ただの橋じゃない!歴史と絶景が交差する函館「七財橋」訪問記
行ってみてわかった!メリットと注意点
実際に訪れたからこそ分かった、良かった点と少し気になった点も正直にお伝えします。
良かった点:景色と利便性はパーフェクト
何と言っても、景色の素晴らしさが最大のメリットです。 どこを切り取っても絵になるので、写真好きにはたまらないスポットでしょう。また、金森赤レンガ倉庫やはこだて明治館など、主要な観光スポットが徒歩圏内に密集しているため、観光の合間に気軽に立ち寄れる利便性の高さも魅力です。
気になった点:混雑と交通には要注意!
私が訪れたのは平日の昼間でしたが、橋の上はかなりの混雑でした。橋の幅はそれほど広くなく、車道を挟んで左右に歩くスペースがあるのですが、写真を撮る人たちで常に賑わっています。すれ違うときに肩がぶつかりそうになるほどで、ゆっくり景色を楽しむには少し落ち着かないかもしれません。
そして、最も注意してほしいのが車の往来です。この橋は一方通行ですが、ひっきりなしに車が通ります。特に景色に夢中になっていると、車が近づいていることに気づきにくいかもしれません。函館市も逆走防止の標識を設置するなど対策を講じているようですが、訪れる私たち自身が安全に気を配る必要があります。
映画のロケ地からSNSまで!みんなの「七財橋」
この橋が多くの人を惹きつけるのは、その景観だけが理由ではありません。実は、昔から数々の映画のロケ地として登場しているんです。有名なところでは、高倉健さん主演の『居酒屋兆治』(1983年)や、小林旭さんの『ギターを持った渡り鳥』(1959年)など、銀幕のスターたちがこの橋の上で物語を紡いできました。
現代では、InstagramなどのSNSで「#七財橋」と検索すれば、プロ顔負けの美しい写真がたくさん見つかります。特に、ライトアップされた夜景や、冬の「はこだてクリスマスファンタジー」で海上に浮かぶ巨大ツリーを望む写真は幻想的で、多くの「いいね!」を集めています。また、函館のご当地カード「北海道かけ橋カード」の1枚にもなっており、コレクター心をくすぐる存在でもあります。
最高の景色を楽しむためのアドバイス
七財橋は、函館の魅力を体感できる最高のスポットであることに間違いありません。しかし、その魅力を存分に味わうためには、少しだけ工夫が必要です。
もし人混みを避けて静かに景色を楽しみたいなら、観光客が動き出す前の早朝が狙い目かもしれません。あるいは、赤レンガ倉庫群がライトアップされる日没後も、昼間とは違ったロマンチックな雰囲気を楽しめるでしょう。
そして、何度もお伝えしますが、写真撮影に夢中になるあまり、車や他の歩行者との接触事故を起こさないよう、くれぐれもご注意ください。函館の歴史と美しい風景が詰まった七財橋。一枚の写真では伝えきれない、その場の空気感や潮の香りを、ぜひ現地で体感してみてください。
七財橋の基本情報
| 名称 | 七財橋(しちざいばし) |
|---|---|
| 所在地 | 北海道函館市豊川町11 |
| アクセス | JR函館駅から徒歩約15分 函館市電「十字街」電停から徒歩約5分 |
| 構造 | コンクリート橋(石畳舗装) |
| 周辺情報 | 金森赤レンガ倉庫、はこだて明治館、函館ベイ美食倶楽部など |
| 関連情報 | 函館市公式観光サイト「はこぶら」 |
※本記事は訪問時の情報をもとに作成しています。サービス内容や営業時間、料金等は変更される場合がありますので、最新情報は公式サイトや店舗にご確認ください。
[文/構成 by MEDIA DOGS編集部]

































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