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カーリング吉田知那美、憧れの希少SUV披露で「夢が叶った瞬間」

カーリング女子日本代表として五輪で2大会連続のメダルを獲得した「ロコ・ソラーレ」の吉田知那美選手(34)。氷上での冷静沈着なプレーで知られる彼女が、自身のSNSで公開した一台の車が大きな話題を呼んでいる。その車は、トヨタの「ランドクルーザー70」。単なる移動手段ではなく、亡き父との思い出、そして自身の夢が詰まった特別な存在だ。

氷上からオフロードへ:吉田選手と「ランクル70」の物語

吉田選手は2025年9月5日、自身のインスタグラムを更新。「平日の午前中、洗車場は貸し切り」というコメントと共に、愛車である白いランドクルーザー70(以下、ランクル70)を洗車する姿を公開した。

複数のメディアが報じたように、ラフなTシャツと短パン姿で愛車に寄り添う姿は、競技中の真剣な表情とはまた違う、リラックスした一面をのぞかせる。彼女の勤務先が、所属チームのスポンサーでもある「ネッツトヨタ北見」であることも、この車選びに深い縁を感じさせる。

氷上のチェスとも呼ばれるカーリングで、緻密な戦略と精神力が求められるサードを務める吉田選手。そんな彼女が選んだのが、華美な装飾を排し、信頼性と走破性を突き詰めた本格オフロード車であることは、非常に興味深い。それは、彼女の芯の強さや、本質を見極める価値観を映し出しているかのようだ。

なぜ「ランクル70」は“希少”なのか

メディアがこぞって「希少SUV」と表現するランクル70。その理由は、この車が持つ独特の歴史と背景にある。

40年の時を超えたヘビーデューティー

ランクル70が誕生したのは1984年。以来、世界中の過酷な環境で人々の生活を支える「働く車」として、絶大な信頼を勝ち得てきた。トヨタの公式発表によれば、そのコンセプトは「信頼性・耐久性・悪路走破性」。流行に左右されない直線的で無骨なデザインは、まさに機能美の極致と言える。2023年に日本市場で再々販売されたモデルは、最新のディーゼルエンジンと安全性能を備えつつも、そのヘビーデューティーな魂は色濃く受け継いでおり、新車でありながらクラシックカーのような風格を漂わせている。

供給が追い付かないほどの人気

その唯一無二の存在感から、再販が発表されると同時に注文が殺到。一部の国では早々に受注停止になるなど、その人気は供給をはるかに上回る。中古車市場でも価格は高騰しており、まさに「欲しくても手に入らない」希少なモデルとなっているのだ。吉田選手がこの一台を手に入れたことは、多くの車好きにとって羨望の的であり、一つの「夢が叶った瞬間」と言えるだろう。

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