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宇多田ヒカル、「クマ報道」構成に苦言「そんな手があるんかい」「本人の私でも騙されそうになった」

宇多田ヒカル、「クマ報道」構成に苦言「そんな手があるんかい」「本人の私でも騙されそうになった」

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歌手の宇多田ヒカルが、全国で相次ぐクマ被害に関連した一部週刊誌のウェブ記事に対し、自身の公式Xで苦言を呈した。記事がSNS上の匿名の過激な意見を、自身の発言であるかのように誤解させる構成だったと指摘。「本人の私でも騙されそうになった」と述べ、社会問題に有名人を安易に結びつける報道姿勢に疑問を投げかけた。

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シンガー・ソングライターの宇多田ヒカル(42)は2025年11月5日、自身の公式X(旧Twitter)アカウントを更新し、全国で深刻化するクマ被害に絡めた一部週刊誌のウェブ記事の構成について、「本人の私でも騙されそうになった」と述べ、強い懸念を表明した。この記事は、匿名のSNSユーザーによる過激な意見を宇多田自身の発言であるかのように誤読させかねない構成になっており、宇多田は「こういう世間の憤りを関係無い有名人に向けようとするのやめてほしい」と訴えた。

問題の発端となった記事は、全国で人身被害が過去最多となっているクマの出没問題を取り上げつつ、宇多田の過去の発言や楽曲に言及する内容であった。

誤解を招くレイアウト

記事の構成は、宇多田の写真のすぐ下に、「駆除するなんて熊がかわいそう酷すぎる」「ハンターに天罰が下ればいい」といった、SNS上の匿名のユーザーによる過激な駆除反対の意見を引用符などで明確に区別せずに配置。その直後に、宇多田自身の過去の発言やエピソードが続くという流れになっていた。 報道によると、特にニュース配信サイトでは記事の区切りが分かりにくく、冒頭の過激な意見を宇多田本人のものと誤解した読者から、批判的なコメントが寄せられる事態となった。

楽曲「ぼくはくま」

記事では、宇多田が2006年にリリースし、NHK「みんなのうた」でも放送された楽曲「ぼくはくま」にも触れられていた。この楽曲は、クマを親しみやすいキャラクターとして描いており、宇多田に「クマ好き」というパブリックイメージを付与している。今回の記事は、このイメージを利用し、社会的に関心の高いクマ被害の問題と宇多田を結びつけることで、読者の注目を集めようとした可能性がある。

「そんな手があるんかい」 宇多田自身が明かした困惑とメディアへの訴え

宇多田は5日のXへの投稿で、一連の経緯を詳細に説明した。自身のもとに「『クマが可哀想で泣いてる』なんておっかないこと言ってると思って批判的な意見がチラホラ届いてる」と明かし、記事を読んで自身でさえも「あれ?こんなにはっきり書いてある、まさか言ったのか?!」と一瞬困惑したという。

「スタッフに確認→SNS上のランダムな人たちの過激な発言を、そうとは明記せずに私の写真の下に掲載、そのまま私の話やほんとの引用が始まる、という構成だと判明」引用:© 宇多田ヒカル (@utadahikaru) / X

この巧妙な手法に対し、宇多田は「そんな手があるんかい😂本人の私でも騙されそうになったわ😂」と、驚きと呆れが入り混じった心境を吐露。そして、「ネットや週刊誌の情報鵜呑みにしてるのは情報に弱い少数派が目立ってるだけだと信じてるけど、にしてもこういう世間の憤りを関係無い有名人に向けようとするのやめてほしい」と、メディアの姿勢に明確な苦言を呈した。

次項:深刻化するクマ被害と「便乗報道」の危うさ

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