2025年8月、上海浦東国際空港での乗り継ぎ時間。正直、少し退屈な時間を覚悟していました。しかし、プライオリティパスで利用できる「First Class Lounge (No.39)」に足を踏み入れた瞬間、その考えは嬉しい誤算に変わりました。結論から言うと、ここのラウンジは単なる休憩所ではありません。特に、出来立ての飲茶とオーダー式のヌードルは、空港ラウンジのレベルを遥かに超える絶品でした。この記事では、私が実際に体験して感じたラウンジの魅力と、利用前に知っておきたい情報を詳しくお伝えします。
ラウンジの基本情報:First Class Lounge (No.39)
まずは、ラウンジの基本的な情報を表にまとめました。渡航前にチェックしておくと安心です。

ラウンジ名 | First Class Lounge (No.39) / 39号貴賓室 |
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場所 | 上海浦東国際空港(PVG) 第1ターミナル 国際線出発エリア 4階 (保安検査後、エスカレーターまたはエレベーターで上階へ) |
営業時間 | 毎日 6:00 ~ 23:00 |
主な設備 | 食事・ドリンク、アルコール、Wi-Fi、シャワー施設、充電ポート、フライト情報モニター |
利用条件 | プライオリティパス、DragonPass、Lounge Keyなどの会員、一部提携航空会社(日本航空、エールフランスなど)のビジネスクラス以上の搭乗者など |
実体験レビュー:気になる食事とサービスは?
ここからは、私が実際にラウンジを利用して感じたことを「飲食面」と「サービス・雰囲気」に分けて、具体的にレビューしていきます。
飲食面:噂は本当だった!本格中華に舌鼓
このラウンジの最大の魅力は、何と言っても食事のクオリティの高さです。特に中華系のメニューが充実していました。


- 絶品の飲茶: 中でも感動したのが、熱々の小籠包。薄い皮を破ると、旨味たっぷりのスープがじゅわっと溢れ出します。これはもう専門店の味。海外のレビューサイトでも「本物の勝者(the real winners)」と絶賛されていましたが、まさにその通りでした。
- オーダー式ヌードルバー: カウンターで注文すると、その場で作ってくれるヌードルも外せません。私が選んだのは担々麺。ピリ辛ながらもゴマの風味が効いていて、日本人の口にも合う優しい味わいでした。他にも高菜肉糸麺などがあり、フライト前の小腹を満たすのに最適です。
- 豊富なビュッフェとドリンク: その他にも、宮保鶏丁(鶏肉とピーナッツの炒め物)やチャーハン、焼きそばといった温かい料理が並びます。もちろん、サラダやフルーツ、ケーキなどの軽食も。そして、アジアのラウンジではおなじみのカップラーメンも複数種類用意されていて、なんだかホッとします。
サービス・雰囲気:広々空間で快適ステイ
食事だけでなく、滞在空間としての快適さも特筆すべき点です。
- 落ち着いた空間: ラウンジ内は広く、食事を楽しむエリア、ソファで寛ぐエリア、集中して作業ができる半個室風のワークスペースなど、目的に合わせて場所を選べます。 全体的に照明は暖色系で、まるでヨーロッパのカフェのような洗練された雰囲気でした。
- 便利な設備: 各所に充電ポートが設置されており、スマホやPCの充電には困りません。また、フライトの疲れをリフレッシュできるシャワールームも完備。長時間の乗り継ぎには本当にありがたいサービスです。
- アクセスのしやすさ: 保安検査を抜けてすぐのエスカレーターを上がった場所にあるため、アクセスは非常に分かりやすいです。ただし、搭乗ゲートによっては少し歩くことになるので、時間は余裕を持って行動するのがおすすめです。
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