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【現地レポ】道の駅「上関海峡」で瀬戸内の魅力を満喫してきた!ドライブ旅の楽しみ方ガイド

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山口県にある道の駅「上関海峡」を現地レポートした記事です。 瀬戸内海の美しい絶景を楽しみながら、地元の新鮮な海の幸を堪能できるスポットとして紹介されています。道の駅の魅力や、ドライブ旅での楽しみ方ガイドとなっています。

え!懐かしい!チョコのおやつ「ぬ〜ぼ〜」覚えてる?実は販売終了していた理由と“もう一度食べたい”の声

「そういえば、あのお菓子、最近見ないな…」。ふとした瞬間に、子どもの頃に夢中になったおやつの記憶が蘇ることはありませんか?

黄色くて、不思議な形をしたキャラクター。そして、サクッとしたモナカの中に、ふわっと消えるチョコレート。その名も「ぬ〜ぼ〜」

1980年代後半から90年代にかけて、多くの子どもたちのおやつ時間を彩ったこのお菓子。しかし、いつの間にか店頭から姿を消してしまいました。

「ぬ〜ぼ〜」がなぜ多くの人の記憶に残り続けているのか、そしてなぜ販売終了してしまったのか、その背景をSNSでの声と共に掘り下げていきます。

「ぬ〜ぼ〜」とは? 80年代を彩った“ふわチョコ”の記憶

©NOOBOW PRODUCTIONS.
引用元:森永ぬ〜ぼ〜

「ぬ〜ぼ〜」は、1988年に森永製菓から発売されたチョコレート菓子です。雲(?)のような、黄色い愛らしいキャラクターが描かれた黄色いパッケージが目印でした。その最大の特徴は、「モナカ生地」と「エアインチョコレート」という画期的な組み合わせにあります。

一口かじると、軽いモナカが「サクッ」と音を立て、中のチョコレートが口の中で「ふわっ」と溶けていく。この独特の食感は、同社が「スプーナ」という商品で培ったエアインチョコの技術を応用したものでした。

当時の子どもたちにとって、この新感覚の食感は衝撃的で、たちまち人気商品となったのです。

コミカルなCMと“独立”したキャラクター展開

「ぬ〜ぼ〜」の人気を語る上で欠かせないのが、ユニークなプロモーション戦略です。当時、タレントとして絶大な人気を誇った田代まさしさんを起用したテレビCMは、コミカルな演出で大きな話題を呼びました。「ぬ〜ぼ〜」と言いながら不思議な踊りをするCMは、多くの子どもたちが真似をしたものです。

さらに驚くべきは、キャラクター「ぬ〜ぼ〜」の展開です。彼は単なるお菓子のマスコットに留まらず、お菓子から“独立”し、独自のキャラクタービジネスが展開されました。

公式サイトやミニシアター、さらには絵本まで登場し、一つのコンテンツとして世界観を広げていったのです。これは当時のお菓子キャラクターとしては非常に珍しい試みで、「ぬ〜ぼ〜」が単なる商品ではなく、一つの文化として愛されていた証拠と言えるでしょう。

なぜ?「ぬ〜ぼ〜」が市場から姿を消した理由

あれほど人気を博した「ぬ〜ぼ〜」ですが、1996年にひっそりと販売を終了しました。その明確な理由は森永製菓から公式に発表されていません。しかし、いくつかの要因が重なった結果だと考えられています。

一つは、バブル崩壊後のコスト問題です。エアインチョコは製造に特殊な技術と手間がかかり、コストが高い傾向にあります。景気が後退し、お菓子市場でも低価格競争が激化する中で、採算を維持するのが難しくなったのではないか、という見方です。

また、当時のお菓子業界は新商品の開発サイクルが非常に速く、次々と新しい商品が登場しては消えていく時代でした。「ぬ〜ぼ〜」もその時代の波にのまれ、定番商品として定着する前に役目を終えてしまったのかもしれません。

ファンの熱い想い「もう一度食べたい!」とSNSの反響

販売終了から30年近く経った今でも、「ぬ〜ぼ〜」を懐かしみ、再販を望む声は後を絶ちません。特にX(旧Twitter)では、定期的に「ぬ〜ぼ〜」がトレンドワードに上がることがあります。

急に「ぬ〜ぼ〜」食べたくなった。あのフワフワのチョコとモナカの組み合わせ、天才的だったよな…。森永さん、期間限定でもいいから復活してくれませんか? #ぬーぼー #懐かしいお菓子

子どもに「昔、ぬ〜ぼ〜っていう最高のお菓子があってね」って話したら「食べてみたい!」って。親子で食べたいから、本当に再販希望!

こうした声は、単なる味への懐かしさだけではありません。多くの人にとって「ぬ〜ぼ〜」は、楽しかった子ども時代や、家族との思い出と強く結びついた“記憶のスイッチ”のような存在なのです。

「ぬ〜ぼ〜」の代わりは? あの食感をもう一度探して

「どうしても、あの食感をもう一度味わいたい!」そんな方のために、現在購入できるお菓子の中から、「ぬ〜ぼ〜」に近いものを探してみました。

最も構成が近いのは、名糖産業の「ぷくぷくたい」でしょう。

たい焼きの形をしたモナカの中に、エアインチョコが入っており、「サクッ、ふわっ」という食感は「ぬ〜ぼ〜」を彷彿とさせます。SNSでも「ぬ〜ぼ〜ロスをこれで埋めている」といった声が多く見られます。

また、同じ森永製菓の商品では「ベイク」シリーズがあります。

こちらは焼きチョコなのでモナカはありませんが、中のエアインチョコの口どけは、かつての技術の進化を感じさせてくれるという方もいらっしゃいますね。

個人的には、グリコの「カプリコ」も、コーンとエアインチョコの組み合わせが楽しい食感を生み出しており、ぬ〜ぼ〜好きには刺さるのではないでしょうか?

ちなみに私はいちごカプリコが大好きなのですが、軽いチョコ菓子が好きな方にはおすすめです♩

ただのお菓子ではない、「時代の記憶」としてのぬ〜ぼ〜

「ぬ〜ぼ〜」は、その短い販売期間にもかかわらず、今なお多くの人々の心に深く刻まれています。それは、革新的な食感だけでなく、時代を象徴するCMや愛されるキャラクターといった、総合的な魅力があったからに他なりません。

現在、森永製菓からの再販に関する公式なアナウンスはありません。しかし、SNSを通じてこれだけ多くの声が上がり続ける限り、いつか奇跡の復活が起こるかもしれません。その日まで、私たちは「ぷくぷくたい」を片手に、あの黄色い不思議な生き物に思いを馳せるのです。

[文/構成 by MEDIA DOGS編集部]

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