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【松江城天守閣レビュー】登ってわかった見どころと絶景、所要時間も正直レポ

【松江城天守閣レビュー】登ってわかった見どころと絶景、所要時間も正直レポ

島根県松江市のシンボル、国宝「松江城」。その天守閣に実際に登ってみると、急な階段の連続に少し息が切れましたが、最上階から望む宍道湖(しんじこ)の絶景は、疲れを吹き飛ばすほどの感動がありました!

2015年に国宝に指定されてから、2025年で10周年を迎える松江城。今回は、そんな記念すべき年に訪れた筆者が、天守閣内部の見どころやリアルな所要時間、登る前に知っておきたい注意点まで、写真たっぷりで徹底レポートします。

国宝・松江城とは?基本情報をチェック

松江城は、江戸時代以前に建てられ、現在までその姿を残す全国に12しかない「現存天守」の一つです。その中でも、国宝に指定されているのは姫路城松本城犬山城彦根城、そしてこの松江城わずか5城のみという、大変貴重なお城です。

天守最上階に展示されている国宝指定書(写し)。歴史の重みを感じます。

2015年7月、63年ぶりに5番目の天守国宝として指定された背景には、築城年を示す「慶長十六年」(1611年)と記された祈祷札の発見や、他の城にはない独特の建築構造が学術調査によって明らかになったことがあります。

千鳥が羽を広げたような姿から「千鳥城」とも呼ばれる美しい天守閣。

松江城天守閣の基本情報

松江城の本丸開門から最終受付時間
名称国宝 松江城
所在地島根県松江市殿町1-5
登閣料大人 800円 / 小・中学生 400円
※各種割引あり
営業時間【4月1日~9月30日】8:30~18:00 (受付終了 17:30)
【10月1日~3月31日】8:30~17:00 (受付終了 16:30)
所要時間目安天守閣のみ:約40分~60分
城山公園散策含む:約90分~120分
アクセスJR松江駅からレイクラインバスで10分、「国宝松江城(大手前)」下車すぐ
松江城の天守閣にはキャリーケースなどは持ち込めないので、事前にロッカーに預ける必要があります。

いざ天守閣へ!登ってわかったリアルな体験レポ

2025年11月初旬、秋晴れの日に松江城を訪れました。券売機で登閣券(800円)を購入し、いよいよ天守内部へ。

最初に所要時間だけお伝えすると、私たちの場合平日の昼間に登閣し、ゆっくり見回っても約35分ほどでした。チケット購入なども含めたら40分ぐらいです。

ここをくぐると松江城のチケット購入場所になります。
券売機でも購入ができます。
登閣券をゲットしました。

入口から試練?靴を脱いで急な階段へ

天守の入口でまず驚いたのが、「土足禁止」のルール。靴を脱いで備え付けのビニール袋に入れ、自分で持って登るスタイルです。滑りやすい靴下の方は少し注意が必要かもしれません。

そして、最初の階段を前にして、前にいたご家族のおじいさんが「自分は外で待っている」と登閣を断念されていました。この時は「そんなに大変なのかな?」と軽く考えていましたが、この後、その理由を身をもって知ることになります。

この案内に沿って進んでいきます。

地階。天守閣受付はここ:籠城に備えた実践的な工夫の数々

少し階段を登り、まずはチケット渡します。
このチケットを渡す場所で駐車場の認証スタンプを押せるようです。

そして受付の前にまずあるのが地階(地下1階)の案内です。籠城戦を想定した数々の備えに圧倒されます。現存天守で唯一内部に井戸があるのがこの松江城で、水の確保という実戦的な視点がうかがえます。

籠城への備えが徹底されています。

チケットを渡して先に進むと、井戸を見ることができました。

地階にある深さ約24mの井戸。落ちそうでちょっとゾクッとしますね…

1階~2階:籠城に備えた実践的な工夫の数々

薄暗い1階の案内。
天守最大柱と階段の引き戸が見どころです。

2階に上がると、床に奇妙な蓋が。これは「石落とし」と呼ばれる防御装置で、石垣を登ってくる敵に真上から石や熱湯を浴びせるためのもの。屋根の軒に隠れて外部から見えにくい構造になっているのが特徴だそうです。

2階の床に設けられた「石落とし」。ここから敵を攻撃したのですね。
2階の案内を見ながら館内を回ります。

次のページへ:3階~4階:急階段との戦いと美しい建築意匠

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