398円の価値はある?ファミマ『安食ロール』を徹底レビュー

さて、ここからが本題です。期待と少しの疑念を胸に、いよいよ実食。その全貌をレポートします!
開封の儀!想像を裏切るサイズ感と、甘美な香り
まず手に取って驚いたのが、そのサイズ感。「えっ、こんなに小さいんだ!」というのが率直な第一印象。勝手に一般的なロールケーキ一切れ分くらいの大きさを想像していたので、少し拍子抜けしました。2個入りで約400円、つまり1個あたり約200円。コンビニスイーツとしては、かなり強気な価格設定です。

しかし、そんな小さな不安は袋を開けた瞬間に吹き飛びました。ふわっと立ち上る、まるで高級なカステラのような甘く芳醇な香り…!これはただ者ではない、と確信しました。
見てください、この美しい黄色の生地!

写真でも伝わるでしょうか、このきめ細やかさ。そしてクリームの中には、カスタードの証である黒い粒々(バニラビーンズ)もしっかり見えます。

食べる前から期待が最高潮に高まります!
いざ実食!口の中でほどける、生地とクリームの協演
そのままパクッと口に入れると、驚くほど優しく切れていきます。
一口、口に運ぶと…「ん?消えた?」。まさにそんな感覚。スポンジ生地は、ふわっふわでありながら、しっとりとした弾力も持ち合わせています。そして、口に入れた瞬間に、すーっと溶けていくような優しい口どけ…。これは本当にすごいです。

安食シェフが「生地が命」と語る通り、卵とはちみつの風味がしっかりと感じられる、生地そのものが主役のロールケーキです。
そして、その主役を引き立てるクリームがまた絶品。北海道産生クリームを使ったホイップは、ミルクの風味が豊かで後味はすっきり。中心部のカスタードクリームは、濃厚で上品なコクをプラスしてくれます。この二つのクリームと生地が三位一体となり、口の中で完璧なハーモニーを奏でるのです。「これ、デパ地下のケーキ屋さんに並んでいても分からないかも…」本気でそう思いました。
細やかな配慮に感動!食べやすさも満点
味以外にも感動したポイントがあります。それは、ケーキが一つひとつフィルムで丁寧に仕切られていること。

これなら、フォークがない場面でも手を汚さずにスマートに食べられます。この細やかな配慮、ポイント高いです!
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