今森茉耶(19)飲酒で降板。契約解除にX鍵アカ、インスタ全消しで「フォローしとけば良かった‥」今後どうなる?
なぜ処分はここまで重かったのか
「未成年飲酒だけで契約解除まで?」という疑問の声も一部にはある。しかし、今回の件は単なる法律違反に留まらない、いくつかの重い背景が存在する。
「子供たちのヒーロー」という特別な立場
最大の理由は、彼女が演じていた役柄の特殊性にある。スーパー戦隊シリーズは、主に未就学児から小学生までの子供たちがメインターゲットだ。ヒーローを演じる俳優は、劇中だけでなく、実生活においても高い倫理観と規範意識を求められる。いわば、子供たちの「お手本」でなければならない。
その立場の俳優が、法律で禁じられている未成年飲酒という行為に及んだことは、作品の根幹を揺るがしかねない。制作側が「看過できない」と判断したのは、この点に尽きるだろう。スーパー戦隊約50年の歴史の中でも、不祥事を直接的な理由とした主役級キャストの降板は極めて異例の事態である。
過去のスキャンダル報道が与えた影響
今回の降板劇の背景には、9月に『週刊文春』が報じたスキャンダルも影を落としている。報道では、共演者である既婚のスーツアクター・浅井宏輔氏(41)との不倫疑惑、さらに別のサッカー選手との二股交際疑惑が伝えられた。
当時、浅井氏は「持病の悪化」を理由に番組を降板。今森の所属事務所は二股疑惑について否定していたが、一連の報道は番組のイメージに傷をつけ、現場の混乱を招いたとされている。こうした状況下で発覚した未成年飲酒は、いわば「累積警告による退場処分」のような側面があったと見る向きは少なくない。
今森茉耶とは何者か? 栄光からの転落
今森茉耶は、まさに順風満帆なキャリアを歩んでいた。宮崎県出身で日本とフィリピンにルーツを持つ彼女は、中学時代からTikTokで人気を集め、2022年に芸能界入り。翌2023年には、応募総数3,204名の頂点となる「ミスマガジン2023」グランプリに輝いた。
そして2025年2月、スーパー戦隊シリーズ50周年記念作品という節目となる『ナンバーワン戦隊ゴジュウジャー』で、シリーズ史上初となる女性のブラック戦士「ゴジュウユニコーン/一河角乃」役に抜擢。歴史的な配役は大きな話題を呼び、女優としての飛躍が確実視されていた。それだけに、出演開始からわずか9ヶ月での降板劇は、ファンや関係者に大きな衝撃を与えた。
【お知らせ】
2025年2月16日午前9時30分から放送のスーパー戦隊シリーズ
「ナンバーワン戦隊ゴジュウジャー」にて
ゴジュウユニコーン/一河角乃(いちかわすみの)役を演じさせていただきます!今森茉耶です。
ハイクラス名探偵!あざと女子!
1年間全力で頑張ります。
よろしくお願いします!
番組と作品の今後は?
ファンが最も気にするのは、番組の今後だろう。ゴジュウユニコーンという重要なキャラクターを失い、物語はどう進むのか。
「適切に対応」の中身とは
テレビ朝日は今後の放送について「適切に対応して参ります」と述べるに留まり、具体的な対応策は11月8日時点で発表されていない。 考えられる選択肢は、主に以下の3つである。
- 代役を立てる:別の俳優が一河角乃役を引き継ぐ。
- 脚本を変更する:物語からキャラクターを退場させる。
- 編集で対応する:撮影済みのシーンから今森の登場部分をカット、または変身後の姿のみ登場させる。
放送日までの時間が短いことを考えると、当面は編集による対応が中心になるとの見方が強い。しかし、物語の根幹に関わるキャラクターだけに、いずれ代役や脚本変更といった大きな判断が下される可能性は高いだろう。
放送開始前、役への意気込みを語っていた今森茉耶 (オリコン公式YouTubeチャンネルより)
SNSに渦巻くファンの声
この一報を受け、X(旧Twitter)などのSNSでは様々な声が上がった。「子供たちが見る番組の出演者として許されない」「ヒーローへの裏切りだ」といった厳しい批判が多数を占める一方で、「作品はどうなるんだ」「史上初の女性ブラックがいなくなるのは悲しい」「残されたキャストやスタッフが心配」など、作品や関係者を気遣う声も少なくない。ファンの間でも、怒りと戸惑いが複雑に交錯している状況がうかがえる。
失われた信頼と残された課題
期待の新人女優は、自らの「軽率な行動」によって、ヒーローとしての役割だけでなく、芸能活動そのものの道を絶たれるという厳しい現実に直面した。今回の事件は、単に法律違反というだけでなく、子供たちに夢を与えるというエンターテインメントの根幹にあるべき「信頼」を大きく損なった点で、その代償は計り知れない。
制作陣は今後、物語の整合性を保ちながら、視聴者、特に子供たちにどう説明していくのかという難しい舵取りを迫られる。そして今森自身も、謝罪の言葉通り「誠実に生き方を見つめ直す」ことができるのか。その道のりは、決して平坦ではないだろう。
[文/構成 by MEDIA DOGS編集部]


































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