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Nano Banana 2.1、Googleが公開 Nano Banana 2の後継、Geminiアプリや検索のAI Modeで利用可

Nano Banana 2.1、Googleが公開 Nano Banana 2の後継、Geminiアプリや検索のAI Modeで利用可

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Googleは米国時間10月6日(日本時間7日未明)、画像生成・編集AIの新モデル「Nano Banana 2.1」を公開した。2月に出た「Nano Banana 2」の後継で、Geminiアプリや検索のAIモード、Google AI Studioなどで同日から順次使えるようになる。マスクを使った部分編集や、同じ人物・物の見た目を保つ力が上がった。開発者向けAPIでは、画像1枚あたりの料金が前のモデルの約半分になった。

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米国時間6日に公開、Geminiアプリや検索のAIモードへ順次

Googleは米国太平洋時間6日午前9時(日本時間7日午前1時)ごろ、公式Xアカウントで「Nano Banana 2.1」を発表した。投稿では「これまでのモデルをあらゆる面で上回り、ビジュアルデザイン、マスクを使った編集、被写体の一貫性で大きく進歩した」と説明している。

使えるようになるのは、一般向けのGeminiアプリと、Google検索の「AIモード」。開発者向けにはGoogle AI StudioとGemini API、さらに動画制作ツール「Flow」、画面デザインを作る「Stitch」、Google広告、企業向けのGemini Enterprise Platformにも順次入る。Googleは「本日から順次展開を始める」としており、すべての利用者に同時に届くわけではない。

Google DeepMindが同日付で出したモデルカード(モデルの説明書)によると、Nano Banana 2.1は「Gemini 3.6 Flash」をもとに作られた。文字と画像を読み取り、画像と文字で答える仕組みだ。

開発者向けのGemini APIでは、モデル名「gemini-nano-banana-2.1」で、正式版(一般提供)として公開された。

2月の「Nano Banana 2」から約7カ月、何が変わったのか

前のモデル「Nano Banana 2」は、正式名を「Gemini 3.1 Flash Image」といい、2026年2月26日に公開された。上位モデル「Nano Banana Pro」並みの画質を、軽くて速い「Flash」系の速さと料金で出すモデルとして、Geminiアプリや検索のAIモード、Googleレンズに入っていた。

2.1は、その後継にあたる。Gemini APIの更新履歴では、画質、指示どおりに描く力、何度もやり取りしながら編集したときのキャラクターの一貫性、文字の描画が「大きく改善した」とされた。

横長・縦長の比率にも手が入った。1対4、4対1、1対8、8対1というパノラマのような細長い比率はNano Banana 2のときから選べたが、2.1では1K、2K、4Kの3つの解像度で、こうした画像の仕上がりが改善された。参照用の画像は、Nano Banana 2と同じく1回に最大14枚まで渡せ、そのうち人物は最大4人、物は最大10点まで見た目をそろえられる。

編集面で目立つのは、マスクを使った部分編集だ。画像の一部に印を付け、その範囲だけを描き直す使い方で、周りの部分を崩さずに直しやすくなる。

社内評価はPro超え、苦手なところも明記

モデルカードには、人による比較評価(2つの画像を並べてどちらが良いかを選ぶ方式)の点数が載っている。画像生成全体の好みでは、2.1(じっくり考えるThinkingあり)が1050点。Nano Banana 2の990点、Nano Banana Proの935点を上回った。

差が大きかったのは、複数のキャラクターの一貫性だ。2.1(Thinkingあり)は1106点で、Nano Banana 2の978点から100点以上伸びた。マスクや手書きの印を使った編集も1049点と、Nano Banana 2の965点を上回る。

インフォグラフィック(図解)の事実の正確さを測る指標では、2.1(Thinkingあり)が0.521で、Nano Banana 2の0.179から3倍近くになった。地図や年表、説明図のように、中身の正しさが問われる画像で差が出る。

ただし、どれもGoogle自身による評価だ。利用者の投票で順位を付ける外部の比較サイト「Arena」(旧LMArena)では、テキストからの画像生成で暫定6位(8日時点・1328点)と、Nano Banana 2やProより上だが、OpenAIの「GPT Image」系など上位5つのモデルには届いていない。

モデルカードは苦手な点も挙げている。小さな文字は、特に1Kの解像度でぼやけやすい。入力した画像と出てきた画像の間でキャラクターがずれることがあり、左右など位置関係を取り違える場合もある。

開発者向けは画像の出力が半額、入力は値上げ

料金が大きく動いたのは、開発者向けのGemini APIだ。公式の料金ページによると、画像の出力は100万トークンあたり30ドルで、Nano Banana 2の60ドルから半分になった。

画像1枚に直すと、1K(1024×1024ピクセル)は0.0336ドル、2K(2048×2048ピクセル)は0.0504ドル。Nano Banana 2はそれぞれ0.067ドル、0.101ドルだった。まとめて処理するバッチなら、さらに半額で使える。

一方で、入力の料金は上がった。テキストや画像、動画の入力は100万トークンあたり1.50ドルで、Nano Banana 2の0.50ドルから3倍になる。テキストと思考の出力も3ドルから7.50ドルへ上がった。参照画像を何枚も渡す使い方では、出力の値下げ分を一部打ち消すこともある。

Nano Banana 2(gemini-3.1-flash-image)は、Gemini APIで「非推奨」となり、2.1への移行が案内された。Googleは公開当初、Gemini APIの更新履歴に「10月29日に提供を終える」と書いており、PC WatchやImpress Watchもその日付を伝えた。ただ、その後この記述は書き換えられ、8日昼時点の更新履歴と廃止予定の一覧では、終了日は「発表されていない」となっている。APIで使っている開発者は、公式の案内を確かめておきたい。

一般の利用者へは順次、国ごとの時期は示さず

Geminiアプリや検索のAIモードで画像を作っている人には、時期をずらしながら新しいモデルが届いていく。ただ、Googleの発表は国や地域ごとの提供時期には触れていない。

Googleの画像モデルは、初代「Nano Banana」(Gemini 2.5 Flash Image)、上位版の「Nano Banana Pro」(Gemini 3 Pro Image)、2026年2月の「Nano Banana 2」と、短い間隔で入れ替わってきた。2.1は名前こそ小さな数字の更新だが、編集の精度と料金の両方に手を入れている。

Nano Banana 2の使い方をまとめた解説書『Nano Banana 2 かんたん入門』なども出ている。

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Googleの社内評価では、全体の好みで前のNano Banana 2の時点ですでにProを上回っており(990点対935点)、2.1はその差をさらに広げた(1050点)。ただ、海外メディアからは「実際の仕上がりはProの方が良いことも多い」との見方も出ており、速さと安さを取るか、Proを選ぶかの使い分けは今後も続きそうだ。

[文/構成 by MEDIA DOGS編集部]

寄稿者

MEDIA DOGS 編集部
メディアドッグス株式会社のMEDIA DOGS 編集部チーム。インターネットマーケティングに約10年携わるメンバーで編成し、企画・取材・執筆から公開後の改善まで一貫して担当。「出会いを、設計する。」のもと、人と企業が正しく出会える場をつくるために、一次情報の確認とファクトチェックを徹底。情報をわかりやすく誠実に届け、読者の疑問を解決します。

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