【実食レビュー】行列必至!丸の内「エシレ・メゾン デュ ブール」でミゼラブル、至高のバター体験

東京・丸の内で常に行列が絶えない人気店「エシレ・メゾン デュ ブール」。フランス産高級発酵バター「エシレ」をふんだんに使ったお菓子は、一度食べたら忘れられない味と評判です。今回は実際に店舗を訪れ、その魅力と行列の秘密に迫りました。
バターの概念が変わる、感動の出会い
「丸の内に行列のできるすごいお店がある」そんな噂を聞きつけ、2025年11月14日のお昼過ぎ、ついに「エシレ・メゾン デュ ブール」を訪れました。結論から言うと、これは単なるスイーツ店ではありません。バターという存在そのものの概念を覆されるほどの、感動的な体験でした。扉を開けた瞬間に全身を包む芳醇な香り、そして口に入れた瞬間に広がる濃厚で上品な味わい。多くの人が時間をかけてでも手に入れたいと願う理由が、そこにはありました。
そもそも「エシレ・メゾン デュ ブール」とは?
「エシレ・メゾン デュ ブール」は、フランス中西部エシレ村で伝統的な製法を守り作られる、A.O.P.認定フランス産発酵バター「エシレ」の世界初の専門店です (1, 2)。2009年9月3日に東京・丸の内ブリックスクエアにオープンして以来、バターそのものはもちろん、そのバターを100%使用した焼き菓子やヴィエノワズリー(菓子パン)を求め、連日多くの人々が訪れます。
その人気と実力は折り紙付きで、「食べログ スイーツ TOKYO 百名店」に2018年、2020年、2022年、2023年と何度も選出されるなど、東京を代表する名店として確固たる地位を築いています 。

【2025年11月訪問】いざ、バター香る店内へ!リアル体験レポート
丸の内イルミネーションの中、行列が目印
私が訪れたのは、平日の12時30分。ちょうど丸の内仲通りがイルミネーションの準備で華やぎ始める頃でした。お目当てのお店は、その通り沿いにあります。「開店前から20人くらい並ぶ」という前情報を得ていましたが、お昼過ぎでもその人気は健在。他のお店とは明らかに違う人だかりができており、すぐに「ここだ!」と分かりました。


扉を開ければ、そこはバターの楽園
期待に胸を膨らませて青い扉を開けると、ふわりと甘く、濃厚なバターの香りが!一瞬で幸せな気持ちに包まれます。こぢんまりとした店内は、ブランドカラーの青と白で統一されたお洒落な空間。あちこちに牛のモニュメントが飾られており、遊び心も感じられます。

店内ではカウンターの前に15人ほどが列を作っていました。順番にスタッフの方がオーダーを取り、列が進んで左端のレジで商品を受け取り、会計をするという効率的なシステムです。残念ながらイートインスペースはなく、すべてテイクアウト専門。メニュー表も特に置かれておらず、ショーケースに並んだ美しい商品を見ながら注文を決めます。


実食!これが至高のバタークリームケーキ「ミゼラブル」
「すぐにでもこの味を確かめたい!」という気持ちを抑えきれず、ケーキを購入。幸い、お店の外の通りには丸の内イルミネーション用のテーブルと椅子が設置されており、近くのキッチンカーでコーヒーを調達し、即席のカフェテラスでいただくことにしました。
選んだのは「ミゼラブル」(1,026円)。

見た目はバタークリームとは分からないほど淡く、柔らかな色合いです。子供の頃に食べた、こってりとしたバタークリームケーキの記憶とは全くの別物。一口食べると、その違いに衝撃を受けました。舌の上でスッと溶けるクリームは、驚くほど軽く、それでいてバターのコクと芳醇な香りが口いっぱいに広がります。まさに高級品、値段にも納得の逸品でした。

お土産にはマドレーヌを。限定品や他の人気商品は?
自分へのご褒美だけでなく、お土産にマドレーヌも購入しました。この日は幸いにも個数制限はありませんでしたが、日によっては制限がかかることもあるそうです。後から「お菓子作りが好きな姉や義妹のために、小分け用の袋もお願いすればよかった」と少し後悔。プレゼントを考えている方は、袋の有無を確認するのがおすすめです。


ショーケースには、他にも魅力的な商品がずらり。特に有名なのが、原材料の50%がエシレバターという究極の「クロワッサン・エシレ 50%ブール」(605円税込) (5)。こちらは一人6個までの個数制限がある大人気商品です。また、1個600円超えという衝撃価格ながらファンが多い「フィナンシェ」や、ザクザク食感がたまらない「ガレット・エシレ」も定番の人気を誇ります (4)。
ちなみに、私が訪れた11月中旬には、クリスマスのビュッシュ・ド・ノエルの予約は既に終了していました。限定品を狙う方は、早めの情報収集が必須のようです。
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