セカオワ深瀬、インスタ投稿とアイコン全削除にファン「何があった?」一括削除は初
メンタルヘルスへの懸念とプラットフォームの問題
Fukase氏は過去に、自身のADHDや、パニック障害で精神科病棟に入院した経験などを率直に語ってきた。その繊細な感性や葛藤が、SEKAI NO OWARIの音楽の深みを生み出してきたことは広く知られている。そのため、今回の行動を彼の精神的な状態と結びつけ、心配する声が根強くある。
アーティストにとってSNSはファンと繋がる重要なツールである一方、絶え間ないプレッシャーや批判に晒される場でもある。近年、多くのミュージシャンがSNSによる精神的疲労「デジタルバーンアウト」を訴えており、心身の健康を保つためにSNSから一時的に離れる、あるいはアカウントを削除する選択は特別なことではなくなっている。
また、可能性は低いものの、プラットフォーム側の技術的な問題も完全には排除できない。2025年夏には、Meta社のAIモデレーションシステムの誤作動により、世界中で無実のアカウントが大量に停止される「The Great Meta Ban Wave」と呼ばれる現象が発生した。この時は、無害な投稿が規約違反と誤判定されるケースが多発し、多くのユーザーが混乱に陥った。今回、同様の問題が個人に発生した可能性もゼロではないだろう。
沈黙の先に待つものとは
現時点では、Fukase氏の沈黙の理由は憶測の域を出ない。プライベートな問題への対処か、新たな創造への序章か、あるいは心身の休息を求めるサインなのか。いずれにせよ、彼の行動が多くの人々の関心を集めていることは事実だ。
SEKAI NO OWARIは、2025年11月17日と18日に、アジアツアーの凱旋公演を東京・NHKホールで開催する予定となっている。このステージで本人の口から何かが語られるのか。デビュー15周年を迎え、バンドとしても個人としても新たなフェーズに向かうFukase氏の次の一手に、ファンは固唾を飲んで見守っている。
[文/構成 by MEDIA DOGS編集部]


































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