高円寺といえば、古着屋さんや個性的なカフェが立ち並ぶ、散策が楽しい街。そんな高円寺の駅南口から歩いてわずか2分、賑やかな商店街のすぐそばに、驚くほど静かで魅力的な空間が広がっているのをご存知でしたか?
それが今回ご紹介する「高円寺氷川神社」と、その境内にある日本で唯一の「気象神社」です。
先日、カフェ巡りの途中でふと立ち寄ってみたのですが、想像以上に奥深く、心を惹かれる場所でした。
この記事では、私が実際に体験して感じた魅力や見どころを、余すところなくお伝えします!
高円寺氷川神社ってどんな場所?
まずは、この神社がどんな場所なのか、基本情報からご紹介しますね。
駅徒歩2分の好アクセス!
高円寺氷川神社は、JR中央線・総武線の高円寺駅南口からなんと徒歩約2分という抜群の立地にあります。カフェやお店が並ぶ一角に、すっと現れる鳥居が目印。

このアクセスの良さが、散策の途中に気軽に立ち寄れる嬉しいポイントです。

お水の上に花が浮かんでいるのが印象的でした
「花手水」というそうで、参拝時期によってお花の種類が変わるそうです。
創建は鎌倉時代?歴史ある高円寺の鎮守様
創建の時期には諸説ありますが、一説には鎌倉時代の1189年、源頼朝が奥州征伐の際に家臣に命じて建てさせたと伝えられています。ご祭神は、神話で八岐大蛇(やまたのおろち)を退治したことで知られる素盞嗚尊(すさのおのみこと)です。

第二次世界大戦の戦災で社殿が焼失しましたが、現在の社殿は1971年(昭和46年)に再建されたもの。モダンな造りの中にも、長い歴史を乗り越えてきた風格が感じられます。
最大の見どころ!日本唯一の「気象神社」
そして、この神社を特別なものにしているのが、境内にある日本で唯一の「気象神社」の存在です。
気象神社はとても人気のスポットで、天気が商売に直結する人や、気象予報士試験に挑む受験生、イベントを成功させたい人たちが願掛けに訪れます。

気象神社への参道があります。


首にかけている飾りは時期によって変わるようです。
もともとは1944年(昭和19年)、旧陸軍気象部(現在の高円寺北4丁目あたり)の構内に、気象観測員の心の拠り所として造営されたものだそう。
戦後、取り壊される運命にありましたが、調査漏れによって奇跡的に残り、1948年(昭和23年)にこの氷川神社へ移されました。なんともドラマチックな歴史ですよね。
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