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出雲そばの名店「羽根屋」は本当に並ぶ価値あり?混雑状況と皇室献上の味を徹底レビュー

出雲そばの名店「羽根屋」は本当に並ぶ価値あり?混雑状況と皇室献上の味を徹底レビュー

📷写真・📝レビュー提供:やままる
取材・編集:MEDIA DOGS 編集部/ © 2025 MEDIA DOGS

島根県出雲市といえば、出雲大社と並んで有名なのが「出雲そば」。その中でも、食べログ「そば 百名店」に何度も選出され、皇室にそばを献上した歴史を持つ老舗が「献上そば 羽根屋 本店」です。

土曜日の昼下がり、行列覚悟で訪れましたが、そこで待っていたのは想像を超える美味しさと、老舗ならではの風格でした。

「本当にそんなに美味しいの?」「どのくらい待つの?」そんな疑問をお持ちの方へ。

この記事では、私が実際に体験した「羽根屋 本店」のリアルな混雑状況から、看板メニュー「割子そば」の味わいまで、余すところなくレポートします。

「献上そば 羽根屋 本店」とは?

皇室も認めた、江戸時代末期創業の老舗

「献上そば」の名の由来は、明治40年(1907年)にまで遡ります。

当時皇太子であった大正天皇が出雲に宿泊された際、羽根屋のそばを大変気に入られ、「献上そば」の名を賜ったそうです。以来、数々の皇室の方々へそばを献上してきたという、輝かしい歴史を持つお店です。

江戸時代末期の創業から、契約栽培の出雲産蕎麦粉を使った昔ながらの手打ちそばを守り続けており、その伝統と技が多くの人々を魅了しています。

店内に掲げられた「献上そばの由来」。歴史の重みを感じます。

店舗の基本情報

店名献上そば 羽根屋 本店(けんじょうそば はねや ほんてん)
所在地島根県出雲市今市町549
アクセスJR山陰本線「出雲市」駅 北口から徒歩約5分
営業時間11:00~15:00 / 17:00~19:30 (L.O. 19:00) ※そばが無くなり次第終了
定休日元旦
席数80席(個室あり)
駐車場有り(店舗専用駐車場あり。詳細は後述)
支払い方法カード可(VISA, Master, JCB, AMEX)、電子マネー可(QUICPay)、QRコード決済可(PayPay, au PAY
予約予約不可。ただし、10:30から店頭のタブレットで当日受付が可能
公式サイトhttp://kenjosoba-haneya.com/

【実食レビュー】土曜ランチタイムのリアルな体験記

待ち時間は約30分!ハイテクな順番待ちシステム

私が訪れたのは土曜日の13時17分。ランチのピークは過ぎたかと思いきや、店の前には人だかりが。さすがは人気店です。

お店の前も並んでいますが、中の椅子も結構席数があるのに満席です。笑

並んでいるからと、いきなり列の後ろに並んではいけません。受付は店内のタブレットで行います。

お店のドアには「受付は店内のタブレットで」と書かれています。
店頭のタブレットで受付。この時点で26組待ちでした 。

人数と席の希望(テーブル・座敷・どちらでも)を入力すると、受付番号が書かれたレシートが発券されます。

受付番号のレシートをゲット

そしてレシートのQRコードをスマホで読み込むと、現在の待ち状況をリアルタイムで確認できます。

スマホで順番を確認できる「myJunban」システム。あと何組か一目でわかります。

これなら、店の前でずっと立ち往生する必要もなく、周辺を少し散策しながら待つことができますね。

この日は26組待ちでしたが、回転は比較的早いようで、実際に入店できたのは13時50分頃。待ち時間は約30分でした。口コミでは「2時間待ちもざら」という声もあったので覚悟はしていたのですが、スムーズに入れてよかったです。

【編集部メモ📝】

ちなみに、近くの老舗和菓子店ひろしまやさんで聞いた情報では、羽根屋さんは11時オープンですが、受付は10:30からできるそう。ただ、そのオープン前30分の時間は”受付待ち”で、いちばん人がごった返しているんだとか。

受付さえすんでしまえば、羽根屋周辺は散策ポイントも色々とあるようなので、待ち時間を有効に使って散策してみるのは結構おすすめです。私たちも近くの和菓子屋さんでお土産とおしゃべりをしていたらあっという間の30分でした。

ただし、呼ばれる時間が過ぎてしまうと予約がキャンセルになってしまうようなので、くれぐれも順番を確認しながら時間を潰すようにご注意くださいませ。(私たちは残り4人の時点でお店に戻っておりました。)

私たちがお土産を買った近くの老舗和菓子屋・ひろしまやさんの体験レポートも作成していますので、よければぜひご覧になってみてくださいね。

詳細はこちらから

【羽根屋近くの老舗和菓子「猩猩園老舗ひろしまや」さんの体験レポート】
そば待ちの寄り道に最適!出雲の老舗和菓子「猩猩園老舗ひろしまや」のゆずワッフルとおすすめ和菓子

風情ある店内と多彩なメニュー

案内されたのは2階の座敷席。畳の香りが心地よい、昔ながらの和室で、窓からは瓦屋根が見え、旅情をかき立てられます。

趣のある2階の座敷席。ゆったりと食事を楽しめます。

1階にはテーブル席もあり、希望に応じて選べるのが嬉しいポイントです。

1階の様子。

注文も各席に置かれたタブレットで行います。

メニューは出雲そばの二大巨頭「割子そば」と「釜揚げそば」を中心に、天ぷら付きのセットや定食など、非常に豊富。

定食があるのは驚きました!

実食!「三色割子そば」の力強いコシと香り

今回は、色々な味を楽しめる「三色割子そば」(1,050円)を注文しました。

私たちは三色割子そばを頼みます。

割子そばは、丸い漆器に盛られたそばに、薬味とつゆを直接かけていただく出雲独特のスタイルです。朱塗りの器が三段重ねで運ばれてきて、見た目にも華やか。

朱塗りに「羽」の文字が書かれた器が目を惹きます。

上から山菜、天かす、とろろが乗っています。薬味のネギや海苔、もみじおろしを好みで加え、甘めのつゆをかけて一口。

運ばれてきた「三色割子そば」。山菜、天かす、とろろが彩り豊かです 。

その瞬間、そばの力強い香りが鼻に抜けました。そして、驚いたのがそのコシの強さ。事前に聞いていた「もそもそ感」は全くなく、しっかりとした歯ごたえと喉越しが楽しめます。

噛みしめるほどに、そば本来の素朴な甘みが口の中に広がりました。これは美味しい!

色が濃く、しっかりとした角が立った手打ちそば。香りの高さが伝わってきます。

山菜のシャキシャキ感、天かすのコク、とろろのまろやかさが、それぞれそばの風味を引き立て、三段あっという間に完食。最後にそば湯をいただくと、つゆに溶け出したそばの栄養と香りが体に染み渡り、心から満たされました。

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