無印良品週間「全品10%オフ」で買うべきは? ネット注文停止のなか、SNSで“攻略法”が白熱
インフルエンサーの“指名買いリスト”が人気 “失敗しない定番”は?
店舗に行くしかない、しかも混雑が予想される。そんな状況だからこそ、「絶対に失敗したくない」「効率よく目的のものを手に入れたい」という消費者心理が強く働き、SNSやメディアで発信される「買うべきリスト」に注目が集まっている。
特に、無印良品を愛用するインフルエンサーや整理収納アドバイザーが発信する“指名買いリスト”は、「これさえ買っておけば間違いない」という安心感を与え、多くの人の購買行動を後押ししているようだ。
複数のメディアやインフルエンサーが共通して挙げる“鉄板アイテム”には、いくつかの傾向が見られる。
鉄板の「スキンケア」と「食品」
まず、消耗品であり、試しやすい価格帯のスキンケアと食品は、セールで必ず名前が挙がるジャンルだ。スキンケアでは、などが定番。肌質や悩みに合わせてシリーズを選べる手軽さが支持されている。
食品では、「素材を生かしたカレー」シリーズや「フライパンでつくるナン」といった、手軽に本格的な味が楽しめる商品が根強い人気を誇る。新商品の「不揃い チーズケーキ」なども早速話題になっている。
暮らしを整える「収納・生活雑貨」
次に、無印良品の真骨頂ともいえる収納・生活雑貨。整理収納コンサルタントの松永りえ氏は、などを推薦。日々の小さなストレスを解消してくれる機能性が、プロからも高く評価されている。
また、少し視点を変えれば、普段は高価で手が出しにくいアイテムこそ、10%オフの恩恵が大きい。無印良品の一部大型店やオンラインで扱っているインテリアブランド「IDEE」の家具も、実は無印良品週間の対象。割引額が大きくなるため、この機会を狙っている人も少なくない。
賢く立ち回るための3つのポイント
では、この店舗限定セールを賢く乗り切るにはどうすればいいか。ポイントは3つある。
1. 徹底した「事前準備」
これが最も重要だ。MUJI passportアプリで欲しい商品のリストを作成し、最寄り店舗の在庫を確認しておく。買うものを決め打ちすることで、店内で迷う時間を減らし、混雑を回避できる。
2. 支払い方法の工夫
今回は店舗限定のため、楽天リーベイツのようなオンライン経由のポイントアップは使えないが、d払いや各商業施設のポイントカードなどを併用すれば、10%オフに加えてポイント還元を受けられる可能性がある。自分が利用する店舗で最もお得な支払い方法を調べておくとよいだろう。
3. 「安いから」でなく「必要か」を問う
セールに行くと、つい予定外のものまで買ってしまうのが人情だ。しかし、インフルエンサーのおすすめが、必ずしも自分の暮らしに必要とは限らない。「10%オフ」という言葉に踊らされず、本当に今必要なものか、収納場所はあるか、と一歩引いて考える冷静さが、無駄な出費を防ぐカギとなる。
冷静な判断で、年に数回の祭典を楽しむ
物流障害という予期せぬ事態により、異例の形での開催となった2025年秋の無印良品週間。ネットストアが使えない不便さはあるものの、SNS上ではそれを乗り越えようとする消費者の知恵や工夫が共有され、かえって熱気を帯びているようにも見える。
大切なのは、この祭典に乗り遅れまいと焦るのではなく、自分の暮らしに必要なものを見極めることだ。「安いから買う」のではなく、「必要だから、この機会にお得に買う」。そのスタンスさえ忘れなければ、今回の無印良品週間も、きっと満足のいく買い物体験になるはずだ。あるいは、今回の事態を、自分の買い物の仕方やモノとの向き合い方を改めて見直す良い機会と捉えるのも、一つの賢い選択かもしれない。
[文/構成 by MEDIA DOGS編集部]

































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