高市早苗内閣「支持率82%」発足直後からロケットスタート 物価・安全保障に高まる期待

2025年10月、高市早苗氏が日本憲政史上初の女性首相に就任し、新たな政権が幕を開けた。その船出は、多くの専門家の予想をはるかに超える「熱狂」と共に始まったのだ。
最新のJNN世論調査(11月1〜2日実施)では、内閣支持率が82.0%という驚異的な数字を記録。これは、2001年以降に発足した内閣としては、小泉純一郎内閣に次ぐ2番目の高さだ。
前任の石破内閣の支持率からわずか1ヶ月で38.3ポイントも急上昇したこの数字は、一体何を物語っているのだろうか。
驚異的な滑り出し:各社調査で軒並み高水準
JNNの数字が突出しているとはいえ、他の報道各社が10月下旬に実施した世論調査でも、高市内閣は軒並み高い支持率でスタートを切っている。
読売新聞社は71%、産経新聞社とFNNは75.4%、朝日新聞社は68%と、いずれも60%台後半から70%台という高水準でそろった。これは、近年の内閣発足時と比べても異例の高さであり、国民の間に大きな期待感が広がっていることを示している。

この「ご祝儀相場」とも言える高い支持率は、単なる政権交代への目新しさだけでは説明がつかない。その背景には、より構造的な変化への渇望が見え隠れする。
なぜ支持されるのか?若年層が牽引する「期待」
今回の支持率で最も注目すべきは、若年層からの圧倒的な支持だ。読売新聞社の調査によれば、高市内閣を「支持する」と答えた割合は、18〜39歳で80%に達した。これは、石破内閣での同じ年代の支持率15%から、実に65ポイントもの驚異的な増加である。産経・FNNの調査でも18〜29歳の支持率は89.1%と、ほぼ9割に迫る勢いだ。

これまで政治の話題に比較的関心が薄いとされてきた若い世代が、なぜこれほどまでに熱狂しているのか。専門家は、高市首相が示す明確な国家観や、経済再生への強い意志が、将来に不安を抱える若者たちの心に響いたのではないかと分析する。停滞感のあった政治に「変化」をもたらしてくれるのではないか、という強い期待が、この数字に表れているのかもしれない。
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