【体験レポ】五稜郭公園の紅葉に感動!タワーだけじゃない、歩いてわかった魅力と注意点

函館の観光スポットと聞いて、多くの人が思い浮かべる「五稜郭」。タワーから見下ろす美しい星形の景色は、あまりにも有名ですよね。でも、その本当の魅力は、地上を自分の足で歩いてみて初めてわかるものかもしれません。
私が訪れたのは、2025年10月31日の夕方。あいにくの曇り空でしたが、園内は燃えるような紅葉に彩られ、歴史の舞台とは思えないほど穏やかで美しい空気が流れていました。この記事では、実際に五稜郭公園を散策して感じたリアルな感動と、これから訪れる方に役立つ情報をお届けします。
そもそも五稜郭公園ってどんなところ?
五稜郭は、江戸時代末期の1864年に完成した、日本で最初の西洋式城郭です。設計したのは、蘭学者の武田斐三郎。大砲による攻撃を防ぐため、死角が少ない星形の構造が採用されました。
その後、戊辰戦争最後の戦いである「箱館戦争」の舞台となり、新選組副長の土方歳三が最期を迎えた場所としても知られています。そんな激動の歴史を経て、大正時代からは公園として一般開放され、今では市民や観光客が憩う安らぎの場となりました。春には約1,500本の桜が咲き誇る名所ですが、秋の紅葉もまた格別な美しさを見せてくれます。
【体験レビュー】秋の五稜郭公園、実際に歩いてみたら…
私が公園に着いたのは15時50分頃。夕暮れが近づき、少し肌寒く感じる時間帯でしたが、園内は紅葉を楽しむ多くの人々で賑わっていました。
入口から感動!タワーと紅葉の美しいコントラスト
五稜郭タワーに近い入口から足を踏み入れると、目の前に広がる光景に思わず「わぁ…」と声が漏れました。高くそびえるタワーを背景に、赤や黄色に色づいた木々が目に飛び込んできたのです。まるで計算されたかのような美しい構図に、いきなり心を掴まれてしまいました。

すぐそばにはお堀があり、その雄大さにも圧倒されます。タワーからの眺めを想像するのも楽しいですが、まずはこの地上からの景色をじっくり味わうのがおすすめです。

歴史の舞台とは思えない、穏やかなお堀の風景
お堀に沿って整備された道をゆっくりと歩き始めます。お堀の水面は静かで、優雅に泳ぐ鳥たちの姿に心が和みます。ここがかつて激しい戦いの場だったとは信じられないほど、穏やかな時間が流れていました。

散策路には多くのベンチが設置されていて、そのほとんどが埋まっていました。景色を眺めながら談笑するご夫婦、本を読む学生さん、ジョギングで汗を流す地元の方…。様々な人が思い思いの時間を過ごしている様子から、この公園が本当に愛されている場所なのだと伝わってきました。

まるで絵画のよう!一番心に残った橋からの眺め
散策中、特に印象的だったのが、お堀にかかる橋からの景色です。橋の上に立つと、紅葉した木々がお堀の水面に映り込み、まるで一枚の絵画のよう。曇り空だったのが少し残念でしたが、それでも息をのむほどの美しさでした。晴れた日には、きっとさらに素晴らしい景色が広がるのでしょう。

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