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Netflix発新ユニット”ROIROM”とは?タイプロ出身メンバーを徹底分析

ROIROMの未来を占う3つの鍵

ROIROMの成功は、単なる個人の人気だけでは説明できない。そこには、現代のエンターテインメントを取り巻く3つの重要な要素が絡み合っている。

① ストーリー性の力

オーディション番組は、参加者の成長や葛藤を描く壮大な人間ドラマだ。視聴者はデビューを掴んだ勝者だけでなく、夢破れた参加者にも強く感情移入する。

浜川と本多が番組内で見せた涙や友情は、視聴者に深い愛着を抱かせた。この「物語」の続きを求めるファンの想いが、ROIROMという新たな物語に直結している。

彼らの存在そのものが、タイプロという物語のスピンオフであり、本編と同じ、あるいはそれ以上の熱量を持つコンテンツとなり得るのだ。

② プラットフォームの力

番組が配信されたNetflixは、世界190カ国以上で視聴可能な巨大プラットフォームである。これにより、タイプロは国内だけでなく、国際的なファンを獲得した。

国境を越えてリアルタイムで熱狂が共有され、SNSを通じて瞬時に拡散されるこのプラットフォームの力がなければ、ファンの声がこれほど大きなムーブメントになることは難しかっただろう。テレビ局主導のオーディション番組とは異なる、グローバルでオープンな環境がROIROMを生んだ土壌となった。

③ 時代の要請

ROIROMの登場は、日本の男性アイドル市場が大きな変革期にあるタイミングと重なる。旧ジャニーズ事務所の構造が揺らぎ、新たなスターの創出が業界全体の課題となっていた中で、確かな実力とストーリー性を兼ね備えた彼らは、新しい時代のアイドル像を求めるファンの受け皿となった。

閉鎖的だった構造が変わり、多様な才能が世に出るチャンスが生まれている今、ROIROMは、まさにこの「時代の流れを象徴する存在」と言えるかもしれない。

時代の象徴としてのROIROM

ROIROMの物語は、選ばれなかった者が「敗者」として消えていくという、従来のオーディション番組の定石を覆した。ファンの熱意が可視化され、プラットフォームがそれを後押しし、時代の変化が彼らを求めた。

浜川路己と本多大夢の2人がこれからどのような音楽を届け、どのような景色を見せてくれるのか。彼らの挑戦は、日本のエンターテインメントの未来を占う、ひとつの試金石となるだろう。

ROIROMのプロフィール

写真左:本多大夢(ほんだ ひろむ)

生年月日: 2000年7月10日
出身地: 神奈川県
血液型: B型
身長: 175cm
特技: 猫の豆知識、一発ギャグ

作詞作曲やギター演奏を得意とするなど、アーティストとしての才能を広く持つ。そのユニークな特技も、ファンにとっては魅力の一つ。

写真右:浜川路己(はまがわ ろい)

生年月日: 2006年1月3日
出身地: 沖縄県
血液型: A型
身長: 175cm
特技: 水の早飲み

幼い頃から歌とダンスに親しみ、韓国での練習生生活も経験するなど、才能と努力を積み重ねてきた実力派。その甘い歌声とパフォーマンスで、多くのファンを魅了。

[文/構成 by MEDIA DOGS編集部]

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