MEDIA DOGS

「深夜でも3時間待ち」台湾で『鬼滅の刃 無限城編』が社会現象級の大ヒット、前作を50%上回る驚異的興収

C)吾峠呼世晴/集英社・アニプレックス・ufotable

日本のアニメ映画『劇場版「鬼滅の刃」無限城編 第一章 猗窩座再来』が、台湾で社会現象ともいえる熱狂を巻き起こしている。8月8日の公開からわずか3日間で興行収入は1億7000万台湾ドル(約8億4000万円)を突破。これは前作『無限列車編』をこえる勢いであり、日本アニメが台湾で築いてきた人気の新たな金字塔となりそうだ。「鬼滅の刃」公式ポータルサイト

驚異的な滑り出し、前作超えのオープニング興収

台湾における『無限城編』のスタートダッシュは、まさに記録的であった。公開初週末(8月8日~10日)の3日間で興行収入は1億7600万台湾ドル(約8億4000万円)に達し、2020年に台湾のアニメ映画初動歴代1位を記録した『無限列車編』を50%も上回る数字を叩き出した。観客動員数も同期間で55万人を超え、その勢いはとどまるところを知らない。

このオープニング興収は、台湾の歴代映画史上で5位にランクインする。その前後を『アベンジャーズ』シリーズや『ワイルド・スピード』シリーズといったハリウッドの超大作が固めていることからも、今回の『鬼滅の刃』が単なるアニメファンの枠を超え、いかに広範な観客層を巻き込む一大エンターテインメントとして受け入れられているかがうかがえる。

深夜に行列、SNSを席巻する現地の熱狂

この熱狂は、数字だけに表れているわけではない。8月8日深夜0時からの最速上映では、多くの映画館にファンが殺到。平日の深夜にもかかわらず、チケットを求める人々でごった返す様子が現地メディアによって報じられた。

SNS上では「炭治郎のためにもう一度泣く準備ができている」といった熱い感想が飛び交い、ファンは作品への思いを共有している。さらに、台湾限定で配布されているレーザー加工が施されたキラキラ仕様の入場者特典カードは、そのクオリティの高さから日本のファンの間でも「羨ましい」「欲しい」と大きな話題を呼んでいる。

台湾のテレビ局が報じた深夜上映の様子。ファンの熱気が伝わってくる。(引用元: 民視新聞YouTubeチャンネル)

なぜ台湾でこれほど愛されるのか?

コメントはこちら

*
*
* (公開されません)

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)

Return Top