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レゲエシンガー寿君とは何者か?歩んできた軌跡と現在地

レゲエシンガー寿君とは何者か?歩んできた軌跡と現在地

関西のレゲエシーンを牽引し、ストレートな歌詞と中毒性の高いメロディーで多くのファンを魅了してきたレゲエシンガー、寿君(ことぶきくん)。2006年の活動開始以来、着実にキャリアを積み上げ、ワンマンライブは常に満員、YouTubeでの動画再生数も数百万回を超えるなど、その人気は全国区となっていた。2025年11月8日には40歳の誕生日を迎え、翌9日には記念イベントも盛況のうちに終えたばかりであった。しかし、その直後の11月10日、麻薬取締法違反の容疑で逮捕されたという衝撃的なニュースが報じられた。順風満帆に見えた彼のキャリアに、今、激震が走っている。

寿君とは何者か?- プロフィールと経歴

基本プロフィール

寿君は、奈良県生駒市出身のレゲエシンガーである。本名は上西寿弥(うえにし としや)と公表されている。1985年11月8日生まれで、2025年現在の年齢は40歳。身長は172cm、血液型はO型である。

彼のアーティスト活動は、レゲエが盛んな「激戦区」とも呼ばれる関西エリアを拠点に始まった。地元では古くからレゲエ好きとして知られ、同郷の先輩である三木道三(現DOZAN11)の存在も、彼が音楽の道を志す一つのきっかけになったと語っている。

「MOUNTAIN KING」から「寿君」へ

彼のキャリアの本格的なスタートは2006年1月。当時は「MOUNTAIN KING」という名義で活動していた。 その後、関西のレゲエシーンで着実に実力をつけ、DEEJAY CLASH(DJ同士のバトル)での優勝経験などを通じて評価を高めていく。

現在の「寿君」という名前に改名したのは2010年2月のこと。名付け親は、大阪の重鎮サウンドマンであるRED SPIDERのJUNIOR氏であったことが知られている。 この改名を機に、彼の活動はさらに加速。2012年に配信リリースされた「LONG DISTANCE」がスマッシュヒットを記録し、その名を一気に全国区へと押し上げた。

音楽スタイルと功績

ヒット曲とチャート実績

寿君の音楽の最大の魅力は、一度聴いたら耳に残るキャッチーなメロディーと、誰もが共感できるストレートなリリック(歌詞)にある。応援歌からラブソングまで幅広く手掛け、数々のヒット曲を生み出してきた。

2014年にリリースされたミニアルバム『オレノキュウキョク』はオリコンデイリーランキングで11位を記録し、先行シングル『オレガヤレバ』はiTunesシングル総合3位を獲得。2016年の3rdアルバム『SPECIAL THANXーありがたやー』もiTunesアルバム総合4位を記録するなど、配信チャートでも高い人気を誇る。

また、TUBEの国民的夏うた「あー夏休み」をサンプリングした楽曲も大きな話題を呼んだ。ライブ活動も精力的で、「ありがた夜」「おめでた夜」といったワンマンイベントは、それぞれ1300人以上を動員するほどの盛況ぶりを見せている。

YouTubeでの多彩な活動

寿君は自身の公式YouTubeチャンネルを通じて、音楽活動の幅を広げている。J-POPの人気曲をレゲエ風にアレンジしたカバー動画は特に人気が高く、優里の「ドライフラワー」などをカバーし、新たなファン層を獲得した。さらに、ラッパーたちとスキルを競い合うMCバトルにも参戦するなど、ジャンルの垣根を越えた挑戦を続けている。

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