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【レビュー】25周年の「道の駅 富士川楽座」は富士山を望むアミューズメントパークだった!

【レビュー】25周年の「道の駅 富士川楽座」は富士山を望むアミューズメントパークだった!

📷写真・📝レビュー提供:Saluya
取材・編集:MEDIA DOGS 編集部/ © 2025 MEDIA DOGS

2025年11月8日、土曜日の朝。私は長年親しんできた、ある場所を訪れました。その名は「道の駅 富士川楽座」。静岡県富士市に位置し、東名高速道路の上り線に直結しているこの施設は、単なる休憩所ではありません。ここは、グルメ、ショッピング、そして学びや遊びまで詰まった、まるで一つのアミューズメントパークのような場所なのです。

2025年で開館25周年を迎えた富士川楽座。地元民として、そして一人の訪問者として、その魅力を改めて体験してきました。この記事では、これから訪れたいと思っているあなたのために、リアルな体験談と役立つ情報をお届けします。

「道の駅」の常識が変わる場所

「道の駅」と聞くと、どんなイメージを思い浮かべますか?地元の野菜が並ぶ直売所、簡単な食事ができるフードコート、そしてドライバーのための休憩スペース…。もちろん、富士川楽座にもそれらはあります。しかし、この場所の魅力はそれだけにとどまりません。

「世界遺産に会える風光明媚な道の駅」

このコンセプトの通り、館内の至る所から雄大な富士山の姿を望むことができます。さらに、本格的なプラネタリウムや科学体験館、そして今やランドマークとなった大観覧車まで備えているのです。2000年のオープン当初から地元民に愛され、今では年間来場者数がピーク時で約400万人、近年でも350万人を超えるという、全国でもトップクラスの人気を誇る道の駅。その人気の秘密はどこにあるのでしょうか。

「道の駅 富士川楽座」とは? 25年の歴史と人気の秘密

富士川楽座は、2000年3月27日に開業しました。当時、まだ富士川町だったこの地に誕生した複合施設は、地元にとって待望の存在でした。運営するのは、富士市などが出資する第三セクター。安定した経営基盤のもと、常に新しい魅力づくりに挑戦し続けています。

その結果、テレビ番組『ガイアの夜明け』で日本一の集客数を誇る道の駅として紹介されるなど、全国的な知名度を獲得。2025年には開館25周年を迎え、記念の花火大会や特別展など、様々なイベントで盛り上がりを見せています。

外観

高速からも一般道からも!抜群のアクセス

この施設の大きな特徴の一つが、そのアクセスの良さです。東名高速道路の富士川サービスエリア(上り線)と直結しており、高速道路を降りることなく直接立ち寄ることができます。一方で、一般道(県道10号線)からも利用可能で、地元住民の日常的な買い物や憩いの場としても機能しています。

  • 東名高速(上り線)から:富士川SAに駐車し、連絡通路を通って3階フロアへ直結。
  • 東名高速(下り線)から:富士川スマートIC(ETC専用)で一度高速を降り、一般道を経由してアクセス。(約3分)
  • 一般道から:県道10号線沿いに複数の駐車場入口あり。
  • 公共交通機関:JR富士川駅から山梨交通バスで約10分、「富士川楽座」下車。

このように多様なアクセス方法があるため、ドライブの休憩だけでなく、ここを目的地として訪れる人が多いのも頷けます。

いざ体験!土曜午前のリアルな混雑と楽しみ方

私が訪れたのは土曜日の午前10時。週末ということもあり、一般道側の立体駐車場はすでに多くの車で埋まり始めていました。とはいえ、満車で停められないというほどではなく、スムーズに駐車できました。

駐車場とお土産エリア:静岡の「うまいもん」が大集合!

館内に入ってまず驚くのが、お土産売り場の広さと品揃えの豊富さです。3階にある「富士山麓のお土産処 サンロク」には、静岡県内のありとあらゆる名産品が集結しています。

売店

西部の浜松市が誇る銘菓「うなぎパイ」はもちろん、東部の海産物、中部のお茶やわさび漬けまで、ここに来れば静岡土産はすべて揃うと言っても過言ではありません。見ているだけでも楽しく、ついつい時間が経つのを忘れてしまいます。

また、屋外の「ふじのくに楽座市場」では、地元の新鮮な農産物が驚くほど手頃な価格で販売されています。この日は、近隣の由比で採れたというみかんが山積みに。大根などの野菜もスーパーより安く、多くの家族連れがカゴいっぱいに買い求めていました。

絶景レストランで舌鼓!由比特産の桜えびかき揚げ丼

買い物を楽しんだ後、少し早めの昼食をとるために4階の「パノラマレストラン駿河路」へ。11時過ぎに入店しましたが、窓際の席はすでに埋まり始めており、人気の高さがうかがえます。

このレストランの自慢は、何と言ってもその眺望。大きな窓からは富士川と富士市の街並みが一望できます。残念ながらこの日は雲が多く、富士山の全景を拝むことはできませんでしたが、それでも開放感あふれる景色は格別です。

注文したのは、由比特産の桜えびをふんだんに使った「桜えびかき揚げ丼」。サクサクの衣に包まれた桜えびの香ばしさと甘みが口いっぱいに広がります。丼の下には釜揚げしらすも敷かれており、駿河湾の幸を一度に味わえる贅沢な一品でした。

もっと気軽に食事をしたい場合は、3階の「富士山フードコートテラス」もおすすめです。ラーメンから海鮮丼まで多彩なメニューが揃っており、こちらも窓際の席からは富士山を眺めながら食事を楽しめます。

道の駅にプラネタリウムと観覧車!?家族で一日遊べる充実施設

富士川楽座がただの道の駅ではないことを象徴するのが、ユニークなエンターテインメント施設です。

プラネタリウム「わいわい劇場」
4階にあるこの施設は、直径14mのドームに最新鋭の投影機を導入した本格的なもの。最大2000万個の星々を映し出し、まるで宇宙にいるかのような没入感を味わえます。2025年7月には映像・音響システムがリニューアルされ、さらに迫力が増しました。有名な声優がナレーションを務めるオリジナル番組も人気で、ドライブの休憩にロマンチックなひとときを過ごすのに最適です。

大観覧車「Fuji Sky View」
2017年にオープンした高さ60mの大観覧車は、今や富士川楽座のシンボル。ゴンドラからは富士山、駿河湾、富士川を一望でき、まさに絶景の空中散歩が楽しめます。全36台のうち数台は床も座席も透明な「シースルーゴンドラ」で、スリルを求める方におすすめです。夜にはイルミネーションが点灯し、幻想的な雰囲気に包まれます。

このほかにも、科学の不思議を遊びながら学べる2階の「体験館どんぶら」や、無料で入れる「戸塚洋二 ニュートリノ館」など、知的好奇心をくすぐる施設が満載。週末には駐車場でドッグショーやフリーマーケットなどのイベントが開催されることも多く、訪れるたびに新しい発見があります。

次ページ:富士川楽座のメリット・デメリット

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