独身バリキャリを公言、田久保真紀・前伊東市長の「私みたいな独身&子供なしには‥」と語る結婚観と家族像とは?

田久保氏は、自身のプライベートな状況について隠すことなく、むしろオープンに語る姿勢を見せてきた。特にSNSでの発信は、彼女のキャラクターを色濃く反映している。
例えば2024年1月のXの投稿では、政治家の資産相続に関する制度について触れた際、「まー、私みたいな独身&子供無しには使い道の無い裏技ですがw」と自嘲気味にコメント。この投稿は、彼女が未婚で子供がいないことを明確に示している。また、過去を振り返る投稿では、自身のキャリアについて「私は独身バリキャリ営業職だった」とも語っており、「独身バリキャリ」という言葉を自らのアイデンティティの一部として受け入れている様子がうかがえる。
「私みたいな独身&子供無しには使い道の無い裏技ですがw」田久保まき公式Xより
こうした臆することのない発言は、従来の女性政治家が家庭的な側面をアピールすることが多かったのとは対照的であり、一部の有権者からは「潔い」「自分らしい生き方で好感が持てる」といった声も上がっていた。
なぜ結婚しないのか?その理由と価値観
では、なぜ彼女は結婚という選択をしてこなかったのか。この問いに対しても、本人の言葉からいくつかの理由が見えてくる。
「やりたい事が多すぎた」キャリア優先の人生
田久保氏は、子供を持たなかった理由について「やりたい事が多すぎたから」と2023年3月のX投稿で明言している。
彼女の経歴は、バイク便ライダー、広告業での独立、カフェ経営、そして市民運動を経て市議会議員、市長へと至る非常に多彩なものだ。。これらのキャリアに情熱を注いできた結果、結婚や家庭を築くという選択肢の優先順位が自然と後になった、と解釈できる。
結婚は「義務」ではなく「選択肢」
さらに重要なのは、彼女が結婚や出産を「すべきこと」として捉えていない点である。過去の投稿で、結婚や子供を持つことについて次のように語っている。
「否定もしてなければ希望もしてないし、要するに選択の余地があるってだけの話です」
この言葉は、結婚や出産を人生の「義務」や「デフォルト」と見なすのではなく、数あるライフプランの中の「オプション」の一つとして捉える現代的な価値観を象徴している。彼女の生き方は、結婚だけが幸せの形ではないと考える人々、特にキャリアと個人の自由を重視する女性たちから強い共感を得る一因となった。
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