。韓国の映画館では当日券も購入できますが、人気作品の場合は事前予約が必須です。また、映画館入場時にはチケットと身分証明(パスポート等)の提示を求められる場合があるので注意が必要です。(チケット代行の場は依頼により異なると思います)

映画館に入ると、まずStudio席の受付カウンターがありました。ここでチェックインが必要です。スタッフにチケットを見せると、部屋のカードキーを渡されました。スリッパとミネラルウォーター(エビアン)2本もプレゼントされ、ホテルにチェックインするような気分でした。

このサービスはStudio席利用者に限られたもので、とても親切でした。その後、指示された場所まで歩くと、個室のドアがカードキーで開く仕組みになっています。ドアを開けると、広々としたプライベート部屋が広がりました。

中央には2人掛けのソファーベッドが置かれ、足置きや背もたれの角度を自由に調整できます。また部屋の隅にはテーブルと椅子もあり、持ち込んだ飲食物を置くことができます。部屋の照明は落ち着いた雰囲気で、匂いも良く清潔感がありました。

映画開始間際、暗転するとスクリーンがガラス越しに見えるようになり、自分が大画面の前に直接いるような臨場感でした。音響も迫力満点で、迫り来る敵の音や爆発音が頭頂部から響き渡り、身体ごと揺さぶられるような感覚でした。音の大きさも部屋に設置されたリモコンで調整可能で、隣の部屋の人に気兼ねすることなく自分好みのボリュームで楽しめます。

映画館内のメニューも普通の映画館とは一線を画していました。ポップコーンやドリンクだけでなく、イカのバター焼きやチキンなど韓国の映画館ならではの軽食も揃っています。私はキャラメル味とチキン味、2種類のハーフポップコーンを注文し、スイカジュースを飲みました。ただし人気のメニューはすぐ売り切れることも。例えばイカのバター焼きは私が注文しようとしたところ「売り切れ」でした。

ポテトだと思っていたらイカらしい!
そして、このイカのバター焼きがとても美味しいらしい‥
もしあったら食べてみてください!

また、鬼滅の刃コラボの限定グッズも売り切れていました。

映画館の設備面でも驚きました。映画開始前の待合の場所にはコインカラオケのブースがあり、待ち時間を有効活用できます。これは韓国映画館ならではのアイテムで、映画前に気分を高めたり、映画後にカラオケをできるのは面白いです。

入り口前にあるコインカラオケ

映画鑑賞中の快適さも群を抜いていました。Studio席の部屋は完全個室なので、周囲の物音が一切聞こえず、隣の人に迷惑をかけることなくくつろげます。ソファーベッドもとても快適で、足を伸ばして仰向けになっても映画を見るのに支障はありません。逆に前傾姿勢でスクリーンを凝視することもでき、好きな姿勢で映画を楽しめます。また、席の間隔が広く、隣の部屋とも壁で仕切られているため、完全なプライバシーが保たれています。部屋の中にはティッシュや冷蔵庫、エアコンのリモコンなども備え付けられており、ホテルの一室を借りたような気分でした。

映画が終わると部屋には「退室時はカードキーを戻してください」という指示があり、ドアの外に置いてあるクマの置物にカードキーを返却しました。

ここにカードキーを返却し帰ります

スタッフが部屋の片付けをするので、ゴミはそのまま部屋に置いて出ていけます。退室後も映画館内を少し覗いてみると、Suite席(ベッド席)の様子も垣間見えました。Suite席は2人用のベッドが横に並んでいました。他の観客が足を伸ばして快適そうに映画を見ていたんだと考えると、次回は自分もSuite席で体験してみたくなりました。

とにかく「今まで体験したことのない映画館」だったというのが私の正直な感想です。巨大スクリーンと迫力の音響、そして快適な席で映画を見ると、映画そのものがより没入的で感動的になります。映画館そのものが一つの遊び場であり、特別な思い出を作る場だと実感しました。

一つ日本とは違う面白い点があったのですが、日本はエンディングが終わって劇場内が明るくなると思うのですが、韓国は本編が終わると劇場内が明るくなりドアが開いてからエンディングになります。なので、エンディング中にはすでに皆さん席を立ち帰る方が多かったです。さすがパリパリ文化(せっかち文化)だと実感しました(笑)私は鬼滅のエンディングが好きなので、大音量でエンディングを聞いてから帰りました。

次ページ:体験して分かったメリットデメリット

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