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ほっかほっか亭ロゴ書いた人は大西さん、河内さん、安藤さん『探偵!ナイトスクープ』で判明した「複数の功労者」の真相

ほっかほっか亭ロゴ書いた人は大西さん、河内さん、安藤さん『探偵!ナイトスクープ』で判明した「複数の功労者」の真相

ほっかほっか亭公式HPより

時間がない人向けの30秒で理解ゾーン

持ち帰り弁当チェーン「ほっかほっか亭」がSNSで呼びかけたロゴデザイナー探しは、ABCテレビ『探偵!ナイトスクープ』の調査でついに決着した。作者は一人ではなく、1号店の書体を書いた大西利光氏、事業拡大に伴いディレクションした河内氏、看板用にブラッシュアップした安藤氏(故人)という複数の功労者が関わっていたことが判明。約50年の時を経て、関係者への感謝が伝えられた。

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SNSでの呼びかけから始まった半世紀越しの捜索

2025年11月21日、ABCテレビの人気番組『探偵!ナイトスクープ』にて、持ち帰り弁当チェーン「ほっかほっか亭」が長年探し続けていたロゴデザイナーの謎が解明された。この調査は、ほっかほっか亭総本部が2026年に迎える創業50周年を前に、特徴的なロゴ書体の作者に感謝を伝えたいと、2025年10月に公式X(旧Twitter)で情報提供を呼びかけたことから始まった。

創業メンバーの記憶では「当時のアルバイト学生が書いた」という手掛かりしかなく、捜索は難航。投稿は17万件以上の「いいね」がつくなど大きな反響を呼んだが、同時に「私の母がデザインした」といった真偽不明の情報が多数寄せられ、社内は混乱状態に陥った。事態を打開するため、同社は自ら『探偵!ナイトスクープ』に調査を依頼。この異例の展開が、さらなる関心を集めることとなった。

ナイトスクープが解明した「複数の功労者」という真相

番組の調査を担当したのは、落語家の桂二葉探偵。番組は「ほっかほっか亭特別捜査本部」を立ち上げ、有力な情報提供者らを訪ね歩いた。その結果、ロゴの成り立ちには複数の人物が段階的に関わっていたという、予想外の事実が明らかになったのである。

放送後、ほっかほっか亭の公式Xは調査結果を補足説明した。それによると、真相は以下の通りである。

  • 書体の作者:大西利光氏
    1号店開店当時、ロゴの元となる書体を書いた人物。
  • ディレクション:河内氏(「拓創」所属)
    フランチャイズ展開(事業拡大)にあたり、大西氏の書体を元にロゴ全体のディレクションを担当した人物。
  • 看板書体の制作:安藤氏(故人)
    河内氏のディレクションのもと、実際に看板として使用する書体を仕上げた人物。

ほっかほっか亭は、「今回ご登場いただいた大西さん、河内さん、安藤さんはほっかほっか亭の歴史に欠かせない方々です」と述べ、50周年に向けて改めて感謝を伝えることができたと報告した。一人の作者を探す物語は、企業の発展と共にロゴが進化してきた歴史を解き明かす結果となった。

次ページ:放送前の「先行報道」と長寿番組の矜持

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