ソウル旅行で絶対に外せないエリア、安国(アングク)。歴史的な街並みが美しいこの場所で、今、国内外の観光客から絶大な人気を集めているのが「Cafe Onion 安国」です。伝統的な韓屋(ハノク)で、モダンな絶品パンが味わえるというユニークな体験は、まさに唯一無二。今回は、私自身が実際に行列に並んで体験してきたリアルな情報と感想をお届けします!
伝統家屋(韓屋)をリノベーションしたカフェ「Onion」とは?
「Cafe Onion」は、ソウル市内に複数の店舗を構える有名なベーカリーカフェです。特に、聖水(ソンス)店や弥阿(ミア)店は、それぞれが異なる独創的なコンセプトで知られています。その中でも安国店は、韓国の伝統家屋である「韓屋」をリノベーションして作られており、古き良き韓国の趣と、洗練されたパンやコーヒーが見事に融合した空間として、特に高い人気を誇っています。中庭を囲むように席が配置され、どこを切り取っても絵になる風景が広がっています。
いざ実食!名物「パンドール」と店内の雰囲気
お店の扉をくぐり右手側にまず目に飛び込んでくるのは、ずらりと並んだ美しいパンの数々。香ばしい香りが漂い、どれを選ぼうか迷ってしまいます。今回は、特に有名なあのパンをいただくことにしました。

雪山のようなパン「パンドール」の味は?
多くの日本人観光客のお目当てが、この「パンドール」。まるで雪が降り積もった山のようなビジュアルが特徴的なパンです。見た目のインパクトに負けず、味も格別でした。たっぷりの粉砂糖は見た目ほど甘すぎず、ふわふわのパン生地と合わさることで、まるで上質なシュガードーナッツを食べているかのような幸福感に包まれます。生地はしっとりとしていて、口溶けも軽やか。一人で一つ食べきれるか心配でしたが、ペロリと完食してしまいました。もし食べきれなくても、テイクアウト用に包んでもらえるので安心です。

韓屋ならではの温かい空間
私が訪れたのは少し肌寒い日でしたが、店内はとても快適でした。その秘密は、座敷席の床にあります。韓国の伝統的な床暖房「オンドル」が効いていて、足元からじんわりと温かいのです。靴を脱いでリラックスしながら、美味しいパンとコーヒーをいただく時間は、まさに至福のひととき。この居心地の良さは、韓屋カフェならではの大きな魅力だと感じました。旅の疲れも癒されるような、心温まる空間です。
アクセスと気になる待ち時間
人気店と聞くと、アクセスや待ち時間が気になりますよね。私が実際に体験した情報をお伝えします。
アクセス方法
「Cafe Onion 安国」は、地下鉄3号線「安国駅」の3番出口から徒歩わずか2分という、非常に便利な場所にあります。景福宮(キョンボックン)や北村韓屋村(プクチョンハノンマウル)からも近く、観光の合間に立ち寄りやすいのが嬉しいポイント。また、すぐ近くには同じく大人気の「ロンドンベーグルミュージアム」もあるので、ベーカリー巡りをするのもおすすめです。
次ページ:実際の待ち時間は?
コメントはこちら