【函館・五稜郭駅探訪】公園じゃない方の「五稜郭」その魅力と注意点を現地レポ!

函館の観光名所「五稜郭」と聞いて、多くの人が思い浮かべるのは、美しい星形の城郭で知られる「五稜郭公園」ですよね。しかし、JR函館本線には同じ名前の「五稜郭駅」が存在します。実はこの駅、観光地の公園からは徒歩で30分以上も離れている、いわば「じゃない方」の五稜郭なんです。
「じゃあ、観光客には用のない駅?」…私も最初はそう思っていました。でも、実際に訪れてみると、そこは鉄道ファンならずとも心惹かれる、ローカルで温かい魅力にあふれた場所だったのです。今回は、そんな五稜郭駅で私が体験したこと、感じたことを正直にレポートします!
そもそも「五稜郭駅」ってどんなところ?
函館の鉄道の要所
五稜郭駅は、北海道函館市に位置する、JR北海道と道南いさりび鉄道の共同使用駅です。函館と札幌方面を結ぶ「函館本線」と、木古内方面へ向かう「道南いさりび鉄道線」が乗り入れており、貨物列車の拠点でもあるため、函館エリアの鉄道網において重要な役割を担っています。
私が訪れたのは、秋晴れの10月25日午前11時頃。JR函館駅からバスに揺られること約15分で到着しました。目の前に現れたのは、どこか懐かしさを感じるレトロな雰囲気の駅舎でした。

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平日の昼前ということもあってか、駅構内は驚くほど閑散としていました。改札を抜ける人もまばらで、静かな時間が流れています。でも、その静けさこそが、この駅の魅力をじっくりと味わうための最高のスパイスでした。

楽しみ方①:レトロな売店でレアな鉄道グッズ探し
待合室の片隅にある「いさりび鉄道 五稜郭駅店」。こぢんまりとした売店ですが、一歩足を踏み入れると、そこは鉄道好きにとっての宝箱!


道南いさりび鉄道のオリジナルグッズがずらりと並んでいます。キーホルダーや文房具など、ここでしか手に入らないであろうレアな品々に思わず心が躍りました。人が少なかったので、商品を一つひとつ手に取って、ゆっくりと見ることができたのは幸運でした。

楽しみ方②:駅横の穴場スペースで列車を間近に!
駅舎のすぐ横に、まるで秘密基地のような空き地スペースを発見。そこからは、ホームに停車する列車や、ゆっくりと行き交う貨物列車を間近に眺めることができました。ちょうどディーゼルエンジンの音を響かせながら入線してくるローカル列車を見ることができ、その迫力と旅情にしばらく見入ってしまいました。電車好きのお子さんはもちろん、大人も童心に帰って楽しめる、最高の「トレインビュー・スポット」です。



楽しみ方③:北海道らしい風景と記念スタンプ
駅構内には、旅の思い出にぴったりの記念スタンプも設置されていました。私が訪れたときも、小学生の男の子が自分の手帳に一生懸命スタンプを押している姿がとても微笑ましかったです。

駅を出てみると、目の前にはまっすぐに伸びる道と、美しく紅葉した街路樹が。駅の周りに特別な花壇などはありませんでしたが、この広々とした空とどこまでも続きそうな道こそが、北海道らしい雄大な景色だと感じました。犬の散歩やウォーキングを楽しむ地元の方々の姿も多く、穏やかな日常が流れていました。

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