MEDIA DOGS

新着記事

ただの橋じゃない!歴史と絶景が交差する函館「七財橋」訪問記

ただの橋じゃない!歴史と絶景が交差する函館「七財橋」訪問記

「函館といえば?」と聞かれて、多くの人が思い浮かべる赤レンガ倉庫群と函館山の風景。その二つを一枚の絵画のように完璧な構図で切り取れる場所が、今回訪れた「七財橋(しちざいばし)」です。正直に言うと、訪れる前は「有名な撮影スポットの橋でしょ?」くらいに思っていました。しかし、実際にその場に立ってみて、私はその考えを改めることになりました。七財橋は、ただの橋ではありません。函館の歴史、潮の香り、そして旅情のすべてが凝縮された、まさに魔法のような場所だったのです。

この記事では、2025年10月下旬に私が実際に体験した七財橋の魅力と、これから訪れるあなたが知っておくべきリアルな情報をお伝えします。

七財橋ってどんな場所?歴史と名前の由来

七財橋は、函館ベイエリアのシンボル、金森赤レンガ倉庫のすぐそばにあります。倉庫の間を流れる運河(掘割)に架かる、石畳が敷かれた趣のある橋です。

橋全体の風景

この橋の歴史は古く、最初の橋が架けられたのは1884年(明治17年)。当時、沖に停泊した大きな船から倉庫へ荷物を運ぶため、はしけ(小舟)が通る運河が作られ、その運河を渡るために架橋されました。現在の橋は1969年(昭和44年)に架け替えられたコンクリート製のものですが、その佇まいは今も昔と変わらず、周囲のレトロな景観に溶け込んでいます。

しちざいばし

ところで、「七財橋」という少し変わった名前、気になりませんか? これは、当時この辺りの倉庫建設を指揮した三菱財閥の功労者、石川七財(いしかわ しちざい)の名前に由来するそうです。 橋に人の名前が付けられるなんて、彼がいかに重要な人物だったかがうかがえますね。

圧巻の景色!橋の上から見た「あの風景」

私が訪れたのは、10月23日の午前11時50分頃。函館駅から歩いて10分ほどで、目的の場所に到着しました。目の前に広がるのは、SNSやテレビで何度も見た、あの景色!

橋の上に立つと、左手には蔦が絡まる赤レンガ倉庫群、正面には雄大にそびえる函館山、そして右手にはキラキラと輝く函館湾が広がります。まさに絶景のトライアングル!

橋の上から見た金森倉庫群

特に感動したのは、赤レンガ倉庫を覆う蔦がちょうど良く紅葉していたこと。レンガの赤と蔦の深紅、そして秋晴れの青空のコントラストは、思わず息をのむ美しさでした。

橋の上から見た金森倉庫群

しばらくの間、手すりにもたれて景色を眺めていました。目の前には函館山がくっきりと見え、湾には船が浮かんでいます。心地よい潮の香りが風に乗って運ばれてきて、「ああ、函館に来たんだな」と実感できる、とても贅沢な時間でした。

次ページ:行ってみてわかった!メリットと注意点

コメントはこちら

*
*
* (公開されません)

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)

Return Top