生成AIに苦言、ネットで大反響

最近では、自身の画像がAIによって加工・拡散されていることに対し、X（旧Twitter）で「全く肯定的ではありません」と明確に意思表示したことが大きな話題となった。 自身も「二次創作」文化に親しんできたと前置きしつつ、AIによる肖像権や著作権の侵害、ディープフェイクの危険性に警鐘を鳴らした。この投稿は、多くのネットユーザーから「よくぞ言ってくれた」「的確な問題提起だ」と称賛され、彼女が現代のテクノロジーがもたらす課題に真摯に向き合っていることを印象付けた。

AIを使い私の画像を作ったり加工したり出力したりするのを度々見かけます。悪意が無いのは分かるのであえて否定することはしてこなかったのですが、全く肯定的ではありません。AIによって着たくない服を着せられるのも不愉快ですし、事実ではない画像や発言を作られる事に対して危機感を抱いています。

出典: 小野田紀美氏 公式Xアカウント

動画で伝える「本気」

小野田氏はYouTubeも積極的に活用している。選挙期間中に公開された動画では、有権者の「何とかしてほしい」という切実な思いを受け止め、「戦う力を小野田紀美に与えてください！」と力強く訴えかける姿が収められている。こうした動画は、彼女の情熱と「国民のために働く」という覚悟をダイレクトに伝え、多くの人々の心を動かした。

「正直者が報われる世の中」へ

彼女が掲げる政策の柱は明快だ。「正直者が報われる世の中に」というスローガンのもと、不法滞在や不正受給といった「不法行為の撲滅」を強く訴える。 また、防衛大臣政務官などを歴任した経験から、外交・安全保障分野を得意とし、一貫して国防力の強化を主張してきた。

一方で、養育費不払い問題など、子供の貧困対策にも熱心に取り組む。 国民の身近な問題から国家の安全保障まで、幅広い政策課題に真正面から向き合う姿勢が、党派を超えた信頼につながっている。

期待と注目のこれから

「彼女の鋼の信念に会場は燃えました」。これは、凶弾に倒れる前日の安倍晋三元首相が、応援演説に立った小野田氏についてXに投稿した最後の言葉の一つである。 安倍氏の遺志を継ぐとも言われる彼女の入閣に、ネット上では「最高の人事」「期待しかない」といった声が殺到した。

異例の抜擢という大きな期待を背負い、経済安全保障、そして外国人政策という国の根幹に関わる重要課題に挑む小野田氏。その「正直」で「ぶれない」姿勢が、混迷する日本政治にどのような変化をもたらすのか。国民の厳しい、そして温かい視線が注がれている。

[文/構成 by MEDIA DOGS編集部]