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阿部寛HP、ついにHTTPS化でXトレンド入り「時代が終わった」「悲報でしかない」

阿部寛HP、ついにHTTPS化でXトレンド入り「時代が終わった」「悲報でしかない」

時間がない人向けの30秒で理解ゾーン

俳優・阿部寛さんの公式サイトが2025年10月末、ついに通信を暗号化する「HTTPS」に対応した。このサイトは、1990年代を彷彿とさせるシンプルなデザインと、どんな環境でも瞬時に表示される「爆速」ぶりで、ネットユーザーから一種のベンチマークとして親しまれてきた。今回の変更に、SNSでは「一つの時代が終わった」と惜しむ声と、「セキュリティが向上した」と歓迎する声が交錯。表示速度はほぼ変わらないものの、将来的には古い機器で閲覧できなくなる可能性があり、インターネット文化の一つの節目として大きな話題となっている。

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「阿部寛のホームページ」は、その独特の存在感で知られてきた。華美な装飾を一切排し、テキストと数枚の画像のみで構成されたデザインは、まるで1990年代後半からタイムスリップしてきたかのようである。この極限まで削ぎ落とされたシンプルさゆえに、サイトのデータ量は極めて軽く、どんな低速な通信環境でも瞬時に表示される「爆速」サイトとして有名だった。

その速さから、ネットユーザーの間では回線速度を測る際のベンチマーク(基準)として使われたり、古いパソコンやゲーム機といった「レトロデバイス」で現代のインターネットに接続できるか試す際の試金石として利用されたりしてきた。いわば、実用性を超えたインターネット・ミーム、あるいは一種のデジタル文化遺産として愛されてきたのである。

なぜ「爆速」だったのか

技術的に見ると、このサイトの速さの秘密は、構成要素の少なさにある。あるウェブ技術者の分析によれば、サイトを構成するHTTPリクエスト(サーバーへの問い合わせ)はわずか5つ。デザインを定義するCSSファイルすら使用せず、古いHTMLの記述方法でレイアウトが組まれている。これが、現代の複雑なウェブサイトとは一線を画す表示速度を実現していた。

HTTPS化とは何か? なぜ今このタイミングで?

今回行われた「HTTPS化」とは、ウェブサイトと閲覧者の間の通信を暗号化する仕組みのことだ。ブラウザのアドレスバーに表示される鍵マークがその印であり、個人情報やパスワードの送受信を安全に行うために、今やほとんどのサイトで標準となっている。通信内容が第三者に盗み見られるリスクを減らす、いわばインターネットの「防犯対策」である。

このタイミングでの変更は、阿部寛サイドの意向というよりは、サイトが置かれているサーバー側の事情が大きい。同サイトが利用するホスティングサービス「@niftyホームページサービス(LaCoocan)」が、2025年10月より全プランでHTTPS対応を順次導入すると発表。そして、2026年7月以降は、従来の暗号化されていないHTTPでのアクセスを、自動的にHTTPSへ転送(リダイレクト)する方針を示している。 今回の対応は、この大きな流れに沿ったものと言える。

Xで交錯するファンの声「寂しさ」と「安堵」

このニュースが報じられると、Xでは瞬く間にトレンド上位に入り、様々な意見が飛び交った。長年のファンからは、その変わらない姿に愛着を抱いていたからこその声が多く上がった。

《変わらないものだと思っていた阿部寛のホームページ》
《一つの時代が終わったような寂しさ》
《悲報でしかない》

一方で、この変化を前向きに捉える声も少なくない。

「いや朗報やん。これでセキュリティも強化された阿部寛のホームページ。最強やん!!!」
《通信がセキュアになっただけでHP自体は全然変わってなくて安心しました》

デザインやコンテンツはそのままに、安全性が向上したことを歓迎する意見だ。長年更新を続ける中で、なりすましアカウントへの注意喚起も掲載していた同サイトにとって、セキュリティ強化は当然の進化とも言える。

次項:「爆速」は健在か?

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