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佐藤健主演『グラスハート』—TENBLANKは1年以上の猛練習から生まれた“リアルバンド”だった

心を揺さぶるパフォーマンスと楽曲

TENBLANKの魅力は、そのリアルなパフォーマンスと楽曲のクオリティにある。ドラマ配信翌日の8月1日には、デビューアルバム『Glass Heart』が実際にリリースされた。特筆すべきは、RADWIMPSの野田洋次郎をはじめとする豪華ミュージシャンが楽曲を提供している点だ。虚構の物語から生まれた音楽が、現実の音楽シーンでも高い評価を獲得している。

特に、劇中のライブシーンは圧巻の一言。5,000人以上のエキストラが参加したという撮影では、キャストたちの熱演が会場を本物のライブハウスへと変えた。収録曲「旋律と結晶」はSpotifyのバイラルチャートで日本のみならず台湾や香港でも1位を獲得し、その人気が国境を越えていることを証明した。

メイキング映像『TENBLANKの軌跡』

公開されたメイキング映像では、キャスト陣の苦悩と成長の過程が克明に記録されている。

業界とファンを巻き込む熱狂

この前代未聞のプロジェクトに対する反響は、視聴者だけにとどまらない。ミュージシャンの布袋寅泰は「TENBLANKというバンドが本当に存在していると錯覚してしまうほど演奏の再現も非常にクオリティが高い」と絶賛。ファンからは「バンド版『国宝』」との声も上がるなど、その熱量は社会現象となりつつある。

また、SNS上では芸人の狩野英孝が自身のバンドでTENBLANKの楽曲を再現するなど、様々な形でムーブメントが広がっている。雑誌メディアもこの動きを敏感に察知し、『anan』や『NYLON JAPAN』がTENBLANKとして特集を組み、表紙に起用。彼らが単なるドラマの登場人物ではなく、一つのカルチャーアイコンとして受け入れられていることを示している。

エンターテインメントの新たな挑戦

『グラスハート』とTENBLANKの成功は、物語と現実が交錯する新しいエンターテインメントの可能性を切り開いた。佐藤健をはじめとするキャストとスタッフの本気の挑戦が、作品に圧倒的なリアリティと熱量を与え、国境を越えて人々の心を掴んでいる。彼らの物語はまだ終わらない。2025年10月には、ぴあアリーナMMでの一夜限りのライブも決定しており、TENBLANKの“リアル”な活動は、これからも続いていく。

[文/構成 by MEDIA DOGS編集部]

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