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XG、新曲「S.A.D」のリリックを予告なく公開しティザー映像も 11月6日リリース『DEPENDS』収録曲

XG、新曲「S.A.D」のリリックを予告なく公開しティザー映像も 11月6日リリース『DEPENDS』収録曲

時間がない人向けの30秒で理解ゾーン

7人組グループのXGが10月15日、11月6日リリースのニューシングル『DEPENDS』に収録される新曲「S.A.D」のリリックを、事前の告知なしに公式SNSで公開した。反転したデザインの画像に「What’s on the other side of sadness?」というキャプションを添えたもので、楽曲の一部を使ったティザー映像も同じ日に出ている。曲の発売より先に歌詞だけを出す手法は、異例の試みとして報じられた。

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発売3週間前、歌詞だけが先に届いた

公開は10月15日。XGの公式SNSに、歌詞の文字が上下逆さまに配置された、反転したデザインの「S.A.D」のリリック画像が投稿された。添えられた言葉は「What’s on the other side of sadness?(悲しみの向こう側には何がある?)」の一文だけで、曲名の意味や歌詞の解説は付いていない。

あわせて公開されたティザー映像は、楽曲の一部とみられる短いスニペットを使った縦型の動画だ。公式Xでは日本時間10月15日18時ごろ、装飾文字の「XG S.A.D」と「#XG #SAD #XGALX」のハッシュタグだけを添えて投稿され、公式YouTubeチャンネルのショート動画にも同じタイトルで並んだ。

予告なしの公開だった。公式サイトのニュース欄を見ても、10月8日にトラックリストを発表して以降、「S.A.D」の歌詞公開を知らせる告知は出ていない。報道でも一連の投稿は「ゲリラ的」な先行公開と伝えられ、リリースに先がけてリリックだけを出す手法を異例と紹介した記事もあった。

歌詞の中身そのものについて、XG側は細かな説明を加えていない。読む人にまず言葉を手渡し、意味は音源を聴いたときに確かめてもらう。そんな順番の組み立てにも見える。

「悲しみと向き合うことは弱さか、強さか」を問う1曲

「S.A.D」はどんな曲なのか。

手がかりは、公式サイトが10月8日に出した楽曲紹介にある。「悲しみと向き合うことは、弱さなのか、それとも強さなのか」という問いを軸に、世界中の”Sad ones”に寄り添い、矛盾や痛みさえ否定しないありのままの姿を描いた楽曲だと説明している。15日のキャプション「悲しみの向こう側には何がある?」も、この問いとそのまま重なる。

表記はピリオド入りの大文字で「S.A.D」。公式のトラックリストでは2曲目に置かれ、ティザー投稿のハッシュタグは「#SAD」とピリオドを外した形で使われた。

一方の表題曲「DEPENDS」は、YESかNOか、ひとつの答えを求められる世界で「自分でもまだ分からない」「今も探している途中」という心の揺らぎを”It depends”という言葉に託した曲となっている。迷いながら進む人を描いた表題曲と、悲しみを否定しない「S.A.D」。答えを急がない2曲が1作にまとまった。

『DEPENDS』は全2曲、米国では初のCD限定販売

『DEPENDS』のリリースが告知されたのは9月14日だった。公式サイトは11月6日(金)の発売を発表し、配信は各タイムゾーンの午前0時に始まる。日本では配信シングルとして届く作品で、1月に出た1stフルアルバム『THE CORE – 核』以来の新作となる。

同じ9月14日には、XGが所属するエンタテインメントブランド兼レーベルのXGALXがリブランディングを発表した。体制を一新し、楽曲制作やマネジメント、マーケティングを含む全ての活動で、よりグローバルな展開を目指すとしている。

10月8日にはトラックリストを公開した。収録は「DEPENDS」「S.A.D」の全2曲で、XGにとって初めてとなる米国限定のCD販売も決まり、同日からプレオーダーが始まっている。CDはデジパック仕様で、フォトカードは付かない。日本向けのCD発売は、10月16日時点で発表されていない。

告知の流れを並べると、9月14日に表題曲、10月8日に収録曲の名前と概要、10月15日に「S.A.D」の言葉と音の一部。発売日に向けて、情報を少しずつ開いていく順番だ。

ツアーの真っただ中での新曲発表

XGはJURIN、CHISA、HINATA、HARVEY、JURIA、MAYA、COCONAの7人で活動するグループだ。2022年3月に1stシングル「Tippy Toes」でデビューし、2024年から2025年にかけての初のワールドツアーでは東京ドーム公演を含む世界35都市47公演で約40万人を動員した。2025年4月には米国の音楽フェス「Coachella」でSaharaステージのトリも務めている。

グループ名のXGは「Xtraordinary Genes」の略で、核(CORE)となる創造性や常識にとらわれない精神を表す。XGALXが送り出した第1号アーティストで、2026年1月に1stフルアルバム『THE CORE – 核』を出し、2月から2度目のワールドツアーに乗り出した。

そのツアー「XG WORLD TOUR: THE CORE」は、いまも続いている。アジア、ヨーロッパ、オーストラリア、北米を回る全33公演の日程で、10月12日にメルボルン、14日にシドニーで公演を行った。リリックが公開されたのは、シドニー公演の翌日にあたる。

ただ、ツアーには変更も出た。公式サイトは10月6日、11月17日に予定していたダラス公演と、22日のメキシコシティ公演を「予期せぬ事情により」中止すると発表し、チケットは全て払い戻しになる。前述の全33公演は、この2公演を除き、2027年2月のファイナル4公演を含めた数だ。

関連記事:XG、『XG WORLD TOUR: THE CORE』のダラス・メキシコシティ2公演が中止 公式は「予期せぬ事情により中止となりました」と説明

発売日以降の予定

『DEPENDS』の配信は11月6日に始まる。歌詞の一部とスニペットが先に出たことで、発売日には「S.A.D」のフル音源がどう聴こえるかが注目点になる。公式Xのティザー投稿には、10月16日夜の時点で約9000件の「いいね」がついた。

年末にはライブの予定も入る。12月20日には東京ガーデンシアターで開かれる「Spotify On Stage Tokyo 2026 -10th Anniversary Special-」への出演が、10月16日に公式サイトで発表された。

ツアーの締めくくりは2027年2月だ。ファイナル公演「XG WORLD TOUR: THE CORE FINAL “1” & “7”」を、2月10日と11日に東京ドーム、27日と28日に京セラドーム大阪で開く。現在のツアーとは異なるセットリストで臨むとしており、『DEPENDS』の2曲がそこでどう披露されるかも気になるところだ。

[文/構成 by エンタメライター 真柴 ことね]

寄稿者

真柴 ことね
芸能ニュースや音楽、テレビ番組の話題を中心に書いているWebライター。ライター歴は11年。朝は情報番組をはしごするのが日課で、気になった話題はその日のうちに調べ始める。心がけているのは「公式発表を最初に読む」こと。所属事務所やレーベルの発表、番組の公式サイトまで確かめてから書く。ドラマは録画して週末にまとめて観る派。

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