阪神・佐藤輝明が三冠王、史上9人目 打率.306・39本・106打点、村上宗隆以来4年ぶり・球団はバース以来40年ぶり

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阪神の佐藤輝明(27)が8日、セ・リーグの全日程終了とともに打率.306、39本塁打、106打点で三冠王を確定させた。プロ野球では史上9人目、13度目の達成。2022年の村上宗隆以来4年ぶりで、阪神では1986年のランディ・バース以来40年ぶり、日本選手では球団初となった。
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最終戦は4打数無安打、それでも3部門のトップは揺るがず
セ・リーグのレギュラーシーズンは8日、甲子園の阪神-ヤクルト戦で全日程を終えた。阪神は0-4で敗れ、79勝62敗2分けで今季を締めくくった。
佐藤は「2番・三塁」で先発し、4打数無安打。2年連続の40号を狙った6回の第3打席は右翼後方への大飛球だったが、あと数メートル届かず右飛に倒れた。8回2死の打席は空振り三振で、9回の守備から退いている。
試合前の時点で打率.308だった数字は、この日の無安打で.306に下がった。それでも打率、本塁打、打点のいずれもリーグトップは動かない。全日程が終わった瞬間、三冠王が確定した。
最多安打のタイトルも165安打で手にし、打撃部門は計4つのタイトルとなった。本塁打王と打点王は2年連続だ。今季は全143試合に出場。セ・リーグで打率3割に届いたのは佐藤ただ一人で、100打点を超えたのも佐藤だけだった。
三冠王は史上9人目、13度目の達成
三冠王はプロ野球の長い歴史でも数えるほどしかいない。複数回達成した選手がいるため、人数と回数は一致しない。佐藤は9人目、通算では13度目にあたる。
| 選手 | 当時の所属 | 達成年 |
|---|---|---|
| 中島治康 | 巨人 | 1938年秋 |
| 野村克也 | 南海 | 1965年 |
| 王貞治 | 巨人 | 1973年、1974年 |
| 落合博満 | ロッテ | 1982年、1985年、1986年 |
| ブーマー | 阪急 | 1984年 |
| ランディ・バース | 阪神 | 1985年、1986年 |
| 松中信彦 | ダイエー | 2004年 |
| 村上宗隆 | ヤクルト | 2022年 |
| 佐藤輝明 | 阪神 | 2026年 |
直近は2022年、当時ヤクルトの村上宗隆(現ホワイトソックス)で、それ以来4年ぶりとなった。阪神では1985、86年に2年連続で三冠王となったバース以来、40年ぶり2人目。日本選手としては球団で初めての達成だ。
打率.277から.306へ、オフに掲げた課題をクリア
佐藤は近大から2020年秋のドラフトで4球団が競合した末に阪神へ入団した。1年目から3年連続で20本塁打以上を放つ一方、打率は伸び悩む。プロ1年目には59打席連続無安打という苦い経験もしている。
転機は昨季だった。2025年は40本塁打、102打点で本塁打と打点の2冠を手にしたが、打率は.277止まり。首位打者には届かなかった。
このオフ、佐藤は打率を上げることを最大のテーマに据えた。今季は開幕から高打率を保ち、5月初めの時点では4割を超えていた。9月下旬にはタイトル争いで競り合っていたチームメートの森下翔太を引き離し、10月3日の広島戦(マツダスタジアム)では勝ち越しの39号3ランを放つ。本塁打と打点は昨季並みの水準を保ったまま、打率だけを3割台に乗せたシーズンとなった。
月間MVPは今季3度。3月のWBCでは侍ジャパンの一員としてもプレーした。2025年シーズンの全本塁打を1本ずつまとめた球団承認のデータ本も出版されている。
「3割は全然想像できなかった」
試合後、佐藤は「本当に成長できたと思う。積み重ねてここまでこれたので、誇りに思います」と語った。40号を逃した第3打席については「広い甲子園なんでね。いいスイングはできたんで、悔いはないです」と笑顔を見せた。
意外だったのは打率の話だ。
「1年目終わったときに、(本塁打)40本は想像できたんですけど、3割は全然想像できなかった」
試合後の取材でそう明かした佐藤は、打率と長打の両立についても「常に強い打球を打とうと意識してます」と話す。広い甲子園を本拠地とする左打者として残した数字には本当に価値があると胸を張り、自分でも誇りに思うと続けた。
思い浮かべる三冠王を問われると、2022年の村上の名前を挙げた。「そら22年でしょ。目の前で見てるし、すごかったですね」。4年前に同じリーグで見た偉業に、今度は自分が並んだ。
同じ阪神の森下は出塁率.394でリーグトップとなり、最高出塁率で自身初の打撃タイトルを手にした。佐藤は森下との争いについて、いい刺激をもらったと振り返っている。
次は日本一への挑戦、CSファイナルは14日から
阪神は10月3日に2年連続8度目のリーグ優勝を決めている。クライマックスシリーズは14日に甲子園で始まるファイナルステージから登場し、巨人とDeNAによるファーストステージ(10日から東京ドーム)の勝者を迎え撃つ。
三冠王の主砲が短期決戦でどんな打撃を見せるのか。
打率、本塁打、打点のすべてで頂点に立った27歳の次の目標は、リーグ連覇の先にある日本一だ。
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[文/構成 by スポーツライター 高瀬翔吾]











































































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