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松本人志、1年10カ月ぶり活動再開 「松本動きました」に賛否両論の新章

松本人志、1年10カ月ぶり活動再開 「松本動きました」に賛否両論の新章

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お笑いコンビ・ダウンタウンの松本人志氏(62)が2025年11月1日、約1年10カ月ぶりに芸能活動を再開した。復帰の舞台はテレビではなく、吉本興業が新たに立ち上げた有料配信サービス「DOWNTOWN+」。生配信での第一声は「松本動きました」だった。2024年1月に性加害疑惑報道を巡る裁判に注力するとして活動を休止し、同年11月に訴えを取り下げていた。この復帰劇に、ファンからは歓迎の声が上がる一方、説明責任を問う厳しい意見も出ており、賛否両論が渦巻いている。

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2025年11月1日夜、ダウンタウンの松本人志氏が、約1年10カ月(663日)にわたる芸能活動休止期間を経て、ファンの前に姿を現した。復帰の舞台として選ばれたのは、地上波のテレビ番組ではなく、吉本興業が運営する新たな有料配信サービス「DOWNTOWN+」の生配信。都内のスタジオに集まった観客の拍手と「おかえりー」という歓声に迎えられ、感極まったような表情で発した第一声は、「松本動きました」だった。

この一言は、2019年に所属事務所の芸人による闇営業問題が発覚した際、事態収拾に乗り出す意志を示した自身のX(旧Twitter)での投稿「松本 動きます」を彷彿とさせるもの。自らの過去の発言を引用し、再始動を宣言したその姿は、インターネット上で瞬く間に拡散され、大きな話題を呼んだ。

活動休止から復帰までの道のり

疑惑報道と「裁判への注力」

事の発端は2023年12月、「週刊文春」が報じた性的行為強要疑惑だった。これに対し、所属する吉本興業は「当該事実は一切なく」と報道内容を完全に否定。松本氏自身もXで「事実無根なので闘いまーす」と投稿し、法廷闘争に臨む姿勢を鮮明にした。

そして2024年1月8日、吉本興業は「裁判に注力したい」という松本氏本人の強い意志を尊重し、当面の間の芸能活動休止を発表。これにより、数多くのレギュラー番組から彼の姿は消え、お笑い界に大きな空白が生まれた。

突然の訴え取り下げと公式コメント

裁判は長期化が予想されたが、事態は2024年11月に急転する。松本氏側が、文藝春秋などを相手取った名誉毀損訴訟の訴えを取り下げる方針を固めたのだ。この取り下げには被告である文春側の同意が必要であり、数カ月にわたる水面下での交渉があったと報じられている。

最終的に、松本氏の代理人弁護士を通じて発表されたコメントには、次のような一文が含まれていた。「参加された女性の中で不快な思いをされたり、心を痛められた方々がいらっしゃったのであれば、率直にお詫び申し上げます」。一方で、「強制性の有無を直接に示す物的証拠はないこと等を含めて確認いたしました」とも記され、疑惑の核心については明確な決着を見ないまま、裁判は終結した。この複雑な幕引きが、後の賛否両論につながる大きな要因となる。

新プラットフォーム「DOWNTOWN+」での第一声

熱気に包まれた生配信

復帰の舞台となった「DOWNTOWN+」の生配信で、松本氏は「日本のお笑いがしんどいと聞きまして、私、復活することにしました」と力強く宣言。活動休止期間を振り返り、「待ってくれている人もいっぱいいたし、皆さんの時間を止めてしまった。たくさんの芸人仲間とか、後輩を巻き込んだりとかしました。テレビスタッフにもすごく迷惑をかけたと思う」と、関係者への謝罪の言葉を並べた。そして、「今、僕が思うのは感謝です」と、感慨深げに語った。

約1時間の配信は、今後のオリジナルコンテンツの紹介などを交えながら、終始笑いに包まれた。ブランクを感じさせないトーク力に、一部の視聴者からは「良質なスタンダップコメディのようだった」との評価も上がっている。

テレビではない「有料配信」という選択

今回の復帰で注目されるのは、その舞台が月額1,100円(年額11,000円)の有料配信サービスであった点だ。これは、スポンサー企業の意向に左右される地上波テレビを避け、ファンに直接コンテンツを届けるという、極めて戦略的な選択と言える。

吉本興業に所属したまま、自社プラットフォームで活動を再開するこのモデルは、事務所を離れてYouTubeで再起を図った宮迫博之氏(元雨上がり決死隊)のケースとは対照的だ。組織の庇護のもと、新たな経済圏でクリエイターとしての活動を再開するというこの手法は、今後の芸能人の復帰モデルに一石を投じる可能性を秘めている。

次項:賛否ある世間の反応について

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